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中小企業診断士【養成課程】の体験記|中小企業大学校東京校|

【記事550円=スタバのコーヒー1杯くらい】で手に入る中小企業大学校東京校の濃密体験記です。中小企業大学校への入学をお考えの方になかなか情報が手に入らない中小企業大学校に関する、入学前、入学後、寮、おススメ本、プログラムの流れ、大学校での過ごし方、メリット、デメリットなどを実体験を踏まえてお届けします。

中小企業診断士になるためには一次試験を通過したのち、「二次試験」を受けて合格する以外の方法として、中小企業庁が指定する演習と実習を受講/修了するという【養成課程】※があります。
※簡単にいうと中小企業診断士の専門学校です

中小企業基盤整備機構と登録養成機関(各大学や中部経済産業連盟など)が実施しており、6か月~1年ほどで修了するプログラムです。演習や企業診断実習を通して中小企業診断士に必要な知識・スキルを磨いていきます。

私も、中小企業基盤整備機構が運営する「中小企業大学校東京校」で6か月間プログラムを受講し、中小企業診断士資格を取得しました。情報が少ないこの【養成課程】について実体験を記していきます。

【養成課程】はどうやって入学するの?

養成課程は、秋学期(9月末)開講と春学期(3月末)開講があります。一次試験合否発表が9月になるので入学審査スケジュールの関係からか3月末に開校する春学期の方が受入れ人数が多いです。

私も洩れなく春学期入学で、同期は96人でした。
これが2つのグループに分割されるため、1クラス48人が6か月間を共にする仲間となります。
別クラスは積極的に絡みにいかない限りは、ほとんど絡みがありません。

大学校は誰でも入れるわけじゃなく、入学試験があります。私の時は「養成課程で学びたいこと」を小論文で提出し、書類選考がありました。その後、面接とテストがあり、しばらくすると合否が届きます。



ーーー入学前

入学金200万円弱を振込みし、いざ入学が決まると早速事前課題が送られてきます。課題は「財務分析」と自己紹介プレゼン資料の作成。
(他にもあったような・・・)

中小企業大学校は東大和市というところにあり、東京の人でも「あまり行ったことが無い場所」らしいです。東京駅からも電車で1時間以上かかる偏狭の地にあり、勉強するためだけに建てられたような校舎があります。

周りを見渡してもこれといって遊ぶべるようなところもなく、6か月間〝缶詰め状態〟で勉強できる最高の環境です。

ここに全国から一次試験に合格した猛者たちが集まってきます。
おおよそですが、その内訳は…

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