お約束の「LOVE」
様々な会議はじめ、多様な人が意見を言い合う場でスムーズにいくものと、脱線したり、一人の人だけがしゃべってたりして、しまいには何の場だったかわからなくなるものってありませんか?それぞれの大事な時間を使って集うので、少しでも価値あるものにしたい。そんな時には、場の冒頭にその時間のお約束・ルールを確認してスタートすることです。私のおすすめのお約束「LOVE」について綴ってまいります。
お約束を採り入れるメリット
会議や場の設計やファシリテートするためのノウハウはいろいろありますが、今回はあえて最初の「お約束」に絞っています。そのメリットは、アジェンダが完璧でも冒頭にお約束を伝えることで、いわゆるマインドセットやセットアップにもつながるからです。
また不特定多数の多様な方が集う場では、それぞれのこうある「べき」で無意識に参加している場合も多いものです。会議や場の目的やゴールを設定するのと同時に、それを達成するためのお約束やルールである、とセットでお伝えするとより効果的です。
会議等の進行がワンパターンになっている場合には、あえてイレギュラーのお約束をすることもオススメします。話す順番や考えの途中でもとにかくアウトプットするなど、場を活性化することも可能です。
お約束の「LOVE」
改めて思うと、かれこれ15年くらいは、ワークショップや研修などの場はこのお約束でスタートしています。特に職種や業種、年齢や性別と多様な人が集う場を設計することが多いので、声の大きい人や権威・権力があるなどその場での優位性がある人に振り回されないようにするためのお約束でもあります。それが
LOVE♥
この言葉を満面の笑みで伝えると、ちょっと強面の方の顔が緩んだりもします。照れくさそうにする方や逆に引く人もおりますが...
LOVEは、ひとまずお約束の頭文字をとった綴り。
L:Love(愛を持って、関心をもって)
O:Open(心と体と頭をひらいて)
V:Voice(声をだす)
E:Enjoy(楽しむ)
とこんな感じです。
何かを生み出したり、身につける場にできるだけ主体的に楽しめるような設計にすることを意識しています。生みだす場は、だいたいかなりシンドく難儀な工程が付きものなので、そのものを楽しむ姿勢を最初でお約束です。
そうすると、長い研修なども途中で「LOVE度チェック」を入れることも、研修の最後に必ず「今日のLOVE度」でいわゆる内省、振り返りを促します。
その他にも、それぞれがこの場を設計する上で目指す状態や姿を達成するために共通ルールとして設定するととてもスムーズになります。覚えやすいWORDや頭文字、ゴロあわせで伝えると共通言語が増えるので、チームビルディングにも役立ちますよ。ぜひ、お約束WORDをつくってみてくださいね。
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