週4日勤務にしたきっかけ
わたしはこれまで、大学を卒業した年から契約社員→正社員→正社員→と週5日フルタイム、子が生まれてからは産育休を2度挟みながら週5日時短勤務で働いてきました。
ちょうど上の子が小1になるころに、「小1の壁」を感じて働き方、どうにかならないかと当時思い悩みました。時短勤務の正社員で働いていて11年目のことでした。
小1の壁は実際どうだったのか
時短勤務と長年勤務による有休がたんまりとあれば重点的に有休を消化する「押さえどき」を押さえれば、結果として小1の壁を越えることはできたのです。
なぜなら、学童保育があったから。
学校が終わった後の居場所と、何より長期休暇の時の居場所が確保されていたこと、これは大きいです。習い事があるなら決まった時間に、宿題が出ているなら少なくとも大人からの声かけはしてもらえました。
それでも週4日勤務をトライしてみたかった理由とは、、、
親との関わりは量より質、と信じてきたが
学習の進みを見られなかった
宿題をすることへの声かけは家に帰ってからできましたが、どこが出来ていなくて、どんな思考の癖があるのか。1日の学習の振り返りをして、出来なかった部分と躓きを感じた部分のフォローアップ、ここまでは手が回りませんでした。
専業家庭との差を感じた
例えば学校で行う行事の手伝い、子どもが没頭したいことへの手伝い、長期休みの宿題の深さ、時間をかけてコミュニケーションしていくことが必要な場面が予想以上にたくさんありました。時間さえあれば、子どもの思考に合わせて、適切なアドバイスをしながら進めていけるかもしれないということを感じました。
また、日常の基本的なしつけ、振る舞い、マナー。親とは限りませんが大人と出かけることでその場その場で指摘できること、どうしても事後の指導になってしまうことがあり、圧倒的な差を感じました。
事後になってもいいから、と、お友達のお宅にお邪魔する時の挨拶、マナー、振る舞いは何度も教え、長子、だいぶマシになってきました。
学校に関われば関わるほど喜んだ
もともと、子どもが育つ場所には関心があって、関わっていきたいという気持ちがあるので、保育園も小学校も行事ごとには参加するようにしています。
小さい頃から母も仕事をしている、と分かっていれば子どもなりに仕事で行事に来られないこともある、ということも理解しようとしてくれます。
時間がないから、行事はスキップ、としがちですが、我が家では「明日〇〇があるけど、お母さんは来る?」と2年生くらいから聞かれるようになりました。もちろん行かれないこともありますが、がっかりされます。
保育園時代は行事に保護者が来るも来ないも仕事の状況では仕方がない、という空気がありましたが、小学校では、保護者が行ける機会があれば、行かないとがっかりされるものです。周りを見渡すとお友達の親御さんは来ているものですからね。周りの文化が変わりすぎるのです。
行事に参加する時間と精神的な余裕が欲しかった
週に1日のお休みを小学校の行事に振り当てて、なるべく毎回参加するようにしています。
子どもが躓いて困っている場面を観察して、うまく解決ができるように話をできる精神的な余裕を持てるようにしています。
潤沢に有休が使える環境であればまた考え直す
長子が小4を迎えるにあたって働き方をシフトしたく転職してしまったので、勤続15年!有休40日!の生活で無くなってしまったので、週4日の契約でスタートしていますが、もし有休が潤沢に取れる環境にあれば、問題ないかもしれません。
転職してすぐの有休なし期間が考えもの
よほど優遇されている会社でなければ入社半年間してようやく有休10日が付くレベルが一般的です。子どもが複数いれば、お熱や体調不良ですぐに休みが吹っ飛んでしまいます。
人材の流動性!活用!を謳うのはいいのですが、子持ちにとって有休はほぼ子どもにかけられる時間になります。有休がないのはワーキングマザーにとって死活問題です。もしくは、無給でもいいからと、職場と交渉すればいいのかもしれませんね。わたしはチキンハートなのでちゃんと交渉出来ず、真面目に出勤しちゃいがちですが。
子どもの様子を見て判断を
もちろん、何でも自分でコントロールできるしっかり者のお子さんであれば問題ないのかもしれません。
でもこんな話もあります。ある日、しっかり者の女の子が一番保育園で楽しかったこととして卒園式で「お家の人が来てくれた秋の遠足」と言っていたことがありました。親御さんはバリバリ仕事をされる方でなかなか行事を休みがちではありました。しっかり者だからこその本音を心に秘めていたんでしょうね。子どもも自分の振る舞いを考えます。気を使います。
我が子の様子をちゃんと見て、コントロールしないとな、と思ったわけです。