看護師がなぜ副業するのか。
動画クリエーター×主婦×看護師 上原理恵子です。
おたんこナースの高橋奈央子さんのアンケートの結果によると
医療従事者で副業に興味のある人は何と80%!!
安定している職業と思われがちですが、
私はある意味安定していないと思っており、
批判もあるかと思いますが、一個人としての意見であるため、
寛大な心で読んでいただきたいと思います。
看護師10年目の給料
私は夜勤は3交代制で、小さな子供がいるので、夜勤は4回(深夜のみ)行っています。それで給料は26万ほど。(北海道の場合は、寒冷地手当いわゆる燃料手当があるため、冬期間は少し給料が高い)
でも夜勤をやらなければ20万前半の給料です。
看護師の給料は「寝たきり賃金」と言われていて、
出産、子育てを期に退職をするケース
退職を繰り返しているケースが多いため、
年数を重ねても給料が伸びてかないという理由と、
給与体系にもよりますが
年齢を重ねれば重ねるほど給料は増えない傾向にあります。
(当院の場合。)
それはさておき、
「やっぱり看護師は給料が高い」という人もいれば、
「安い」という人もいるでしょう。
感じ方はそれぞれだと思いますが、
命を預かっている重みがこの給料でいいのかと思う時はあります。
日々人工呼吸器や危険な薬剤を扱うたび、
緊張と隣合わせで、自分だけでなく周囲にも気を配りながら働く。
だんだんと疲れてきます。
給料が安くても、命の責任がないほうがいいと思ったことは多々あります。
私が副業(福業)を始めた理由
医療の世界はこれから病院から在宅医療へと移行をしようとしています。
その影響で、病床数の削減、つまり病院がなくなっていくことが起きています。
そんななか、ふと思いました。
「病院がなくなったら、私は自分の力だけで稼ぐことができない」
いくら看護師が「手に職」をもっている職業だとしても、
病院(在宅医療は抜きにしても)がないと
何も役立たない人間だと感じたのです。
ほかにも、自分は看護師に向いていないとずっと思っていました。
患者さんのことは大好きですし、看護はとても素晴らしい仕事だと思います。
しかし、患者様の急変時の恐怖であったり、
命を扱う職業であるにも関わらず、自分の健康はないがしろにしている今の看護の現状に疑問を抱かざるをえませんでした。
自分が本当にしたいことは何か。
そのことに向き合ったとき、
もっと人に喜ばれる仕事がしたいし、
人が元気になっていくためのお手伝いがしたいと思いました。
(私の病院は特殊なため、一般の病院とは少し違います。)
私は昔からモノを作るのが大好きでした。
人から喜ばれる仕事、モノづくりの仕事、両方の魅力がある
動画編集と出会い、
すぐにのめりこんでいきました。
副業を進めるわけではありません。
動画編集や副業をどんどんやっていこうと進めているわけではありません。
ただ、いつ、どうなってもいいように、
備えることは必要だと思います。
それは看護師といえども。
コロナに懸命に対応されている医療従事者の皆様に敬意を表します。