理想の王子様について

私はいい男のことを、理想の王子様像として見ている。

いい男だなぁ、理想の王子様だわ。

と思うような男には、ほとんどの場合、いい女がついている。

つまり、もともといい男だったかどうかはわからないけれど、間違いなく、そのパートナーである女性と過ごすことにより、いい男に育ったとも考えられるのだ。

男は女次第で良くも悪くも変化する。

素直で、幸せな女性と過ごすことによって、男はどんどん成長するし、いつもエネルギーが満ちて元気いっぱいになれるもの。

旦那さんの友達から、私と一緒になってからのあいつは、ものすごくいいほうに変わったと言ってもらえた。

会社関係の人からも、私の評価が高くって、本当にこちらこそ感謝ですって感じだったな。

私がいつも、幸せいっぱいに暮らしていたからだと思う。

きっと最期まで旦那さんは幸せだったと思うから、私も後悔はもうほとんどなくなった。

では逆に、拗ねていて、不満ばかり口にする女と過ごすとどうなるのか。

昔の私を例に出してみると、面白いくらいに良くわかるだろう。

昔の私は「３D」  女だった。

３D とは、「でも」「だって」「どうせ」が口癖のような女のことだ。

素直とは正反対の位置に私はいた。

振り返ると、あまりにめんどくさい女過ぎて恥ずかしくなるんだけれど、当時のわたしは、なんで恋愛がうまくいかないんだろうと思っていたし、なんで変な男としか巡り合わないんだろうと悩んでいた。

当時付き合っていた男は、

顔だけは良かったけれど性格が最悪な男や、

お前しか頼れる人がいないとお金をせびる男とか、

お前はバカだ、などと罵倒してくるモラハラ男とか、

仕事が続かない貧乏男とか、

遊びで都合のいい女扱いしてくる男とか、、、、

書いていると、本当にしょうもない男としか出会ってなかったし、ようやく良さそうな男と付き合えても、そのうちだんだん男が消耗していき、やがて、お前といるとダメになるって言われて去られたこともあったのだ。

なんかうまくいかない。

なんかついてない。

なんかいつも疲れている。

などと思っている男性がいたとする。

そんなときは、女性関係を見直すことをお勧めする。

周りにいる女性は、幸せそうに生きているか。

もしも体の関係があるなら、

体の関係、交わり＝エネルギーの交換。

なので、幸せなエネルギーをもらっているのか、不幸なエネルギーをもらっているのかが良くわかると思う。

もしも疲れてしまうようなら、負のエネルギーを受け、何かに憑かれてしまっているのかもしれないから気を付けよう。

ここで再び旦那さんのことなんだけど、旦那さんは最初のころはまったく王子様の素質の「そ」さえなかったのだ。

いい男に出会えないし、いい男にはすでにいい女がついている。

ならば、これから私が理想の王子様を創ればいいんだ。

って思って、ひたすら自分を満たすことばかりを追求していった。

そのうちだんだん、

私の幸せそうな笑顔を見るのが僕の幸せだっていうようになって、いつもニコニコと過ごしていたあの笑顔は忘れられない。

私は常に、その人のそばにいる私がどれくらい自然体で、楽しく快適に過ごせるかを大切に考えている。

女の幸せは女(自分)によってつくられるが、男の幸せは女によってつくられるので、いかに女側の「ご自愛」が大切なのかよくわかる。

人のご機嫌を取っている暇があるなら、自分で自分のご機嫌をとっていきたい。

それが結果的には周りの人間関係もご機嫌なものになるのだから。

さて、これから理想の王子様の「原石」に巡り合えるだろうか。笑。

もしも原石を見つけ出せたなら、ピカピカに磨いて、素敵な王子様になってもらいたい。

先日、うちの母が言ったんだ。

「また、いいひとと巡り合えたらいいわね」って。

私としては、まだ早いと思っていたんだけど、親としては、早くまた幸せな生活ができることを願っているのだろうと思った。

親が元気なうちに、王子様の原石に巡り合えるなら、それもまた運命なんだし、親孝行だし、素晴らしいことなのだろうな。