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CSS Nite Shift14「ウェブデザイン行く年来る年」〜総決算! 2020年のウェブマーケティング

株式会社まぼろし 益子貴寛さん/株式会社サイバー・アシスト 吉村正裕さん

・チャンス到来
 時代が大きく変わるときに「しがらみ」や「既得権益」が壊れる
・マインドチェンジ

コロナ禍

・パンデミック(pandemic)というだけでなく、インフォデミック(infodemic)の影響が大きい
・歴史的には「疫病」が人々の価値観や文化のあり方を大きく変えてきた
・コロナ前には、もう戻れない=ニューノーマル
→ まだ現在進行形

確実に迫られる4つの「見直し」
・顧客セグメント:収入格差、時間の使い方、世代内での細セグメント
 → 同世代の中でもさらに細分化される
・提供価値:選択基準や優先順位の変化、潜在意識へのアプローチ
 → 言語化表面化されていないニーズをとらえる
・流通:店舗のショールーム化、配送/決済方法の多様化
 → オムニチャネルのショールーム化へ
・営業:非接触営業、インサイドセールス、オウンドメディア

事業環境

・国内企業の99.7%が中小企業
・振興策の基本となる「中小企業基本法」が改正される可能性が高い
・補助金、税制優遇の廃止や縮小、最低賃金の引き上げなど、中小企業にとって逆風に
・DXをはじめとした生産性向上、企業再編や経営統合を促進したい思惑がある

DX

・IT化にとどまらない企業のデジタル変革がDX
 → IT化は、ITを活用した業務効率化
 → DXは、組織や業務を再編成するためのデジタル化
・2021年9月にデジタル庁が設置予定
 → ライフイベントにかかる手続きのデジタル化
 → デジタル資源を活用したパーソナル情報の提供
 → 多様性と人に優しいデジタル:公共交通機関のデジタル化
・はんこ廃止の波は、これからのデジタル化のフラグ

人口縮小社会でいかに経済活動を継続させるか
大切なのは「デジタル化」ではなく、それによって行われる「変革」

デザイン思考

急速に求められるデザイン思考
・インターネットやスマートフォンの普及で、受動的な消費行動が能動的に変化
・売り手本位の製品/サービスは淘汰され、消費者に寄り添ったものが受け入れられる時代
・常にユーザー視点でのデザインが求められる
・経営にもデザイン思考をビルトイン=デザイン経営

CX:消費者
UX:ユーザー
PX:ビジネスパートナー
EX:従業員

CXからHXへ
・消費行動にしか着目してこなかったCXには限界がある
・急速なデジタル化による「経験負債」の増加
 → 見たくないデジタル広告やメール
 → 質の低いEC体験
・第四次産業革命の主役はテクノロジーから「人」へ
・企業価値の提供価値を「人」を軸に再定義

ユーザーとのコミュニケーションは市場調査やアンケートではなく、ターゲット層(に近しい人)へのヒアリング

SDGs

SDGsとバランス感覚
・SDGsウォッシュ=見せかけのSDGsという言葉も
・経営や商品開発はもちろん、広報や広告宣伝でSDGsの意識の徹底が求められる=炎上防止
・特に動画やSNSでの不用意な発言に注意
・SDGsは人生100年時代や働き方改革なども含めて、自分の身の丈の範囲で考える

日本では三方良しの精神がもともとある。自分の身の丈の中でできることから無理せず始めるべき。

D2C

D2Cは時代の要請
・ECプラットフォームに依存しない事業展開
・顧客との強い関係性を構築
・分散していたデータの集約化
・商品開発から販売までのスピードアップ
・広報/広告宣伝の柔軟な展開
・LTV(顧客生涯価値)の重視

LTVは数値だけでは測れない。ブランドへの好感度などの数値化できないものも影響する

メーカー直販は昔からある。
ここから大事になるのはオリジナル化、カスタマイズ化にいかに対応するか

EC

ライブコマースの本格化
・スマートフォンなどからのライブ配信を通して、商品を販売するしくみ
・コロナ禍の中国で、爆発的な人気に
・日本でもECプラットフォームやスタートアップ企業が参入したり、撤退したり
・需要喚起は芸能人からではなく、身近なインフルエンサーから、という流れに

従来のECマーケティングの限界
・顧客との距離が遠い
・臨場感の演出やインタラクティブな販促ができない
・集客ありきの時代は終わった
・お客さんの「不」(不安、不明、不足、不満・・・)をなくす
・買った後の体験デザインも含めて、これからのECには地道な「体験デザイン」が必要

売って終わるECは淘汰される

SNS

SNS活用は新時代へ
・SNSアカウントがない=企業として存在しない
・メジャーなSNSでは、企業アカウントはすでに飽和状態
・新機能に素早く対応することが頭一つ抜けるための大切な手段
 → Instagram「ShopNow」「リール」「IGTV」など
 → さまざまな広告機能の使いこなし
・個人も「人」、法人も「人」

参考


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