特別児童扶養手当の申請を生後4ヶ月で行うのは珍しいらしい。

ダウン症の子供を育てる家庭に国からもらえる手当の一つに「特別児童扶養手当」があります。

一般的な児童手当とは別に、精神又は身体に障害を有する20歳未満の児童の福祉増進を図ることを目的として、その児童の保護者して支給される国の手当です。

等級・診断書・更新

1級と2級があり、障害の状態により判断されるため、障害手帳または医師の診断書が必要となります。療育手帳Aは1級です。

3歳の時に療育手帳を取得し、A判定(重度)なので、更新の際も診断書は必要ありませんが、有効期限があるため、診断書が必要なことがあるので注意してくださいね。

私は以前、いつものように手帳を持って更新に行ったら、「診断書が必要」と言われて続きができず、慌てて診断の予約を取り、再度福祉課へ手続きに行ったことがあります。とっても面倒です・・・

所得制限

毎年8月に「所得状況届」を提出する必要があるので、8月の福祉事務所・福祉課はとても混雑しています・・・。

手当の支給には所得制限があります。配偶者、扶養数によって条件が違いますので、詳しくはお住いの福祉事務所などにお問い合わせくださいね。

所得は世帯で所得が多い人が受給者になり、配偶者・扶養家族とはそれぞれに所得制限があります。私が起業する際に気になったのはここ。合算ではないので、とりあえず一定の所得までは安心なので、気にせず稼いでいたのですが、問題は私ではなかった!

手当の額

手当は物価スライド制なので変更がありますが、1級がおおよそ月5万円、2級がおおよそ月3万円です。(物価スライド制)


手当の支給

支給は毎月ではなく、4ヶ月分まとめて受給者名義の登録口座に振り込まれます。我が家は生活費制で夫の給与振込口座は持っていないので、夫名義で私が管理している口座へ振り込まれるようにしました。貯金用のゆうちょ口座なので、たまに通帳記入して4ヶ月分20万円が入金されていると、急に残高が増えていて嬉しいです。

支給開始

手当は、受給資格認定を受けた後、請求日の属する月の翌月分から支給されます。さかのぼって手当を受給することはできません。

生後ずっとNICUで入院のため、正直お金が必要でした。

なので、まず心臓の病気で申請をしようと、4ヶ月の時にNICUの担当医師に「特別児童扶養手当を申請するので診断書ください。」とお願いしたのですが、みなさんまだ子どもの病気のショックや目の前のことで精一杯で、こんな早く申請する人はいない、と言われてしましました。

でも、1ヶ月申請が遅くなるごとに、もらえるはずの5万円がもらえないのであれば、少しでも早い時期に申請する方がいいと思います。

4ヶ月で診断書を依頼、5ヶ月で請求手続きをしたので、1歳になる頃に認定を受けましたが、生後5ヶ月から所得制限で支給停止になるまでずっと、毎月5万を受け取っていました。

手当の使い道

入院時は同室の入院患者に迷惑をかけない、気を使わない1日1万円の個室利用をしています。

将来のために全額貯金をしているという話もよく聞きます。私もほとんどの金額を貯金をしていますが、入院時の個室利用は必要なことだと思うし、いろんな経験をすることは大事なことだと思うので、そのために使うことは、手当の有効な使い道ではないかと思います。

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