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理美容道甲子園にて、全国22万サロンの頂点にたった福岡のドアール美容室店長”立石幸枝さん ”

美容室のドアを開けた瞬間、「いらっしゃいませ」と元気な声と同時に、満面の笑みで迎えてくれるドアール美容室。思わず「ただいま」と言いたくなる居心地の良さと安心感。その居心地の良さは、どうやって創られているのか。立石店長率いるドアール美容室の魅力をお伺いしてきました。

** 立石幸枝さんプロフィール**
出身地:福岡県宗像市
活動地域:福岡県
経歴:大村美容専門学校
現在の職業および活動:ドアール美容室店長
座右の銘:置かれた場所で咲きなさい

**「地域で一番◯◯ この◯◯の中は今日、今週、今年などスタッフ全員で話し合って決めます」 **

記者:どんな夢やビジョンを持っていますか?
記者:先ほど経営理念を伺いましたが(※1)、何年後にこうあったら良いな、などありますか?
立石幸枝さん(以下、立石):前は、何年後は・・・など、しっかり立てていました。でも、毎年毎年変わるな・・というのがあり、ドアール美容室は
「お客様を含めてみんな幸せになる。楽しい人生をおくりたい。毎日楽しく生きたい」これだけなのです。
記者:シンプルですね。みんなの意見を取り入れること、実は難しいと思いがちですが、それを実践されているとは、本当に素晴らしいですね。

 ※1:ドアール美容室の経営理念
   【太陽のように】
  美容という技術を通して お客さまに幸せを与え 社員一同チームワークを大事にし日々成長し続ける

 「ドアール美容室は、みんなで考えていく」
記者長いスパンの目標計画は立てていないとのことでしたが、短いスパンで目標はありますか?
立石:考え方がひとりひとり違うので、トップダウンではなく、みんなで1週間ずつ、今週はこうしよう!と決めています。自分たちでつくった目標なのでやっていけます。みんなでコミュニケーションをとることで、お互いの体調がわかったり、温もりがわかったりします。例えば、朝は握手をみんなですることから始めます。
記者:素晴らしいですね。
立石:「キラキラ社員プログラム」を採用しており、このプログラムでは毎月、絵本のテーマがきて、この絵本を通じて何を感じたのか、何を気づいたのかなどを共有することで、これが先々の私たちの理念になっていきます。ドアール美容室は私の所有物ではなく、お客様のものであって、スタッフのもの、みんなのものなのです。
来年も新人がひとり入ってきます。彼女のお父さまにも、先日来ていただいて言ったのですが、「一人前の立派な女性として育てたい」と伝えました。もちろんお父さまも、そうやって育てていらっしゃるでしょうが、高校卒業したばかりなので、美容師として、一人の人間として、どこに嫁に出しても恥ずかしくないような人にしたい。人間を育てたい」とお話しさせていただきました。
記者:お父さまも安心されたことでしょうね。

記者どんな基本活動をしていますか?どんな活動指針を持っていますか?
立石:スタッフのことは従業員のことは呼ばず「うちの子」と呼んでいます。従業員は従うって書くじゃないですか。従業員はうちはいません。うちのスタッフ(うちの子)は、家族のように愛しています。
そのほかの活動指針として、「キラキラ社員プログラム」を採用していることと、人との信頼できる「出逢い」によって、新しいものを取り入れています。
「出逢い」が一番大事ですね。その中でも私は、インスピレーションを大事にしています。
とりあえず良いものは何でも取り入れようと思っているので、良いと感じたものは、とりあえず試してみよう!ですかね。もちろんダメだったことも多いですよ。
記者:チャレンジ精神、素晴らしいですね。それによって、今のドアール美容室があるのですね。
  
記者夢に勝負するようになったきっかけには、どんな発見や出会いがありましたか?
立石:実は結婚前までは、看護師でした。
21歳の時(交際時)、250ccのバイクで10tダンプの下敷きになるという交通事故にあいました。しかも彼の目の前で。
1週間、人工呼吸で、ずっと夢を見ていました。
3ヶ月寝たきり、2年のリハビリ生活で、地獄の痛みと戦いました。
その時培ったものが、「何をやるにもゼロになれば良い」「失敗してもゼロからスタートすれば良い」「生かされている」ということでした。
そんな中、22歳の時、結婚したのです。彼と結婚するイコール、美容師になるという道が決まっており、結婚してからの美容スタートでした。
記者:そこに迷いはなかったのですか?
立石:迷いはなかったですね。彼を愛していたからでしょうね。
交通事故にあった前日、彼と喧嘩したことを、事故にあった時、思い出し後悔しました。そんなことも「とりあえずやってみよう」「後悔しない人生にしよう」精神が強化されたところかもしれませんね。
出会う人はみんな教師だと思っています。
そういった意味では、夢に勝負するようになったきっかけは「結婚」や「出会い」ですかね。

記者その背景には何があったのですか?
立石:話は過去になりますが、小さい頃、家が貧しかったんですよ。
小1の頃、50円でパンの耳を買った時、パン屋さんに「大きな犬を飼ってるの?」と言われ、「え?パンの耳は犬が食べるものなの?うちではいつも、家族で美味しく食べているのに?」と、びっくりしたと同時に、何も言えず、そのままその場を去りました。
早く母に話したく急いで帰ったのですが、家に帰ると、家族のために一生懸命、和裁をしている母の背中を見て、これは言ってはいけないと言葉を飲んだことを覚えています。
小さい頃から、つらいことは考えず、楽しいことを考えるのが得意でしたね。もしかしたら、そうでないとやっていけなかったのかもしれません。
お金がなかったからこそ、減るということへの恐怖はなく、これだけ頑張れば、これだけもらえるなど、経験を得ることができました。
お金があると減るのが怖くなりますよね。
今になれば貧乏バンザイ!って思っています。
記者:そんな背景があったのですね。
立石:なのでもっと楽しく、もっとよくしていきたいという想いが、私の原点になっているのです。
このようにとか、あのようにとかではなく、「なるようになっているんだな」と思うのです。
みんなを元気にできる美容の仕事を通じて、お客様とお話させていただくことで、「今日はきてよかった。元気になりました!」と帰っていただけることが、ドアール美容室の魅力だと思っています。
記者:本当にそこがドアール美容室の魅力なのでしょうね。ありがとうございました。
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立石幸枝さんの活動、連絡については、こちらから↓↓
facebook→ https://www.facebook.com/profile.php?id=100003611846414
ドアール美容室→ https://m.facebook.com/Doaur/

【編集後記】
「未来」がどうだとかというより、「イマココ」楽しんでいらっしゃり、キラキラ輝いてる立石店長。素直でシンプルな生き方はとても魅力的で、だからこそ、地域から愛され、スタッフからもお客さまからも、そして何より家族から愛されて続けていることがわかりました。チャレンジしたからこそ、みんなにも「なんでもチャレンジして欲しい」と声を大にしておっしゃっている姿がとても魅力的でした。貴重なお話を、ありがとうございました!日々後悔しないように生きて行きましょう。
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この記事はリライズ・ニュースマガジン”美しい時代を創る人達”にも掲載されています。


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