イギリス院卒業後の進路|価値はある?
夏なので去年まで住んでいたイギリスへ戻ってきました。デンマークより圧倒的に寒くてぶるぶる🥶
いろんな友人にあったので、イギリス大学院卒業後の進路についてパターン別にまとめようと思います。海外(海外特にイギリス)の大学院、ビジネススクールに行こうかなとか思っている方にはご参考になるかもしれません。ちいと長いです。
イギリスに残るパターン
全員とまではいかないですが、7-8割の人は移住しよっかなと言う思いを片隅に持ってやってきます。実際にどんな残留方法があるのでしょうか?
Graduate route ビザを取得して働く
おそらく移住したい方の多くが取る方法がこれです。
2024年現在では、イギリスの一定の大学院を出るとGraduate routeのビザがもらえ、卒業後2年間の就業ができます。ビザの費用は個人負担かつ、政府はどんどんこの値段を上げてるっぽいです。
仕事はなんでもできます。起業でもなんでもいいですが、2年後にビザをサポートしてくれるような会社で就職しないと2年後に帰国することになります。
特定の技能者としてビザを取得
主にケア領域などの仕事はイギリスでも人員不足が激しいのでビザをサポートしてもらいやすいです。実際にこのビザを会社から支給してもらい、働いている友人がいます。仕事はハードだけれども、ビザもサポートしてもらえるし、給与も出るし、問題なくいい生活ができていそうでした。
会社からビザをサポートしてもらう
年収が35,000ポンド以上ぐらいだったら(?)会社がビザをサポートすることができるようです。
ビザの費用も会社持ちなので、これをするのが一番難しいと思えます。よっぽどいい人材じゃないと難しいと思います。私の知る限りでも1、2人しか知りません…
これをサポートしてくれるのもどちらかというと大きな企業になるので会社選びも慎重になりますね。
博士号へ進学
やる気がある人は博士号へ進みますが、ほんの一部ですし、ビジネススクールでこの選択はレアです。
進学する際はビザを更新します。プロジェクトによってお金はもらえたりするみたいなので、居住権の年数にPHDの課程はカウントされるようです。
詳しくはないですが…
2ndマスターをとる
日本人でやる人は特別な奨学金をもらっている人でしか見たことないですが、中国人などではかなり一般的です。二個目の修士号をとりに入学し直すのです。お金考えると寒気鳥肌ヒェですが、まあよっぽどイギリスに残りたいのであればなくはないですね。
その他
気になる方は以下のリンクで見てみてください。
帰国するパターン
次に帰るパターンです。
多くの人、特に日本人はこの選択肢を取る人が多めです。
すでに社会人で以前の会社に戻る
休みを取ったり会社の支援で修士号をとりにきている人もよくいます。そういう方は問答無用で帰っていきます。残りたいと言いながら帰って行きます。はかない。
ボスキャリ・ロンキャリで仕事探し
私も去年は覗きに行きましたが、きている会社が非常に少ないので誰が内定もろてるんやろと思いました。現代大体オンラインで選考できたりするので、ここに絞らず出してみてもいいと思います。リモート就活は時差の関係で結構ハードなので覚悟必要だと思います。私は去年やってみましたが、朝5時とかから誰が会社の説明会聞きたいねんと思って早速やめました。
帰って就活
帰国してから就活でも全然遅くないと思います。新卒一斉採用ならばその後の年にまわればいいですし、変に急がなくてもいいと思います。
日本の文化では間があくと変な目で見られてる気がするので私も嫌でしたが、まあ究極に言うとどうでもいいので、しっかり院生活を最後まで楽しんで、ビザが切れるまでイギリスでバイトしてみたりして、帰って就活するのも全然アリだと思います。
他の国へ移動
これはワンクッション帰国を挟まないとまあまあ面倒そうですが、選択肢に入れるべきだと思います。
ただ他の国に行くひとは、
・仕事を他国で得た
・家族が他国に住んでいる
・また他国で学生になる
など目的がはっきりしている場合が多いです。
ぶっちゃけ海外院行く価値ってあるの?
個人にもよりますが、価値大アリだと思います。
全員が取れるような決断でもないですが、
もし少し頑張れば海外院進学もできるかもしれないと思う方がいれば、した方がいいと思います。
その後、海外に残ったり、日本へ帰ったり色々ですが、どの道をとっても海外院に行く意味はあると思います。
ー心理的な問題ー
正直海外院いって後悔したわって言うやつ見たことないです。
結果よかれ悪かれ、学びの多い年になりますし、
まずそんだけ金と時間を投資すると心理的に自己防衛メカニズムが働きます。
なので、海外進学の決断をとってそれを後悔する方が難しいです。なのでできるのであれば、機会を取りに行くべきだと思います。
ー金的な問題ー
お金は?が一番大きな問題ですが、正直学費は3-5年有れば返済できます。もっとかかっても返済できないケースはほぼないと言えるぐらい、海外院卒の人材は重宝されます。
新卒だったらこれから一生働いて返せない学費なんてほぼないです。
まとめ
今回はイギリス大学院卒業後の進路&ぶっちゃけ行く意味あるのかについて私見をまとめました。
最近アメリカの友人と話していて思いましたが、
日本は出費を抑えようとする傾向があるけど、アメリカ流に言うと稼ぎを増やす方法を考えるマインドセットの方が成功しやすいんだろうなと。海外院、出費はすごいですが、どこで落ち着こうと、人生の良い投資になると思います。
少しでも海外院進学のイメージがつきやすいようになれば嬉しいです。
何か気になるトピックなどあればまた書くので教えてください♪
おやすみなさい