一生に一度は行ってみたいグランドサークル絶景の旅
ラスベガスとグランドサークル一週間の旅、グランドサークルの5大絶景は言葉では言い表せない雄大な自然を体感し生涯忘れられない思い出となりました。 今回魅力あふれる大都市と大自然の旅、おすすめスポットやちょっとした旅のアドバイスも紹介します。
<旅程>
□ラスベガス(1−2日目)
□ザイオン国立公園(3日目)
□ブライス国立公園(4日目)
□ホースシューベント(4日目)
□グランドキャニオン(5日目)
□フーバーダム(6日目)
□ラスベガス(6日目)
□ラスベガス
飛行機で朝8時に到着。早速ラスベガス・ストリップを歩いて何とか時差ボケを解消。ギャンブルに全く興味ないのですが、私は砂漠の中にポツンと浮かぶ人工都市ラスベガスの個性的な街並みが大好きです。アメリカにいながらギリシャやイタリア、ヨーロッパ風の建物、エジプトのスフィンクスやピラミット型の建造物、そしてエッフェル塔やニューヨークのマンハッタンを思わせるような街並み、勿論本物ではありませんが世界を一周したような気分になります。私達はベネチアン(The Venetian Resort Las Vegas)と言うホテルに宿泊したのですがイタリアのバチカンを思わせる素敵な内装でした。
翌日ベガスの街から車で10分のところにあるチャイナタウン(Las Vegas Chinatown Plaza)に行きました。ベガスにしては値段もお手頃で、 チャイナタウンですが日本食は勿論韓国、ベトナム、マレーシア料理などアジア系レストランが豊富です。
そこでまずラーメン匠(ショウ)(Ramen Show)という日本食のお店に行きました。オーナーは日本人で少し狭いのですが内装は居酒屋風で清潔感があり、そこでラーメンや餃子、手巻き寿司を食べました。特に主人や息子達が気に入り、久しぶりに日本の味を楽しみました。他台湾料理やマレーシア料理もトライしたのですがとても美味しかったです。
食費をチャイナタウンで節約しながら、ベガスの街でも高級飲茶やハワイ料理に舌鼓。 ラスベガス・ストリップを歩いているとファーストフードもたくさんあり。ちょっと高級なハンバーガー屋さん「シェイクシャック(Shake Shack)」
そして西海岸に来たら絶対に欠かせない「イン・アンド・アウト・バーガー(In-N-Out Burger)」は、安くてボリューム満点です。
あとアメリカの友人お勧めの「ピンナップピザ(Pin-up PIZZA)」にも行きました。
あとスタバはどこにでもありますが、ラスベガスにしか売っていないマグカップがあったので今回お土産に購入しました。そのカップでお茶を飲むたび、今でも楽しかったベガスの旅を思い出します。
ベガスの夜は「ラスベガス・ストリップ」は勿論、ストリップから少し離れた「ダウンタウン」もお勧めです。ダウンタウンといってもストリップより小さい街ですが、私はここの「フリーモント通り」が大好きです。「フリーモント・ストリート・エクスペリエンス(Fremont Street Experience)」と言って、長さ1500フィート(457m)のアーケードがある歩行者天国で、アーケードにはLEDライトが敷き詰められ55万ワットのきらびやかな光と音のショーは訪れた観光客を魅了します。この無料のライトショーは夕方から1時間おきに6〜7分開催され、それが夜中まで続くそうです。因みに駐車場は場所によりますが1時間で3ドル程度、そんなに長い通りではなので1時間もあれば十分です。もし車がない場合ストリップから「デュースThe Deuce」という公営バスで一番安く行くことができます。個人的にここはラスベガスの中で一番お気に入りのスポットです。
□ザイオン国立公園
さていよいよ車でベガスからザイオンへ、約2時間半の道のり、私が住む東海岸と違って西海岸の広大な岩や山脈が連なる砂漠地帯の風景は、まるで西部劇の映画の中にいるようでとても神秘的でした。
大きな山脈に囲まれてやっとザイオンに到着。でもシャトルバスのチケットが売り切れという予想外の展開に、でも運良く午後3時から特別無料シャトルが運行されたので何とか目的地のナローズ(The Narrows)へ行くことができました。ザイオンは大変人気のあるスポットなのでシャトルバスのチケットはオンラインで1ヶ月ほど前から購入しておいた方が良いかもしれません。
ナローズへ到着ここは川歩きのトレールです。できれば川歩き専用のシューズがあると良いのですが私は普通の運動靴で川の中を歩きました。レンタルで川歩き用の靴やギア、川歩きには欠かせない杖が借りられます。杖があると川の深さや足元をチェックしながら進めるのでとても安全です。私は杖をレンタルしなかったのでそこら辺に転がっていた太くて長い枝を杖代わりにしました(笑)
帰りの最終運行が夕方7時半だったので2時間と言う短い間でしたが川歩きを存分に楽しみました。ナローズの川は山脈に囲まれ下から見上げる眺めは、心打たれる自然の素晴らしさ感じました。
□ブライスキャニオン国立公園
ザイオンから約2時間かけて、夜の9時頃ブライスキャニオンの近くのロッジに到着。ハイキング疲れもあり到着後すぐ眠りにつきました。次の日の早朝ホテルで朝食を済ませてチェックアウトした後、早速ブライスキャニオンに出発です。15分くらいで着いたのですが、念の為その前にランチだけ調達しておきました。
ここはグランドキャニオンのように川の流れによってできた急峻なV字谷でなく、雨や雪で水が凍ったり溶けたり繰り返すうちに赤いトーテムポールのような柱状の岩、フードゥー (Hoodoo)がたくさんできました。その量は世界でも有名です。
