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【速報】来年度の補助金|補正予算

皆さん、こんにちは!ようしゅう|中小企業診断士です。
 

すっかり寒くなり、気付けば11月も終盤に差し掛かっていますね。
 

補助金の公募もないままに「今年はこれで終わりかー」と思われている方に、本日は補助金に関する速報をお届けします。
 
  


 

補助金情報は「国の予算」で分かる

11月22日にこんなニュースが出ました。

 
「経済対策を決定、非課税世帯に3万円 補正予算13.9兆円」

 
はい、私はこの報道を待ちわびていました。

なぜなら「補正予算」とは、来年度にかけて国が様々な施策を行うための原資だからです。
 

言い換えると「国は13.9兆円を用意して、各省庁に振り分けて、色んな施策を行います」という意思表示をしたわけです。
 

まだこれは補正予算案の段階ですが、中身を見れば来年度のおおまかな施策が分かります。
 

もちろん皆さんが気になる補助金情報にも触れられています。
 

国の予算決めは大きく「当初予算」「補正予算」の2段階に分かれています。

当初予算:年度が始まる前に1年間の歳入歳出をまとめた基本的な予算
補正予算:様々な自由により発生する災害や法改正に対応するための予算

この2つを合わせて、2025年は過去最大の117兆円の予算案が組まれています。
 

今後、これらの予算案を基に国会で審議されるため、年内には予算承認される予定です。

11月22日   補正予算案閣議決定
11月29日   石破首相の所信表明演説
12月2日~4日 衆参両院の各代表質問
12月5日~6日 予算委員会開催
12月9日~     予算審議
12月中     予算承認

特に情勢に応じて計上される補正予算は経済対策の意味合いが強く、補助金が盛り込まれています。
 
 
 

気になる補助金情報をチェック

来年度の経済対策として閣議決定された「国民の安心・安全と持続的な成長に向けた経済総合対策」の中に、気になる情報がありました。

それがこちらです。

気になるのは「中小企業生産性革命推進事業を更に充実する。」というワードですが、注釈で以下のように記載されています。
 

 
これ、つまりは今年度まで行われていた「ものづくり補助金」等の継続を意味します。

<中小企業生産性革命推進事業>
設備投資:ものづくり補助金
IT導入:IT導入補助金
販路開拓:小規模事業者持続化補助金
円滑な事業承継・引継ぎ等の支援:事業承継・引継ぎ補助金

ものづくり補助金に関しては地域事務局の解散という話もあり、私のnoteでも来年度はないのでは?とお伝えしていましたが、これを見ると来年度以降も継続するようです。しかも、複数年度に渡って。
 

驚きと困惑が混じった何とも言えない感情になりました。
 

・あれだけ批判されながらも来年度以降も継続するのかー
・補助金制度は変わらないけど、審査体制とか変わるのか?
・中小企業にとって使いやすい補助制度ならいいけど改悪は勘弁…

 
などなど、思うところは色々とあります。

予算の枠組みとしては「中小企業の成長投資・生産性向上投資・省力化投資等の一体的な支援」として組まれるようです。
 
 
 
 

最大8,000万円のものづくり補助金

「国民の安心・安全と持続的な成長に向けた経済総合対策」の政策ファイルという資料に来年度施策の概要が書かれています。

https://www5.cao.go.jp/keizai1/keizaitaisaku/2024/1122_taisaku_file.pdf

その中に「省力化・デジタル投資」として2つの取組が記載されています。

おそらく左側はこれまでと同様の「IT導入補助金」です。

注目したいのは右側です。

「省力化のためのシステム構築・設備投資支援」として最大8,000万円、補助率2分の1(賃上げにより3分の2に引き上げあり)の大型補助金です。

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