第三の目~松果体の呼吸
少年Eが自分の体の異変に気付きはじめた、もう一つのサインは、
これも8歳の頃だろうか、友達と遊びながら、はしゃいでいると、
ひたいの真ん中の奥の方から、何かが息づいて来るような、
妙な感覚に気付くようになった事である。
ジンジン、ギンギンと疼き、あたかもそこに心臓があり、
まるで呼吸しているような…
そう、これは、まさに息づいているって感覚が合ってるかもしれない。
あるいは…今風に言えば活性化しているっていう感じだろうか。
とにかく、うまく表現は出来ないけど、
ウルトラマンのカラータイマーのようなものが、
ひたいの真ん中にあって、
ドクンドクンと一定のリズムを刻んで、
何かを知らせるて来るような不思議な感覚だった。
これは今でも頻繁に起こる。
特に瞑想(マインドフルネス)や自分に集中してる時など顕著に表れる。
あの頃は、この感覚が大の苦手で嫌いであった。
❛動く壁❜と同じで、
あぁまたあの嫌な感覚が自分の中で起こってきた…
どうしょうっていう、不安な思いでいっぱいで、
自分はどこかおかしいんだろうかと、
何年もの間一人で悩んだりしたものだった。
実は後々、
この部位が身体の重要な役目を果たしている松果体の事で、
今のように第3の目といわれ、
そのサインは、松果体が活性化している重要な事だと
少年Eがわかるまでには、
まだ多くの試行錯誤が待ち構えていた。
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