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子育ての“怒る”を“チャンス”に変える親の接し方
子育てしていると、何度となく立ちはだかるのが“怒り”との付き合い方。
イライラして、つい大声で怒鳴ったり、思わず手が出てしまったり……
「子どもがいうことをきかない」
「何度も同じことを言わせる」
後で考えると、そんなに怒ることじゃなかったと
反省することもありますよね。
いつも笑顔で過ごしたいものですが、
子どもは可愛いだけではありませんし、
調子のいいときだけ子育てできるわけではありません。
イライラするほうが多く感じることも。
でも、実際に【コレをすると人を怒らせる】と
いうルールやマナーを知る経験にもなるので、
全く怒らない子育てが良いわけではない
と個人的には思います。
家庭でどんなに親が怒らなくても、社会に出れば怒らない人なんてほとんどいませんよね。
ただ、イライラしたという身勝手な理由で、
親が感情のまま子どもを怒るのは良くありません。
『社会の規範』から外れたことに対して親が怒るのは、子どもが一般常識を身につけると同時に、世間のバッシングなどに打ち勝つ心を育てることにもなります。
本当に怒るべきことか否かを判断して接していかないと、今後の親子関係もうまくいきません。
では、なぜ人は怒るのか知っていますか?
・ストレス発散の方法
・相手を支配したい欲求
『ストレス発散』の怒りは感情の爆発です。
不快な感情をエネルギーに変えて爆発させることで、
ストレスを発散させているんです。
また、人は“怒る”前に、すでに何らかの
不快な感情(負の感情)を我慢している状態
になっています。
・夜眠れなくて疲れている
・仕事がうまくいかなくて困っている
・人間関係でツライ
怒りは子育てに限らず、
さまざまな負の感情から自分の心を守っている
『防衛本能』なんです。
また子育てにおいては、その負の感情を引き起こす相手が子どもであったり、パートナーであったり、両親であったり……。
怒りに『相手を支配したい欲求』をのせて、
弱い相手を思い通りにさせようとしているんです。
その証拠(?)に、自分と対等もしくは自分より立場が上だと思っている相手には、怒りを感じたとしても怒らず対応するはずです。
まだよく分かっていない小さな子ども相手に、
自分を守りながら攻撃しているなんて……
子どもからしたらちょっとショックかも知れませんね。
そして
この“怒る”という行為は、
親としての役割を果たしていないことになるんです。
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“絶対してはいけないこと(罪に問われるような)”
を教える以外、親は怒らずに子どもに適切な関わりをすることが求められます。
よく怒りをコントロールするといいますが、
爆発する感情を押さえ込むのは難しいですよね。
今怒らずに済んだとしても、怒るタイミングがズレただけで結局何にも解決しません。
逆に怒らないと…
親は自分の心を守ることができなくなり、
逃げ道がなくなって育児そのものがツライ経験になってしまいます。
では感情を抑えずに怒らないようにをするためには、
どうすればいいのか……。
具体的には、
怒りになる前の段階でアプローチすることです。
まずは、なぜ自分が怒っているのか。
【怒りの正体を知る】
【怒りが起こる状況を解決する】
と自然と怒らないようになっていきます。
まず、親が怒る原因としてよくあるのは
・子どもが危ないことをした
・約束を守らない
・部屋を汚して片付けない
・兄弟ゲンカする
でしょうか。
どんなことで怒るのかは
人や状況によってもさまざまですが、
怒りの正体は蓄積した負の感情。
子どもが話したことを守ってくれない悲しさや
1人で頑張ってもどうしようもない虚しさなどが
繰り返され、心が耐えられなくなった結果です。
『負の感情』が毎日積み重なる苦しい状況が、
怒りを引き起こしているんです。
実は、怒るという行為には
『子どもが親の命令をきかない子どもを怒る』
=親の価値観に従わない子どもに罰を与える
という親の独裁的な意識も隠れています。
親の価値観を子どもに押し付け、
怒ることで従わせようとしているんです。
つまり
子どもに対して怒ったところで、
子どもには“親に負の感情をぶつけられた”
という不快感しか残りません。
親が本当にしないといけないのは、
負の感情を引き起こす状況を作らない
ようにすることです。
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子育てしていると状況を変えていくのは、
家族の協力や子どもの行動変容も必要なので、
すぐには何ともなりませんよね。
そこで有効なのが、怒りを押さえ込むのではなく、
子どもへの接し方を変化させること。
自分に起こった出来事を冷静に考え、
伝えてあげるんです。
ドラマのワンシーンを見るように考察する
第3者の立場で状況を受け止めます。
・子どもの行動で自分がどう感じたのか
・子どもはどうして怒られる行動をしたのか
・子どもはどう思っているのか
冷静に状況を観察して、この状況を作り出した原因を探ります。
子どもの立場になって接する
もし子ども自身が「悪いことをしてしまった」と感じているようなら、その気持ちを察して安心できるような声をかけてあげましょう。
逆に、全然状況が分かっていないようなら、 経験や知識が足りないだけです。
先ほど考察したことを子どもに伝え、どのように行動するのが良いか教えてあげます。
思考力がついている年齢なら、解決策を一緒に考えていくのもいいですね。
・あなたが子どもを支配しようと怒りをぶつける
・子どもを1人の“人”として対等に話す
どちらが親子関係を良好にするか一目瞭然です。
怒るような危機的状況こそ、子どもとの信頼関係を築くチャンスです!
この積み重ねが、これから子育てに向き合う姿勢となり、子どもがどう成長していくかにもつながっていきます。
はじめは難しいかもしれませんが、日頃からちょっとした困りごとを解決する意識をもって子どもと接してみるといいですよ♪
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