ここは標高も高く実際雲が近くに感じませんか。上から下を眺めるフードゥー (Hoodoo)と広大な山脈の眺めは一生忘れられません。またザイオンと違った非常に魅力のあるスポットでした。
ここも1日だけでしたが、見所がまだ沢山あります。一つ難点が駐車スペースが少ないので、シーズンには無料のシャトルバスを利用する事をおすすめします。
□ホースシューベンド
絶景といえばここが一番かもしれません。標高2000m、展望のすぐ下は絶壁の崖なので非常に怖いです。そのドキドキ感を味わいながら、あまりにも雄大な素晴らしい景色に感動しました。
ホースシューベントの「ホースシュー」とは「馬の蹄」と言う意味で、すなわちコロラド川が馬の蹄のように蛇行していることからこの名前がついたそうです。広大でとても珍しい眺めなので、グランドサークルの中でも非常に人気なスポットです。
ホーシューベントの近くに世界でも有名な「アンテロープキャニオン(Antelope Canyon)」があります。自然がつくり出した湾曲な岩肌、その幻想的な世界に魅了されます。でも今回コロナの影響でアンテロープが閉鎖され見ることができませんでした。実はネイティブアメリカン(インディアン)の自治体でもあるので制限も厳しく見学するにはツアーに参加して必ずナバホ族のガイドの同行が必要となります。すなわちその地域はナバホ族の大きな収入源で、インディアンが最も多く住む地域です。今回見学できなくて非常に残念です。でも次回は是非ツアーに参加したいです。
□グランドキャニオン国立公園
さていよいよメインのグランドキャニオンです。アリゾナ州にあるグランドキャニオンは「サウスリム(South Rim)」と「ノースリム(North Rim)」があり, 今回人気の「サウスリム(South Rim)」へ行って来ました。このグランドキャニオンは世界自然遺産にも登録され非常に美しく広大な眺めでした。その眺めは42億年という気の遠くなるような長い年月をかけ、コロラド川がコロラド高原と呼ばれる平坦な大地を削り、およそ450kmにおよぶ峡谷地帯を生み出しました。ここも崖が絶壁で風が強いので注意が必要です。でも常識的なルールを守れば安全に眺めを楽しむことができます。ここも1日だけでしたが、まだまだ見所は沢山あります。また来る機会があったら是非ノースリムやハイキングトレールにもトライしたいです。
□フーバーダム
丁度ラスベガスから1時間のところに「ミード湖(Lake Mead)」と世界でも有名な「フーバーダム(Hoover Dam)」があります。ミード湖は、フーバーダムによってコロラド川がせき止められてできた湖で、世界で最大級の人口湖でもあります。フーバー・ダムは、断続的に起こるコロラド川の氾濫を防ぎ、灌漑用水や水力発電による電力供給を目的として作られました。ここは非常に有名で年間100万人もの人が訪れます。なぜ砂漠の中にベガスがあるのか? それはこの湖とダムのお陰だったんですね。勿論その眺めは美しく、人間の手で作られたダムによって大自然とラスベガスや多くの都市が守られているんですね。
□最後に
今回ドライブの旅で大自然の中にポツンとあるネイティブアメリカンの家をいくつか見かけました。でも家は小さく外装はボロボロで、実際インディアン居留地には十分な仕事がないので、働きたくても働けない人が多く秩序も乱れています。神秘的で雄大な自然を背景に、水不足の荒地の中とても人が住める環境とは思えません。アメリカの先住民として先に住んでいたのに、白人や侵略者たちから土地を奪われ荒地に追いやられ、貧困の中どうやってインディアンの文化と歴史、そのプライドを維持していけば良いのか。今回の旅を通じて考えさせられました。
コロナ間でもラスベガスはたくさんの人が訪れとても賑やかでした。でも多くの国境が閉鎖されているせいでしょうか。中国人や日本人、ヨーロッパ人など他の国の観光客が少なかったように思います。
ザイオンのナローズのような川歩きやどの国立公園でもハイキングをされる場合、靴が汚れたり濡れるケースもあるので、専用の靴もしくは運動靴でも構わないので一足余分に持参することをおすすめします。
グランドサークルの旅は、ほとんど木がないので直に日焼けします。風に飛ばされない為にもあご紐のついた帽子やサンスクリーン、水やスナックは必需品です。乾燥した地域なので喉がよく乾きます。外を歩く際必ずバックパックの中に水を2〜3本常備しました。因みにラスベガスのホテルはなんとボトル一本の水が7ドル、チャイナタウンで20本7ドルで安いと思ったのですが、なんとベガスのコストコは40本で4ドル以内でした(笑)
国立公園内は食べ物が売ってなかったり、売っていても値段が高い場合があるので、入場前にスナックやランチを購入しておくことをおすすめします。
最後に、広大な大自然というアートに囲まれて本当にたくさんのインスピレーションをいただきました。でもどうしても写真や動画では全てを伝えられない部分があるので、機会があれば肉眼でその雄大な自然の迫力と感動を是非味わってください。
それと今回の旅行をまとめた動画を2本作ったので、もしよろしければご参考ください。
Traveling creates memories that last a lifefime.
旅は生涯消えることのない思い出を創造してくれます。
以上ここまで読んでいただきありがとうございました。
ラスベガスの旅編
グランドサークルの旅編
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