岸田首相は自分勝手な政治家であることが露呈しました
さて、政治資金規正法違反ということで昨年末から東京地検特捜部が捜査をしていたいわゆるパーティー券ノルマ越え分の還流問題に関連した岸田首相を巡る話題です。
岸田首相が12月まで会長を務めていた岸田派(宏池会)においても不記載が3年間で3000万円あったということで元会計責任者が立件される見込み。という状況を受けて岸田首相は「事務的なミスの積み重ねだと報告を受けている、それ以上のことは承知していない。」と述べたらしい。
そして、岸田首相は12月に会長を辞任したにも関わらず岸田派(宏池会)の解散を表明した。首相がこの問題の重要性に鑑み相当の覚悟を持って姿勢を示したと評価する意見もあるようですけど、わたしの感触はちょっと違っております。
一言でいうと、岸田文雄という政治家は自分勝手な政治家であることが確定的になったという思いです。
先ず、画像でお示しした3つのニュースについて
①岸田派(宏池会)の不記載については「”事務的なミスの積み重ね”として収支報告書の訂正をした。」という。清和政策研究会(安倍派とミスリードされているが)出身の閣僚は「不記載がない」と表明しているのに(無実なのに)閣僚を辞任させたのに、岸田首相は自身が会長を務めていた期間の内の3年間に不記載があったにもかかわらず収支報告書を訂正させたのみで幕引き。3年間しか対象にされておりませんが、3年間も継続してミスを積み重ねますか?通常だとミスした会計責任者は交代させられるんじゃないですか。まともな組織であったら。ということは、事務的なミスの積み重ねなんかではなく、それが正常だったんでしょう。そんなことを認めず単なる”事務的なミスの積み重ね”で済ませちゃう。
②岸田首相は昨年末まで岸田派(宏池会)の会長を党内の慣例を破ってまで継続していた。にもかかわらず自派閥の不記載の問題、自派閥のパーティー券を外国人が大量に購入しているという事実が露呈し始めるととっとと会長を辞任した。
③岸田首相は岸田派(宏池会)の会長を辞任したのに、岸田首相が岸田派(宏池会)の解散を表明した。会長でもないのになぜそんなことが言えるの?結局、会長辞任なんて見せかけのみで批判をかわすためのポーズでしかなかったんじゃないの。
これまでの政策運営を振り返っても岸田首相の政権運営の主眼は岸田内閣の政権維持、自分のためだけなんですね。
LGBT法案成立の際はどうでしたか。アメリカの言いなりになって無理やり党内ガバナンスを壊して(党内に多くの反対があるにもかかわらず党内民主主義を否定して)までゴリ押しした。
一昨年の安倍元首相暗殺直後、中国から日本の排他的経済水域に撃ち込まれた弾道ミサイルの事件に際して親中の岸田首相は電話一本の抗議で済ませた。
支持率を上げるためだったら親財務省であるのに減税を打ち出した(財務相によるしっぺ返しに=裏切りにより結果的には支持率が低下した)、
そして今回財務省のしっぺ返しの一連の流れの中でパーティー券疑惑が沸き起こり、政敵を潰しに掛かったが、自分に火の粉がかかりそうになると会長を辞任し、会長でもないにもかかわらず派閥解消を表明した。
そもそもパーティー券のノルマ越え分の不記載問題って派閥の存在を解消すれば良いという問題ではないのではないですか。
これって、交通事故を引き起こす車は悪い。車を無くそう。
という議論と同じじゃないですか。
派閥があるから問題が起きたのではなく、金の流れをおかしくした政治家とか、会計責任者とかそれぞれの責任でしょ。
車の運転をしていたドライバーの責任であるのと同様に…
ということは問題のすり替えをして、派閥解消して論点をずらし、目くらましをしている。
どうですか。皆さんはこれまでの岸田首相の動きをどのようにお感じになられますか。