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一人で自由に走りたい!を叶える(Project Guidline)

「自分の想いのままに走れたら、それは一番いい」
視覚障害があり好きなマラソンをするために必要なのは伴走者。その伴走者の視界を頼りに安全に走ることができるけれど「一人で自由に走りたい」と願うのは、ある意味誰もがもつ普通の欲求ではないでしょうか。誰もが自由に想うままに走りたいを叶えるGoogleのテクノロジーを使って開発中の「Project Guidline」。応援したいプロジェクトとしてシェアします!

「思い立った時」に自由に走るという幸せ

パラリンピックのアスリートの活躍には感動と勇気をもらえる日々が続きますね。それぞれにある障害を補強する器具や機器の開発もどんどん進化し、人間そしてテクノロジーの持つ可能性の広がりをより感じるものです。

義手や義足はじめ自分のものとして使いこなす、ましてはアスリートして記録や結果を出すためには相当な努力やトレーニングが背景にはあり、その姿勢や生き様含めて感動や勇気の循環を巻き起こすんでしょうね。

自分で好きな時にトレーニングをしたい!と思ったにしても、すぐにできる人ばかりではありません。全盲のためランニングをするには、伴走者の存在なしには厳しいもの。

「朝、目が覚めた瞬間に、何も考えずにランニングシューズだけ履いて、ぱっと出て走りたい!」

決めたペース配分ではなく、その日のコンディションでもなく、鳥の声や波の音といった外気を感じながらただ無心になって、思いっきり気兼ねなく走りたい。自由度や選択肢が担保されているのがわたし達にとっての何よりの幸せかもしれません。


「一人で自由に走る」を叶える「Project Guidline」

そんなあたり前にある「一人で自由に走る」という欲求に応えようと開発が始まっているGoogleの「Project Guidline」。

「自分の思う通りに、誰にも頼ることなく自由に走ってみたい」
Project Guideline はそんな思いに寄り添い、視覚障がいのあるランナーが一人で自由に走ることを可能にすることを目指す、初期段階の研究開発プロジェクトです。

米国のNPOであるGuiding Eyes for BlindのCEO、盲目のマラソンランナーThomas Panekさんのこの問いが出発点。

すべての人が、自由に、自立して自分の可能性を追求できる。そんな社会を目指す小さな一歩として、この実験は始まりました。

そのために誰もが使えてアクセスできる技術を開発する。どこにでもあるスマホとヘッドフォンを使い、盲目の方が道路にひかれた線だけを頼りに、自立して楽しんで走ることができる。

コースのズレをアプリの電子音として耳へのフィードバックで教えてくれる。それに慣れてくると小鳥の声、波の音といった外気の音を楽しみながら走ることができる。

米国で2020年に発表されたこのプロジェクト、日本の全盲ランナー御園政光さんが最初のパートナーです。

「マラソンは一人で走るのと伴走者と走るのとでは全く感覚が違う。
自分の思いのままに走れたら、それは一番いいですね。一番やりたいです」

それはきっとマラソンでなくても同様の感覚。一人でやること、伴走者がいてやれること。どちらにも良さはあるけれど、そのどちらをも味わえることは素敵なこと。でもやはり「一番やりたいことが自由にできる」これ以上にはないかもしれません。

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(↑↑↑ youtubeより)

「Project Guidline」は賛同者募集中!


このプロジェクトはまだ初期段階とのこと。そのためプロジェクトに賛同するデータ収集のイベントやフィールドテストに協力いただける企業やNPO、フィードバックをいただける視覚障がい者の方を募集しています。

Project Guidlineのサイト、詳細はこちらから
https://projectguidelinejp.withgoogle.com/


誰かの「こうしたい!」を叶えるって本当に素敵ですね!






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