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【現場学校03】Session.06「配信について」

2020.03.30 22:00-

終わりもみえてきた今回はSession06「配信について」。
今回の現場学校はタイトル「ウェブ制作のための動画制作&配信ノウハウ」のとおり、作るだけにとどまらず、公開/配信するところまでフォローする内容になっている。このかゆい所に手が届く感すき。
ここまで惜しみなく、濃密に制作にまつわるTIPSを教えてもらってきたけど、作っただけでは片手落ち!見てもらって初めて意味がある!ということで今日は「作ったものを見てもらう」ため、配信プラットフォームについて学ぶよ!

ユーザーとの接点

・誰に動画を届けたいかにあったプラットフォームを選ぶ
 → ユーザーとの接点がどこにあるのか?
・SNSは動画配信プラットフォームになりうる

Facebook
・ユーザーのタイムラインに動画流れる(環境があえば自動再生される)
 → ユーザーの目に止まりやすい
・視聴者の反応がグラフィカルに舞う
 → 反応のリアルタイム感
・ライブ配信を行うとフォロワーに通知が飛ぶ
 → リアルタイムなアプローチが自然でアクションを促しやすい

Youtube
・Google検索エンジンとの親和性が高い
 → Google検索結果ページのよい位置に掲載される
 → キーワードとの親和性が高ければ再生回数に関係ない
 → Facebookの動画もINDEXされるがサムネイルがおかしくなることがある

デスクトップワークスさんの場合
・Youtubeは検索エンジンとYoutube内検索用→Facebookに誘導する
 → 学びコンテンツなので中身をじっくり見て学ぶ
 → 田口さんのFacebookへの投稿全体とあわせて学ぶ
 というスタイルのため、Facebookをメインにすると相性がよい

誰をターゲットとして、どのような動画を見て欲しいのか?にあわせて配信プラットフォームを選定し、使い分ける。
試してみて最適なものを探すことは大事だが、メインは一つに絞った方がよい。

Facebookの動画アップロード

動画をアップロードする先によって、リーチするユーザーが異なるので注意
→ どこにアップロードして誰にリーチする動画なのかは先に考えるべき
→ 誰にリーチするか=ターゲットが誰か、なのでプランニングの段階で決めておかなければ、動画のターゲットと配信先があわなくなるかも!

通知
・個人アカウント:友達とフォロワーに通知
・Facebookグループ:グループメンバーに通知
・Facebookページ:ページのフォロワーに通知

Facebookページで動画を公開するメリット
・静止画のサムネイルを任意の画像にすることができる
 → グループ/個人だとFB側が提示した選択肢から選ぶしかない
・公開タイミングを細かく設定できる
・プレミア公開に対応
 → アーカイブ動画でもライブ配信のように配信できる
・Facebookクリエイタースタジオの利用
 → 動画のインサイトを一覧として閲覧/ソートできる
 → 詳細なインサイトも確認できる
 ※ 遡れる期間が3年前くらいまでかも
・アップロード後の編集が可能
 → 動画の前後のトリミングができる
 ※ トリミングに失敗すると動画ファイルが壊れる可能性があるので注意
 複数回繰り返す場合は特に。
 動画を削除して再アップしなおすとユーザーリアクションが失われる 

Facebookページでアップロードした動画を個人/グループでシェアするという方法もあり。

Youtubeの動画アップロード

・サムネイル画像の詳細な設定
・プレミア公開にも対応
・アナリティクス機能
・動画編集が高機能
 → アップロード後のカット編集:前後だけでなく中の
・動画の終了画面の詳細な設定
 → ボタンやリンクなどの規定要素をオーバーレイで重ねられる

vimeo

・基本有料
・「コンテンツ販売」が可能(レンタルにも対応)
 → ユーザーの購入ステップがシンプルでストレスが少ない
・ウェブページへの埋め込み機能が充実
 → コントロールバーの表示制御ができる
 → 終了画面の設定が豊富
 例)活用事例:現場学校
・埋め込む動画のドメインを指定できる(再生元サイトを制限できる)
・限定公開の場合の設定を細かくできる
・動画の差し替えができる
・画質がいい
・ユーザー側に広告が出ない

