人生8回目の手術を異国で受けることになった心境
現在タイに住んでいる私。
先日、腹痛で病院の婦人科を受診したところ、
子宮にポリープが見つかりました。
今のところ良性だけれど、悪性になる可能性もある。
またこれが痛みの原因にもなっている。
ということでドクターから手術することを勧められました。
実は私、過去に7回、大小様々な手術を経験しています。
正直、
またかーーー!!!
と心の中で叫びました。
だって私はタイに来る直前にも日本で手術してきたんですよ。この時は定期検診でポリープが見つかって。
タイに来てからの手術は避けたい。すっきり健康な状態でタイに行こう。そう思って、先にタイへ転居する夫の引っ越し準備で超バタバタの最中、一泊二日の入院手術を敢行したんです。
それなのに…。
結局タイでも手術を受けなきゃいけないんだ、と。
通訳さんがいるとは言え、言葉の壁もあるし、医療の違いもよくわからない。異国での手術なんて大丈夫だろうか、と。
でも・・・。
こんな風にマイナスな思考になったのは、ほんの一瞬でした。あっさりと次のような思考に切り替わりました。
腹痛の原因がわかってよかった。
命に関わるようなものでなくてよかった。
良性のうちに発見することができてよかった。
一泊二日の入院で済むなんてありがたい。
息子ももう大きくなったし、私が一晩くらいいなくても問題ない。安心して入院できる。
ここ数ヶ月、息子のオンライン授業でずっと疲れが溜まっていたから、一人でのんびりするいい機会だ。
これを機に改めて身体のケアをしていこう。
その後は淡々と手術に向けて準備を進めることに。
夫に状況の報告と仕事のスケジュールを確認し、入院の予約をし、看護師さんから入院の説明を受け、費用に関することや事前検査についての確認をして。
帰りのシャトルバスの中では、今回の病院で出産経験があるママ友にLINEで
「私手術することになったの!入院生活どんな感じだった?」
と手術することを特に隠す気もなくオープンに質問(昔は何となくこういうことをオープンに出来ませんでした。)。
「私に帝王切開してくれたのと同じドクターだよ!すごくいいドクターだから大丈夫!」
と安心させてもらえる返信が。
ちなみにタイの医療水準は特に日本と変わらないそうです。病院食を食べる必要がなくて、自分で勝手に院内のレストランで食事してもいい、などちょっとびっくりするような違いはありますが…。
それにしても、初めて手術を受けることが決まった23歳の頃の心境とはだいぶ違うものだなと思います。
周りに手術してる人なんていなくて(という風に私には見えていて)、何で私だけ手術をしなきゃいけないんだろう…ってものすごくネガティブに考えていました。
その後も筋腫やらポリープやらができては治療するの繰り返し。
何で私だけ。
治療にお金も時間もかかって勿体ない。無駄なお金と時間の使い方だ。治療費分で美味しいディナーを食べられたのに。せっかくの有休は通院で消えちゃうし。
自分の体なんて嫌いだ。
こんな風に自分に毒づいていた私ですが、今はとても自分の体に感謝しています。たくさん治療はしたけれど、そのおかげでとても元気に過ごせています。今回も手術はするけれど、これが終われば今まで通りの生活が送れる予定です。
色々と楽しい経験ができているのも私の体があるからこそ!いつもありがとう!!
思考を変えるだけで、自分の病気に対する意識も大きく変わりました。
それから周りの人への意識も。
いつも私の体を気遣ってくれる夫にも感謝ですね。友人たちもとても気にかけてくれます。ありがたいです♡
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