SDGsを考える:その1
「SDGs」という言葉を聞いたことはありますか?マスメディアやSNSなどでもよく発信されているので、言葉を聞いたことがない人はいないかもしれません。昨年から小中学校の教科書にも登場している言葉「SDGs」。実は私達大人も少し学びを深めかつ行動する必要がある言葉です。今回は「SDGs」について綴ってまいります。
SDGsとは
「No one will be left befind (誰ひとり取り残さない)」
キャッチフレーズに、持続可能でよりよい社会や地球環境を目指し、世界の共通目標として2015年9月に国連加盟の193カ国がサインしたSDGs(エス・ディー・ジー・ズ)。
正式には、Sustainable Development Goalsの頭文字と複数のゴール「s」で直訳すると持続可能な開発目標の略称です。2016〜2020年までの15年間で、
17のゴール
169のターゲット
232の指標
が定められ、単に国や大企業やお金持ちといった限られた人・団体等が目指すのではなく、先進国も途上国もすべての人・個人、団体等がそれぞれができること、また互いのパートナーシップで実現しようというものです。
SDGsのわかりやすいアニメ動画は、こちらから↓↓↓
SDGsの背景「地球が悲鳴をあげている」
すべての人がこの目標に向かって行動するってどういうこと?国連とか、地球環境とか、ちょっと自分とは遠い感がある方も多いかもしれません。でもちょっと考えてみると、これまでは世界のどこかで起こったこと(南極の氷が溶ける、紛争、暴動etc...)はまるで対岸の火事、どこか自分には関係のないことも多かったのではないでしょうか?
それが今回のコロナでは、あっという間に火花が飛び交い、世界中のあちこちで麻痺した状態に、何かが違うと感じた方も同様に多かったでしょう。世界は明らかに繋がっていること、人やモノが移動することで経済が成り立っていること、止まったり滞ったり逆に進んだり、すべてが関連し影響しあっていることを。
改めて、このSDGsの背景にあるものは、ずばり
地球全体が悲鳴をあげている
これに尽きるのかもしれません。
これまでの私達の生活は、より早く、より安く、より快適にと利便性や効率性を求め経済重視で発展し続けていました。それを支えている有限の資源に対しても必要性だけで枯渇するまで使い続けたり、途上国の劣悪な労働を強いて安価にモノを手に入れたり、経済格差はますます広がり絶対的貧困よりも相対的貧困が増えていたり。民族間の争い、環境への負荷をかけ続け地球温暖化や気候変動によって引き起こる様々な災害に対しても、無関心を装って生きていけたのかもしれません。ただし、それではもう地球が立ち行かなくなっているということです。
私たちが住む今の世界は持続不可能である
我々は、貧困を終わらせることに成功する最初の世代になり得る。
同様に、地球を救う機会を持つ最後の世代になるかもしれない。
SDGsを自分ごととして考える、そして行動する。
私たちに求められています。
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