フェブラリーS 藤岡佑介の騎乗について
本人がミスを認めた以上、今更ゴチャゴチャ言うまいと思っていたのだが、G1になるとレース回顧を上げるフォロワー数万人の影響力のある人と見解が違ったり、事実とは全く異なっていたりするので自分なりに回顧することにした。
まず事実とは異なっているこの回顧から
#フェブラリーS
— チャリオット (@chariot0001) February 23, 2025
コスタノヴァはスタートを失敗しており、この時点で好位置を確保するのはかなり難しくなっている。
逆にペプチドナイルは良いスタートを切り、欲しい位置を狙える形になった。
しかし、この2頭の明暗は1頭の馬の動きによってひっくり返ってしまう・・・。 pic.twitter.com/WUW3kERrZx
ペプチドナイルの位置取りが好発から後ろになったのは、スタートして5秒の時点で藤岡佑介が内を確認した後に控える判断をしたから。

藤岡佑介「スタートが決まりましたが、内から4頭行くのが見えて、外からも出る馬が結構押してきていたので、ここで張ると今日の立場的にも楽をさせてもらえず、つつかれて速くなるなという判断で、一列下げました」
とあるように、様子を窺っている間に内からアンモシエラ、外からデルマソトガケに行かれてしまったのではなく、意図的に自分から隊列を下げている。
この人が主張する、サンデーファンデーが内に寄せなかった動きは14秒辺りの話。

コスタノヴァが出負けから空いた進路を楽に進んで来られたのはサンデーファンデーの動きに起因しているのは確かだが、この回顧ではペプチドナイルとコスタノヴァの明暗を分けたのが、あたかもサンデーファンデーの動きに影響されたかのように書かれている。
これが事実ならサンデーファンデーが内に寄せない動きをしている時点でペプチドナイルはまだ外を張っているが、このまま外を回すわけにはいかないので隊列を下げざるを得なかったという形でなければならないが、ペプチドナイルはこの時点で3馬身以上後方にいる。

よって、藤岡佑介が早い段階で隊列を意図的に下げた動きとサンデーファンデーが内を空ける動きには因果関係が全く無い。
今回は明確に事実と違う回顧に対しての自分の見解
他の回顧に対する見解については今週忙しすぎるのでまたいつか