ウェブサイトでの動画活用にとてもおすすめ
https://vimeo.com/jp

ライブ配信をするために知っておくといいこと

プラットフォーム
・Facebook
・Youtube
・Periscope(ペリスコープ)

ライブ配信を行うハードウェアとソフトウェア
スマートフォンのみでも可能だが、PC+カメラで本格的に行う場合は専門のハードウェア/ソフトウェアが必要
・Cerevo LiveShell X:ハードウェア
 → 同時に3系統まで配信ができる
 → トラブルが起きにくい
・OBS Studio/Ecamm Live for Mac:ソフトウェア
 → PCトラブル、ソフトウェアクラッシュがトラブルに直結する
 → OBS Studio:無料だが高機能。Windowsにも対応
 → Ecamm Live:Facebookの個人アカウントで配信している時にコメントを画面にテロップ表示できる

動画のアスペクト比

・横長の基本:16:9(1920×1080px)
・スマートフォン考慮:縦長9:16(1080×1920px)
・正方形の動画:1:1(1080×1080px)※広告に多い

→ どこで、どんな用途で配信するかによってアスペクト比が変わるので、事前に確認しておく
→ 広告特有のサイズを選択すると逆に広告感がでてしまうかも?
→ プラットフォームの推奨はチェックする必要があるが、ユーザーにどうリーチさせるかを最優先に考えてアスペクト比もチョイスする

参考
Facebook広告動画の「アスペクト比」に関するヘルプ
YouTube動画の「アスペクト比」に関するヘルプ
Google広告動画の「スクエア動画や縦長動画」に関するヘルプ

まとめ

プラットフォームごとの特徴や推奨をきちんと確認しつつ、誰にどんな形で届けたいかによって、プラットフォームやアスペクト比を選ぶことが大切。
ユーザーとの接点をどうプランするかは、配信の段ではなく、最初のプランニングのところで決めるべき話。
「届けること」を最初から想定して、動画制作をはじめよう。

質疑応答

・公開設定「自分のみ」で動画配信を試してみることは可能
・見られている状態の緊張感は公開状態でないと得られないので思い切りは大事。やればやるほど学べるし改善できる

雑感

1ヶ月に渡ってじっくりと学んできた動画制作。
どんなにいいものを作っても、ユーザーに届かなければ意味がない!というわけで、今回もみっちり濃い内容で配信プラットフォームそれぞれのポイントや特徴について講義。
基本的にずっと「見る側」だったわけだが、こんなにいろんな何かがあったのかと・・・なにしろFacebookでの動画配信は適当に撮影したくらげをたれ流すだけにしか使ってないくらいなので、配信先が違うとこんなにできることが違うなんて思ってもみなかった。ページもグループも管理者で持ってるものがあるので早速試してみたい。
そしてFacebook動画の仕様がふわふわしているっていうのも初めて知った。知見も落ちてないのでここで話を聞けたのはとてもラッキーだった。

今まで頑張って処理書いてYoutubeを使い、それでも再現できない要望は一生懸命説明してきたので、vimeo(配信側)を知って、あの時間とは・・・って感じだけど、有料プランをクライアントさんにOKしてもらうとなるとそれはそれでまた新たな課題か・・・でも公式機能でそこまでできたら、デザイナーさんがやりたい!と思う表現を心置きなく再現できて、気持ちいいだろうな。
今回の学びとしてはある意味副産物だけど、「制作者として提案の幅を広げたい」という当初の目的からいくと、提案の引き出しが一個増えたので単純にうれしいw




★リアルタイムで動画見ながらコメントして、さらにメモをとっているので改めてアーカイブ見直しながら追記とか修正とかします。後から見たら内容がちょっと違うかもとかあるかもしれないので誰にともなくお伝えしておきます★

現場学校03
https://webdirector.shop/items/5e316d6ac78a5354c4348413

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