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SDGsの背景にある3つのキーワード
最近はほぼ毎日のように、どこかのチャンネルで「SDGs」に関する番組が増えている感じがしませんか?
2030年までに目指す世界共通のゴール「SDGs」
とはいえ、なぜ突然に世界共通のゴールなのか?背景にある3つのキーワードについて綴ってまいります。
地球はいま持続不可能な状態にある
大企業がこぞってSDGsをPRし、巷にはSDGsのバッジをつけている方も増えていることに対して、違和感を覚えている方の声も増えてきているなあと感じます。
「SDGsのバッチつけてたら、それで終わりと思ってない」
「SDGsって言ってるけど企業PRのための単なる社会貢献じゃない」
「SDGsがすべていいものではないんじゃない」
など。そういう面もあることは否めませんが、SDGsの本質的なことを理解し、それに真っ向から取り組んでらっしゃる企業や個人も多く、私自身もぜひ推進していきたいな〜という想いがあります。なぜなら
いま、地球そのものが持続不可能な状態にある
ということには変わりがないからです。いま、というのは、このままの生活や行動様式を続けていくことをさしています。その先を生きる子や孫の世代、そして未来にいまある地球を繋げることができないという認識です。
SDGsの背景にある3つのキーワード
地球そのものが持続不可能な状態にあるからこそ、SDGs という世界共通のゴールが設定されましたが、その背景にあるのは「経済」「環境」「社会」という3つのキーワードです。
SDGsが生まれた背景には、経済重視の発展を行ったことが発端にあります。ある一定層の不特定多数の生活の豊かさ、利便性や快適さを追い求め、経済を活性化させるための大量生産や大量消費という生活スタイルは、一方で環境破壊を招きました。
限りある資源を必要以上に使いあるものは枯渇させ、加工や廃棄するために排出されるCo2などは温暖化や気候変動を招き、処分できずに流出・滞留するプラゴミは海洋を汚染し、地球環境が悲鳴をあげています。
それらは、過重な労働環境や児童労働といった人権問題、経済の格差による貧富の差、飢餓や感染症、難民や紛争など社会問題が絶えず起こっているそんな状態にあるということです。
それでは、経済を止めればいいのか?
この新型コロナウィルスで多くの方が体感したかもしれません。経済をとめては、新たな社会問題がまた巻き起こってくるということを。飲食店やホテルはじめ多くの企業の経営が悪化、働く従業員は職を失い新たな経済的困窮を産みました。休校となったり部活停止で学校へ通えず、友達と思いっきり遊べずに精神的に止んでストレスになるこども達。もちろん大人も含めてのことです。
環境、社会の問題を持続的に解決するためには、今ある経済活動を完全にストップさせては実現不可能ということ。この経済、環境、社会の3つが調和しながら持続可能な開発をする、ということがSDGsポイントになるということです。
変化ではなく、変革を!
このままの自分だけのことを考えていくような今を続けていくことが、続けられない地球に繋がる。そのために個人が企業、そして国がそれぞれの立場を超えて共にゴールを目指そう、そのための行動変革を!。これが「SDGs」です。
そのため先進国だけでなく、途上国も。企業や組織、個人といったあらゆるレベルでSDGsという世界的な大きな動きと足元の日々の行動とをリンクさせたり、クロスさせパートナーシップで実現させようということです。
「自分の人生は、自分のもの」ですし、それぞれに人生のゴールがあると思いますが、その自分自身のゴールを達成するためにも経済、環境、社会のキーワードを意識して持続可能な行動を重ねていきたいですね。
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