18歳初の海外1人暮らしは雑魚寝のベトナムだった話
今回は「挑戦して良かった」ことをテーマに応募がかかっていたので、今まで書いてなかった私の初めての海外長期滞在と初めての一人暮らしの話をしようと思います。
今は北欧のOLということで色々書いてますが、18歳の夏はベトナムでゴキブリと暮らす少女でした。
どうしてそうなったか、何が変わったか、3ステップでまとめました
18歳夏の挑戦は誤解から
まず18歳の夏。私は大学一年生でした。
大学受験勉強から解かれた最初の夏は、「絶対に海外行ってやるぞ」とだけ思っていました。長期で海外に行ったことも、一人暮らしもしたことないただの少女でしたが…
どうせなら働いてお金ももらいたいと思い、短期で労働できる夏のインターンを探しました。
本当は台湾に行きたくて、台湾のホステルなどに申し込んでいたのですが、どこかからかベトナムの日本語学校で人を探しているという話が入ってきました。
とりあえず話を聞いてみようと思い、オンラインで学校と電話をしました。相手の日本語が結構曖昧で、私は「今年の夏に来れるか?」という質問に「予定は空いているか」という質問やと思って、「はい」と言ったら、それがなんとファイナルアンサーだったらしく、そのままビザの手続きが進み、気づけばベトナムにいました。
初めての1人海外 in 東南アジアはパンチ強め
私の準備不足でもありますが、特に何も考えず飛行機に乗ってついてしまったので、空港から職場までの旅ですでにショックを受けました。
半壊の家やら、異常な量のバイク、道の整備されてなさ、全てが新鮮でした。1週間しかいないとかであれば、おおー!と思ってたかもしれませんが、2ヶ月いる予定だったので本気で「ここでどうやって生き延びるのか!?」と心配しました。
滞在予定だった日本語学校の会社の寮に行くと、めっちゃ牢獄みたいな造りで、ベッドではなく床に畳みたいなのを敷いてあるだけで、朝起きたらゴキブリの赤ちゃんがいっぱい歩いてたりして、
当時人生最大の「どうしよう」と思いました。
ベトナムでの挑戦から学んだこと
そんなこんなでいきなり地元民に囲まれ、左右わからずあたふたしたり、食中毒になったり笑しましたが、私が元々受け入れるのが上手い人間なこともあり、徐々にベトナムの良さをわかるようになり、海外で働くこと、生活に慣れていきました。
結構ハードコアな経験でしたが、自分の中での変化や気づきが沢山ありました。
迷ったらとりあえずイエスと言う
変なところに辿り着いちゃいそうですが、少しはリスクをとっていろんな所に頭を突っ込んでいくのがいいと学びました。一歩突っ込むと新しい世界が見えます。
私は初対面の日本語教師のおじさんについて行ったり(決して怪しくないです)、全く関係ない大学に顔を出したり、ブログを書いている人にいきなりメールを送ったり沢山のことをしました。リスクはありますが、直感に従って色々挑戦しないと勿体無いです。人間レベルで考えたら、極論他の人がしてることは自分もできる
しょうもない話ですが、ベトナムにいって食べ物の好き嫌いが治りました。職場で昼ごはんを一緒に作る式だったので好き嫌いしている暇なく、他の人が食べているものは同じ人間だから食べれるはずと思って食べるようになりました。お腹は壊しましたが、最後の方には鳥になりかけの卵とか色々食べました。好き嫌いだけじゃなくて、人生いろんな物事に「あの人はあれだから、こんなことができるんだ」など言い訳をしがちですが、極論人間やったら超人的な話じゃない限り自分もできると思いました。違いは「するかしないか」にあると思います。自分はケチだった。
働いていたベトナムの学校は決して裕福でもないところでしたが、全員にすごい温かいところがありました。
お金があるわけでもないのに、アイスを買ってくれたり、いろんなものに招待してくれたり、話しかけてくれたり、、、自分は働きに行ったのに得るものばかりでした。
日本で、金にも物にも感情にもケチになっていた自分に気付かされました。
この経験から、人間的豊かさの大事さに気付かされました。自分もそうなりたいと今も努力しています。
だから、いまだに世界幸福度ランキング(北欧が大体トップ)とかが全く信じられないのです…
挑戦はなんでも挑戦
私は挑戦することは一つの「ドア」を開けることだと思っています。「ドア」を開けるまでは何が待っているかわかりませんが、開けたら大体また「ドア」がいっぱい待ち受けています。
「ドア」の先に何があるかわからず、怖いものですが、開けてみないとその先の世界は見えないと思います。
私にとってこのベトナムは最初の大きな挑戦でした。あまり意図せず飛び込んだ世界で、たくさんのドアを見つけ、その先に繋がってきました。
具体的には、移民に関するトピックに関心を持ち、日本の移民をサポートする仕事を大学を通じて行いました。それがさらに数多くの「ドア」に繋がって今日はデンマークにいます。(色々ありすぎて直接的な繋がりは見えないけど)
今ではベトナムは私の大好きな場所です。何度も戻っては、自分を成長させてくれた場所、人に感謝しています。
これからもドアをどんどん開けていきたい人生ですね。