趣味のハンドメイドが仕事になるまで④〜新しい委託ショップ〜
ブログを見て
他のハンドメイド好きの方たちと同様にブログに自分が作った洋服を載せていました。
それを見たショップオーナーが「縫い子さんを探している」と声をかけてくれました。
その頃の私は、子育てしながらだとなかなか数もこなせないし、縫い子さんなんて縫製のプロでもないのに無理だ、と断りました。
「でも、ちょっとサンプルを送ってみて。それで決めるから」と。
そしてサンプルを送ってみたら、okがもらえました。
今までとは違うショップ
話を聞いてみると、今までの委託ショップとは全く違いました。
だいたい委託ショップというと、材料は作家が揃えて洋服等を作り、ショップに置いてもらい、売れたら売上から委託料(だいたい2〜3割)を引いたものを振り込んでくれる、という感じです。
今回のショップは作家がサンプルを作って送りお店に展示しておき、お客さんが好みのサンプルと布も選び、それを送ってもらい、こちらは本当に縫うだけで縫い賃のみをもらうというシステムでした。
デザインと生地を選ぶセミオーダーのようなショップだったのです。
ショップからの要望
セミオーダーに近いものなので、色々なアレンジを求められました。
もともとは私のサイズ、Lサイズで作っていたので、サンプルもLサイズのものを送りました。
お客様からの要望で、もう少し身頃を大きくして欲しい、腕周りがきついのでゆとりを持たせてほしい、丈をワンピース丈にしてほしい、ポケットをつけて欲しい、スリットを入れて欲しい、などなど…
この抽象的な要望をショップオーナーさんが具体的に指示してくださいました。
ウエスト周りを4センチ大きくする、脇を2センチ下げる、丈はプラス30センチ、など。
時には電話で直接話しながら、作業を進めました。
自分なら、つい面倒で省きがちはポケットも仕事とあれば真剣に取り組んだので、やり慣れたし、綺麗にできるようになり、色々と勉強になりました。