007 NO TIME TO DIE

※ネタバレあり!

正直観る気はなかった、長野グランドシネマってところはなぜか観る気が起きないんだ

僕は長野ロキシーといういつ潰れてもおかしく無さそうなそこまで話題にならない映画好きが好みそうな映画を上映する映画館を好んでいる
おそらくそれは自分が映画に詳しくてマニアックでそこいらの人とは違うのだよという優越感に浸りたいからだと思う
人間としてひん曲がっているけどそれはそれで良いよね

なぜ見に行くことにしたのかというと少し前に知り合った女の子が007の新作を観に行くと言っていたのを思い出したから、多分それが無かったら長野ロキシーでアナザーラウンドという映画を観ていただろう

007はスカイフォールしか見たことがなくてその内容もまともに覚えていなかった
まあアクションなんて中身がないから大丈夫だろうなんて思ってチケット予約

入場のスタッフの後ろにアルコール消毒のボトルが並べられていたけど僕の前に並んでた人は誰1人消毒していなくて、僕が消毒した後からみんなするようになって俺が流れを作ったぞと少しドヤったのはここだけの話

そして入場してみてビックリしたのはその客層
インターネット予約の時点では1/8くらいしか埋まってなかったけど実際は年配の方が半数以上で席は半分近く埋まっていた
なるほどネットで予約しない世代が多い歴史のある007ならではだなと納得してしまった

さて本編は最初からガンアクションカーアクションとド派手にファッショナブルにぶちかましてくれて最高の一言
もうこの時点で爽快で元取れたなって思ってたところでオープニングが始まるというね、もうカッコ良すぎた!
ビリーアイリッシュが歌う重く切ないメロディが007の世界観を作り出しているようで引き込まれたな

まあここからは本編で何やかんやあるわけなんだけどとりあえず言いたい今回のボンドガールのアナ・デ・アルマちゃんがめっちゃ可愛い!!!
ベッ◯キーをセクシーにして縦に伸ばして可愛さと綺麗さを5割増したような圧倒的美
そのルックスでお茶目でドジっ子なキャラクターなんだから最高でしかないよね?
登場時間はかなり短いけどその圧倒的な存在感で前半に花を添えてくれた、全編にわたって出演したらアナちゃんの映画になっちゃうのではないかと思うくらい凄かった

物語は後半になって少し脚本が弱いと感じがした、悪役の動機となぜそれほどまでの悪としてのカリスマを持っていたかが理解できなかった
そこはアクションとボンドのカッコ良さがメインで引き立て役としていただけの思っておこう

言わずもがなボンドはカッコいい
昔の007を見ていない僕にとってダニエルクレイグのボンドがオリジナルのボンド
今回は前作のボンドガールとの子供が登場するのでアナちゃんの登場は短めだったのだなと今これを認めながら気付いた
パパとして子供に未来を残すという形で最後に最高のカッコ良さを見せつけてくれた
これ以上の理想の死に方があろうか?

人間一度は誰かを助けてカッコよく死にたいと妄想するものだ
きっとそれは自分がヒーローであり、間違いなく正義の人間だと自分を全肯定できる瞬間

今まで大切なものを失い葛藤を重ね戦い続けたボンドがやっとその呪縛から解放された
この終わり方できっと良かったんだと思う

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