一流の人、結果が出ない人
東京オリンピック2020が、コロナの影響で一年遅れで開催。反対する日本国民が多い中、選手の思いを優先したのか強行開催に至った。
私はフルマラソンを16回、100キロマラソンを8回、トライアスロンを25回完走したアスリートであり、今も現役です。やはり「練習したのに大会がない」ことは力を発揮できず、選手にとっては残念なことです。
また、「中止」ではなく「延期」という点が諦めきれないいやらしい表現ですよね。モチベーションを一年延期されるなんて、走り幅跳びの踏み込み位置が固定されていないようなものです。
ただ、延期になっても昨年で区切りと考えていた選手も多いようです。今年は2月の青梅マラソンが中止ではなく、来年に延期。
5月の野辺山100キロ、8月の富士登山駅伝は中止が決まっており、毎年出場していた私を含め多くのランナーはがっかりであり、昨年に続き我慢の一年になったことでしょう。
ただ「今は動き出す時ではない」と頭を切り替えれば、練習時間が増えて好都合の人もいることでしょう。
スポーツに限らず、勉強も仕事も「今はタイミングが悪い」「今年の受験は無理かも」と思う時があります。そのスポーツのタイミングが昨年だったのかもしれません。
開催国として日本の金メダルが徐々に増えてきている一方で、テレビ中継されるのは野球、サッカー、ソフトボール、競泳に柔道。「メダルが期待される種目」というメディアの定番の表現があるが、では期待されていない種目の選手はどうなのかとつい思ってしまう。
私は福岡国際マラソンの参加資格まで、あと10分ほど届いていなくて参加出来ない。総合資格学院に建築士の1級と2級のどちらの講座を受講しても、筆記試験では絣もしない点数。いくつ転職を繰り返しても、やがては窓際族のような期待されない立ち位置になる。
「そのような挑戦意欲はあるものの、結果が出ない」という人生を歩んできた。ただ、「目標も挑戦もしないで、失敗した人を笑う人間」にはなりたくなかったし、なったら終わりだと思っていた。
「本当の勝者は、挑戦もせずに笑う者よりも、笑われても挑戦する者」
歌手・中島みゆきさんの名曲「ファイト」だったか、そんな歌詞があった気がする。どんな時代になっても、優れていない人ほど人を笑って見下すネタを探しているものです。そのような人は、自分の実力のなさを実感しつつ人を見下すことで優越感に浸りたいだけです。
そういう人は、一生人を笑って楽しみ、自分が笑われると怒り出す・・・。そういう器の小さい人生を送るしかないのです。
「日本代表選考会」「○年度採用試験」「国家資格○○・筆記試験」人を評価する試験や本番は世の中に溢れている。目標を持つ者の通過点ではあるが、そこで落選、不合格になったとはいえ、人格まで否定されて人生が終わったわけではない。
私は実力はないのに、野心は大きい「下手の横好き」タイプは中学生の時からの癖です。前向きに言えば「夢は大きく」といった形だが、やはり実現できないと落胆するもの。
中学と高校の受験は小学6年と、中学3年の時にしかチャンスはないが、年齢制限がない限り資格試験などの受験は無限に可能性がある。
よく聞く言葉では「やるか、やらないか」の違いです。チャンスがある限り、あなたは何を挑戦するだろうか?目標に向かって努力する姿は素晴らしいものです。
一緒に目標に向かって語り合いましょう。