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【atマーケティングコラム】世界人口1/3・Z世代の心を掴む8つのキーワード

先日、息子が「18歳成人の日」を迎えました。
18歳成人は、112万人。
若者減少は進んでいますが、彼らZ世代パワーは面白く
この世代の良さを育てていくのが大人世代の役目だなと思いますね。

Z世代は、1990年半ば~2010年代生まれ。
「真のデジタルネイティブ」とも言われます。

日本では人口の約14%なのですが、世界では人口のおよそ1/3を占め、
2031年までにZ世代の収入が世界の1/4以上に達すると言われています。
一方で、従来のマーケティングや広告戦略が通用しないと懸念されていることもあり
マーケティング的にも注目される世代なのです。

そこで、Z世代へのコミュニケーション施策を考える際
押さえておきたいキーワードをいくつかあげてみました。

・自分の価値観
・サステナブル
・ニュートラルなジェンダー観
・好きへのタイパ・好きなものを好きなときに
・人間味・自然さ
・チル
・エモい・ノスタルジー
・推し活

身近なわが家のZ世代3人を観察しても、そうそう!と思いますね♪

Z世代は買い物する際、「自分の価値観に合っているか」を重視します。
デザインだけでなく、その企業がどのような活動をしているかも選ぶ理由になるのが特徴的なところです。
サステナブル、ニュートラルなジェンダー観、社会問題への取り組みなど
企業の活動への共感も大きなポイントになります。
これは、買い物だけでなく、就活にも同じことがいえます。

自分の好き嫌いに正直で、情報選択にシビアです。
例えばSNSでは、興味の有無を一瞬で判断し、気になった投稿だけ見ます。
見る場合も、とりあえず保存する、2倍速で見るなど、方法も使い分けていて
有益な情報、「好きな情報へのタイパ」を重視します。
ですから、企業側からの情報の場合、強要感を感じてしまうと即アウト!
彼らが面白いと思う情報を提供できるかどうかがカギなります。

インフルエンサーへの共感ポイントも、XY世代とは違います。
彼らは「キラキラ憧れ」よりも、「人間味のある自然さ」に惹かれるようです。
わが家のZ世代たちからも、好きなYouTuberを教えてもらうことがあるのですが
「え? キラキラなし(むしろダラダラ)のこれ?」と、最初は戸惑っていました。笑
アイドルのYouTubeでも、メンバー同士でわちゃわちゃな日常の映像が
「仲良さそう」と人気を後押ししているようです。

そして、好まれる世界観のキーワードが
「チル」「エモい」「ノスタルジー」 です。
コロナ禍ほか様々な不安が渦巻く中、Z世代は居心地のいい「チル=のんびり」を好む傾向にあります。
また、美しいものや懐かしいもの(ノスタルジー)で心動かされる「エモい」を好みます。
ですから、「おじいちゃん、おばあちゃんの洋服」は、子世代を通り越して孫世代へ。
孫世代にとっては、品質のいいオシャレアイテムとなっています。
また「すずめの戸締まり」などの人気アニメ映画に共通するのが、美しいエモさとノスタルジーです。
これらを兼ね備えているのがヒットの要因に1つと言えるのではないでしょうか。

そして最後に、推し活です。
ある調査では、Z世代の8割以上が「推しがいる」結果が出ています。
https://dime.jp/genre/1199004/
日頃からマンガに親しみ、キャラや作品への思い入れが強いようです。

駆け足でご紹介しましたが、これらのキーワードを
Z世代向けの商品・サービス、採用、マネジメントなど
価値観の理解や、コミュニケーション施策に、ぜひ取り入れてみてください!