【atマーケティングコラム】文科省の2040年未来図と、経産省の2050年未来人財ビジョンから考える
先日、日本総研の方の話を聞く機会がありました。
そこでは、ビジネスの先を見通す力をつける
様々なことを教えていただきました。
中でも私が特に心に残ったことを
皆さまにもおすそ分けしますね。
これから重要になるのは
「バックキャスト×強制発想で考える」こと。
私が若い時は、経験値の高い先輩は絶対的で、
テキパキ仕事をこなす姿に憧れたものです。
が、それは変化のスピードが遅かったからです。
例えばテレビや電話は、発明から普及するまでに
30年以上かかっています。
ところが、携帯電話は15年、インターネット7年、
VUCA(ブーカ)の時代と言われる今は、
さらに短いスパンでものごとが動いています。
※VUCAとは、
目まぐるしく変転する予測困難な状況を意味します。
・Volatility(変動性)
・Uncertainty(不確実性)
・Complexity(複雑性)
・Ambiguity(曖昧性) の頭文字を取ったもの
こうなると、昔のやり方を模倣していては
ビジネスの発展は見込めません。
常に先を見て兆しをキャッチし、
「未来を見立てる」「変革後の自社の姿を描く」
バックキャストの力がとても重要になります。
さらには、無理やりにでもバイアスを取り除き
自由に想定外の発想をしていく必要があります。
何しろ、誰も正解が分からない世界ですから。
そして、未来を見立てるための材料となる
面白い資料を教えていただきました。
https://www.mext.go.jp/kids/find/kagaku/mext_0002_00001.html
文科省、科学技術・学術政策研究所が発表した
2040年の未来図です。
「子ども向けのSFの世界か」などと言っている場合ではありません。
これは専門家5千5百人の頭脳を集めて予測した
かなり現実的な未来だそうですから。
それにしても驚きますよね、
離れていても同じ体験ができたり、
食べ物がプリンターでできたり、
同僚がロボットだったり、、、、
そして、もう英語の勉強しなくていいなと
思った人は、私だけでないはず・笑
さて、ここから逆算して、
御社は今からどこに向かいますか?
今ある御社の資産は、この未来にも通用しますか?
15年はあっと言う間です。
(東日本大震災から、もう13年経ちました)
今から準備しておくことはとても大切です。
もうひとつ、ご紹介したい資料がこちら
経産省が発表した「2050年 未来人材ビジョン」
https://data.wingarc.com/mirai-jinzai-vison-44210
「56の能力等に対する需要」部分です
現在は「注意深さ・ミスがないこと」「責任感・まじめさ」が重視されていますが、
将来は「問題発見力」「的確な予測」「革新性」が一層求められる、というものです。
採用時の指針、子ども教育などでも、
ぜひ意識してみてくださいね。
御社のことを考える時、
壁打ち相手が必要な時はお知らせください。
一緒にオモロイ未来を描きましょう。
https://office-at.biz/consulting/#web
※年度が変わり少し余裕ができましたので
遠慮なくお問合せ下さい!
ところで今日のネタは、
「女性の実学塾」の講義で学んだものです。
国内トップクラスの事業家、研究者から
経営視点の深い学びを得ることができます。
https://www.j-jitsugaku.org/honka
ただ今、第6期の受講生を募集しています。
<卒業生の声>
「自分がいかに担当者視点だったか気付いた」
「経営って面白い!」
「社外の色んな意見が聞けて有意義」
「社長を見る目が変わりました」
ぜひご関心をお寄せください。
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