【22日目】note千日回峰行 根源
「善悪の根源は何か」
「物質至上主義が善悪の根源である」
「物質至上主義の根源は何か」
「欲望である」
「欲望の根源は何か」
「偽りの自己である」
「偽りの自己の根源は何か」
「無知である」
「無知の根源は何か」
「空である」
「空の根源は何か」
「空にどんな根源があろうか。よって,あらゆるものは空から生ずるのである」<維摩経>
多くの現代に生きる人は物事に対して、ここまで深く掘り下げた事はあるでしょうか。
少なくとも、私の記憶にはなく、むしろ正確には考える前に調べて終わる事が多いように感じます。
IT技術の進化は人類の文明発展に大きく貢献している一方で
人類から考えを深める力を奪っているとも捉えられます。
そう考えると、孫氏やニュートンなどの偉人は1つの物事などに対して
より深く考えを巡らせていたのかもしれません。
「自らで考える」と言うより、むしろ
「自らの考えの正解を調べる」
と言う方が現代人に取っては多くあてはまるのではないでしょうか。
そしてそれを証明すべく
各々の成功ですら、お金で換算しようとする傍迷惑な思考もまた
現代人の特徴の1つのように思います。
私たちは
「物質至上主義の根源」が「空」である事に気付かなければ
際限のない欲望に囚われたまま、現世を終えていくのかもしれません。
2020年6月25日 24:43
1人では何もできないからこそ、人の助けが身に沁みます。