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コロナ禍にイギリスオックスフォード大学に留学してみた12 ~キャンパスライフ~

はぴです!

前回の記事では、オックスフォード大学の教育方針などについて書きましたが、

今回は、もっとフランクに!オックスフォード大学のキャンパスライフに焦点を当てたいと思います。


食堂

食堂はカレッジ毎にありますが、カレッジによって味、内装ともにかなり異なるそうです。

私が所属しているニューカレッジの食堂は、食堂とは思えないほど素敵ですし、味もなかなか質が高いです。


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↑ニューカレッジの食堂。美しい……

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↑ニューカレッジ食堂の夕食。割と良質!

ただ、値段は7ポンドほど(1000円ちょっと)と、食堂にしてはだいぶ高いです…

料金の払い方も独特で、現金やクレジットカードではなく、図書館で使うカードに紐づけた後払い式になっています。


チャペル

前回の記事でも述べましたが、ほとんどのカレッジごとに、チャペルがあります。

また、大きなカレッジではコーラス隊を有していて、週に1回ほど、チャペルでコーラスがあります

特にChrist Church(カレッジの1つ)では、少年合唱団がコーラスを披露してくれて、かなりレベルが高いです。

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↑クライストチャーチのチャペル


前回の記事では、自カレッジ以外のカレッジに入るのが困難といった話もしたと思いますが、このコーラスは、礼拝の一貫とみなされ、一般解禁もしています

礼拝では、一応色々指示の書かれた紙(ここで座る、ここで跪く、など)が渡されますが、そこまで忠実に守る必要はありません。

私が行った時は、誰も跪いていませんでした。

また、服装もカジュアルな格好で問題ないです。


サークル(ソサイエティ)

日本でいうサークルのことを、ソサイエティと言います

様々なソサイエティがありますが、どれも日本のサークルに比べ活動頻度は少なく、多くて週1ほどです。

その活動自体も、ただたまにピクニックやランチをするだけといったものも多く全く忙しくないので、1人あたり大体5つほど入るのが普通だそうです笑

私は、ハリーポッターソサイエティ、日本ソサイエティ、KPopダンスソサイエティに入りました!

KPopダンスソサイエティは週1練習(ただ毎週出てる人はほぼいない)、その他2つは、学期で一回ピクニックをしてお話しただけでした笑


アルバイト

日本ではほとんどの生徒がやっているアルバイトですが、

私が聞いたオックスフォード生は、ほとんどいわゆるアルバイトをしていませんでした。

勉強が忙しくて、とても働くなんてできない、的なことを言っていました。ほえ〜〜

基本的に、長期休みのインターンなどでお金を稼ぐそうです。

なので、日本でのバイト話をするために"Part time job"とかいうと、自動的にインターンのことだと思われてしまいます笑


飲み会

日本の大学生にとっても欠かせない飲み会ですが、

オックスフォード生も、もちろん飲み会します

特にパブでの飲み会が人気なので、学校の周りにはたくさんのパブがあります


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↑オックスフォード内にあるパブ、 “The Crown”


ちなみにオックスフォード生(というかイギリス人全般)、酔うと歌う癖がある人が非常に多いです

特に土曜日は、夜中の2時あたりに、道路で酔って人生楽しそうな人たちの大合唱が聞こえるのが、毎週恒例イベントになっています。笑

(何度その音に起こされたことか・・・)



オックスフォードとケンブリッジ事情

オックスフォードに匹敵する難関大学、ケンブリッジ大学ですが・・・

オックスフォードとケンブリッジは、割とガチで張り合っています

両者とも、自分の大学が優れているというプライドが半端ないです。

私はオックスフォード側の主張しか聞いていませんが、
ケンブリッジよりも歴史がある、ということをすごく推していました。笑

ケンブリッジの言い分も聞いてみたいものです。


ボート

オックスフォード大学は、ボートが盛んです。

ボート部がカレッジの数だけあり、定期的にカレッジ対抗戦をしています

また、ライバルのケンブリッジとも対抗戦をするようで、
毎度熾烈な戦いが繰り広げられるみたいです笑


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↑近くの川で練習するボート部



オックスフォード大生

オックスフォード大生の特徴について、思ったことを簡単に書きます。


・天才というより、物知りが多い

一回教科書を見ただけで暗記できたり、4桁×4桁の掛け算が一瞬でできるといったような、いわゆる「天才」はそこまで多くない気がしました。

でも、とにかく物知りな人が多い

自分の専門ではないことでも、基礎的なことは広く浅く何でも知っている、といった人が多いです。


・英語が話せない人がいない

英語が話せない人、本当にいないです!

留学生はたくさんいるのですが、少なくとも私は英会話が苦手な人には1人も出くわしませんでした

なので「日本から来た」アピールをしても、特にゆっくり喋ってくれたりなんかはしません!

それなりに英会話が得意でも、「英語上手いね!」みたいに褒められることもほとんどありません。当たり前なので。ぴえん。


・人種の多様性は思ったより少ない?

コロナの影響もあるとは思いますが、

白人の比率が非常に多かったように思います

留学生は多いのですが、ヨーロッパの他の国やアメリカから来た人がほとんどで、

アジア系や黒人はあまり多くなかったように思えます。



独特な文化

オックスフォードには、日本ではみたことのなかった独特な文化やイベントがたくさんあったので、紹介します。


・ガウン

オックスフォード生は、何かあるたびに真っ黒なガウンを着る文化があります。

入学式、卒業式はもちろん、なんとテストの時期や学期最後の授業の際も、ガウンを着るそうです。

特にテストの時期は、カーネーションを胸元につけるのが伝統なんだとか。

窮屈そう、と思いますが、意外とこの伝統は生徒に気に入られているらしく、

一度この制度を撤廃するかどうかの学生投票があった際も、

「撤廃しない」が過半数を占め、無事この伝統は守られることになったという話も聞きました。


・Trashing(トラッシング)

テストが終わると、日本では「打ち上げ」的なことをして盛り上がりますが、

オックスフォードでは、テスト期間が終わった際に、チョークの粉?やらお菓子やら飲み物を頭からぶっかけるという、謎の「トラッシング」というイベントがあります。

なので、試験最終日には、ガウンを着ながらピンクの粉まみれになっている人が多いです。

しかもその粉まみれになったあと、近くの(あまり清潔ではない)川にガウンのまま飛び込んでびしょ濡れになるのが一般的みたいです笑

盛大なフィナーレだ・・・

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↑ラドクリフカメラの前でトラッシングをし、ピンクまみれになるオックスフォード生たち


・Oxford time

オックスフォードでは、通常の時間の5分遅れの時間に色々開始する、という、またもや謎の伝統があります。

この時間軸?を、オックスフォードタイムと言うらしいですが・・・

確かに教会の鐘だったり、大学の公式イベントは、5分遅れで始まっていました。

ただ生徒的にはあまり評判はよくないらしく、授業などはこれに従っていないことも多いです。


・May morning

各カレッジが5月1日の早朝7時あたりに、塔(というか高いところならどこでもいい)の上で合唱団がコーラスをする、「メイモーニング」というイベントがあります。

行っていた時期だったのでちょうど見れましたが、

屋上にいるコーラス隊を、寝起きの大学生が皆ぼーっと塔の上を眺めている姿がとてもシュールで、なかなか面白かったです。







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