見出し画像

足りない老後資金どうする?対策5選

老後資金をいくら必要か知りたいけど、どうやって金額を出したらいいかわからないと思ったことはありませんか?

実は、ぼくも30代前半くらいのときに計算しようと試みたんですが、金額が曖昧な部分が多いと感じ、なんかしっくりこなかったのを覚えています。

総務省統計局の2021年度の調査報告では、夫婦高齢者無職世帯(65歳以上の夫婦)の毎月の
収入は平均21.7万円
支出は平均25.5万円と
支出が収入を3.8万円上回っています。

FPのぼくは、これからご紹介する方法で、老後必要な金額を簡単に見積もりました。

この記事を読めば、
・現実から目を背けず老後の対策を打てる
・老後資金について基礎の考え方をもてる
・数字で見える化するきっかけになる

それでは、結論から見ていきましょう!

「意外と知らない」!!
老後の生活費いくら必要?5選!

1.必要な年数を決める
2.必要な支出を算出する
3.インフレーションを考慮する
4.年金や退職金などの収入を加味する
5.運用利回りを見込んで貯蓄額を算出さる

1.必要な年数を決める

老後の生活費を計算するには、老後の生活を続ける期間を見積もる必要があります。

「いやいや寿命なんて誰にも分からないじゃないか」
つて声が聞こえてきそうですが、

これは、現在の年齢や退職予定年齢、平均寿命などを考慮した概算で決めることとします。

例えば、現在60歳で、退職予定年齢が65歳である場合、老後の生活を続ける期間は20年程度(85歳まで)と見積もることができます。

2.必要な支出を算出する

老後の生活費を計算するには、老後に必要な支出を把握する必要があります。

この金額を出すには、まず今の生活費を洗い出します。

具体的には、以下のような支出が挙げられます。

・住居費
(住宅ローンや家賃、光熱費、修繕費等)

・食費(食材費、外食費など)

・医療費
(医療保険、薬代、診察費、入院費等)

・交通費
(公共交通機関の料金、車両費用等)

・娯楽費(趣味や旅行などの費用)

・生活必需品
(衣服、日用品などの費用)

これらの支出を見積もり、年間に必要な金額を算出します。

例えば
住居費が年間100万円
食    費が年間60万円
医療費が年間10万円
交通費が年間20万円
娯楽費が年間30万円
生活必需品が年間20万円の場合
年間で必要な支出は合計で240万円となります。

3.インフレーションを考慮する

老後の生活費を計算する際には、将来のインフレーションを考慮することも重要です。
将来の物価上昇率を見積もり、必要な支出額を調整する必要があります。

例えば、
将来の物価上昇率が年間2%と見込まれる場合、必要な支出額は毎年2%ずつ上昇することになります。

つまり、初年度の必要な支出額が240万円であった場合、2年目には約245万円、3年目には250万円と順次増加していきます。

4.年金や退職金などの収入を加味する

老後の生活費を計算する際には、年金や退職金などの収入を考慮することも重要です。
これらの収入がある場合は、必要な支出額から差し引いた金額を目安に老後の生活費を計算することができます。

例えば、
年金や退職金で
年間200万円の収入がある場合、
必要な支出額が年間240万円だとして
年間40万円が足りないなとわかります。

5.運用利回りを見込んで貯蓄額を算出

老後の生活費をまかなうためには、貯蓄が必要となります。
貯蓄額を算出する際には、老後の生活費と収入から残りの必要な金額を算出し、その金額を運用利回りなどを考慮して貯蓄額を算出します。

例えば、上記と同じ例になりますが、
必要な老後の生活費が
年間240万円である場合、
年間200万円の収入があれば、
年間40万円の貯蓄が必要と分かります。

また、この貯蓄額が運用により5%の利回りが見込まれる場合、貯蓄額は500万円程度必要となります。

まとめ

以上のように、
老後の生活費を計算するには、
・必要な年数
・支出
・収入
・インフレーション
・運用利回りなどを考慮して

慎重に見積もりを行う必要があります。

足りない部分の金額は、
貯蓄で補ったり、節約したり、老後の初期は働いて補填したりできるいいですね。

今後も老後について、記事を書いていこうと思ってますので、よかったフォローお願い致しますm(__)m


いいなと思ったら応援しよう!