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あしらせ〜視覚障がい者向けナビゲーションシステム〜

スマホアプリと連動させて、靴に取り付けたセンサーが聴覚を妨げずに行き先までナビゲートしてくれるシステム「あしらせ」が、発売に向けて始動したとのこと。視覚障がい者は、視覚以外の聴覚や触覚などの限られた情報で移動するので、道に迷ったり危険が伴ったり。特に初めての目的地に行くことは躊躇も多いはず。この「あしらせ」により、目的地まで行くルートがわかるとなると、出かける先の選択肢が広がるんだろうな、とワクワクしますね。そのニュースをシェアします。

HONDAのベンチャー企業「株式会社Ashirase」

あしらせを開発したのは、HONDAの新事業創出プログラム「IGNITION(イグニッション)」発、ベンチャー企業第1号の「株式会社Ashirase(あしらせ)」。視覚障がい者の歩行をサポートするシューズイン型ナビゲーションシステム「あしらせ」を開発し、2022年度中の販売を目指すとのこと。


Ashiraseのミッションは、「人の豊かさを"歩く”で創る」。歩くことで自立し、自分を好きになれる、そして他者まで尊敬できるといった、人の豊かさに溢れた社会を「歩く」という手段を使って創っていきたいとのこと。

視覚障がい者の自由な移動に向けたチャレンジ


あしらせの開発者、株式会社Ashiraseの千野歩代表取締役、視覚障がいのある身内の辛い交通事故をきっかけに活動を始めたとのこと。視覚障がい者は、限られた五感の情報を使って移動するので、道に迷ったり、不安全に陥りやすい。また外出することを諦める人の存在を知り、「私たちが当たり前にやっていることを、彼らは当たり前に諦めているんだなと強く実感」この課題解決のために開発を進めたようです。



あしらせの体験者谷田さんの声

このあしらせを使えば歩くことに集中できる。周りを確認しながら歩くことができる。そういったことで街を楽しむことができる

日本にいる視覚障がい者はロービジョンもあわせると160万人以上。
「一人で自由に街を散策したい!」と思った時に、安全とゆとりをもって街を楽しむ可能性が広がることは本当に素晴らしいですね。

視覚障がい者の自由な移動の実現に向けて、全力でチャレンジしていきます

という思いの千野代表取締役の今後の活躍にさらに期待です!


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すいの@HappyJoy
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