京都金杯レース回顧
皆様あけましておめでとうございます。
noteを書くのは久々ですが、競馬モチベが高まって収まらないので、今年の目標であるレース回顧を必ずやるという目標達成の為、動画か文章か悩みましたが今回はnoteを使って回顧します。
今年は両金杯にお気に入りの馬が1頭ずつ出走し、サクラトゥジュールとアルナシームそれぞれが重賞を制覇するという華々しい幕開けとなったんですが…
馬券は外れました
馬を見る目はあるのに馬券を買うのが世界一下手なので、今年はこれより下は存在しない幸先の悪い滑り出しとなった。
馬券下手を一刻も早く克服するためのレース回顧でもあります。温かい目でご覧ください。
レースタイム 1:33.5
ラップタイム 12.7-11.0-11.0-11.5-11.9-11.9-11.6-11.9
レースタイムは重賞クラス平均より少し掛かってるくらい
ラップタイムはスタート後の2コーナー終わりで2.セオの団野が抑えている動きを他所に10.セルバーグが促していってハナを取りきった後も少し流れていったのが11.0が連発しているところ。その後も大きく一息つくような場面もなく、内枠を引いて早めに抑えたセオやその一段後ろに構えたロジリオンなどを除けば先行勢は全滅という楽ではない流れ。結果は道中インで脚を溜めた7.サクラトゥジュール、向正面では馬也で後方待機しながらもコーナーではロスなく内ラチ沿いを走り、最後の直線ではあっという間に外に持ち出してスムーズな競馬をした16.ウォーターリヒトが内ラチ先行勢を差し切る形。
田辺騎手を特に意識して観たことはなかったが、少なくとも今回は一番上手く乗ったのではないかな。3着の1.ロジリオンも当然内ラチ沿いを走り、4着の2.セオも同じ。今回は内ラチ沿いを上手く使えたジョッキーに軍配が上がった形。
レース回顧は他の方がいくらか上げてますが、文字でも動画でも基本馬券になった馬か精々人気馬のことしか触れられないので、基本的に全馬特筆すべき点がなくても観ていきたい。
1.ロジリオン
スタートしてすぐは口を割っている部分は見受けられたが、2コーナー終わりには折り合えた。枠を活かして内ラチ沿いをロスなく追走。先行勢に楽な流れとは言えない中、直線は少し外に持ち出し懸命に追って3着。毎回好走はするものの今回も賞金加算出来ず。京都金杯もトップハンデ故に抽選に持ち込めただけなので、狙いたい重賞レースに今後も出走するなら何処かで賞金加算出来ないと厳しい。馬は当然ながら騎乗も枠を活かした良い騎乗だと思います。対抗印でした。
2.セオ
最後の直線でとにかく右にヨレまくってしまう馬。今回内前の馬を買いたかったので軽い印はつけたものの軽視していたが、前走前々走と先行勢に厳しい流れで距離も1ハロン長い1800を走った経験が活きた4着かなという印象。先行勢に有利そうなレースで今後も人気しないなら狙っていっても良さそうだが直線は団野が終始外に膨れないように左手綱を懸命に引っ張りながら追っている。最後の100m切った辺りではとにかく外にヨレないように必死に制御しているだけで追うのも難しい状態になっている。この辺りがもっと矯正出来ればいいが、若駒というわけでもなくもう5歳なので難しいかも。陣営のコメントで馬具を変えたり等で一変したような話があれば期待したい。
3.シュバルツカイザー
道中は2.セオと1.ロジリオンを行かせた3列目の内を追走。この馬も能力を考えれば内ラチを上手く使って来ている馬の1頭。道中や直線もロジリオンの後ろを追走したが脚色がロジリオンよりも鈍く、上がりも掛かってしまった分の7着。直線向いた下り坂付近の手応えは悪くなさそうには見えたので、中京の長い直線ながら急坂からの緩やかな登坂というタフなコースよりも、平坦なコースか直線が短い方が力は出せるかもしれない。あんまりこの馬を知らないのでなんともいえないが。
4.ゴールデンシロップ
スタート失敗で後方から。内ラチ沿いのキックバックを嫌ったのか最後方にも関わらず外を追走。前述した通り内ラチ沿いを上手く使えたジョッキーに軍配が上がっている以上、この時点で能力も劣るこの馬では好走は見込めない。コーナーの下り坂でも抑えきれず外を回し続け大外に持ち出すも、中京をそんな上がりでまとめて全員ぶった切るような強力な差し脚があるならこんな成績になっていないので勝ちに繋がる騎乗とは言えない。前が壊滅したオーロCで同じような競馬をして勝ってしまった成功体験から、今回の
騎乗になったのだと思われるが、そう上手くはいかないよね。
5.アスクコンナモンダ
スタート後、馬は内に行きたがったが2コーナー終わりには外に持ち出して内に2頭挟んだ中団外を追走する形に。何度も書いているが今回は内ラチ沿いを上手く使えたジョッキーに軍配が上がっている以上、5番という好枠を活かせた騎乗とは到底言えない。直線は流石外国人ジョッキーという感じの追いで最後も伸びたが4着まで。急坂でいい脚は使えているだけに道中のロスが枠を活かせたものであれば勝てたかはわからないが、馬券に絡んでいてもおかしくはない。馬券を買った人には少し消化不良な1戦になったのではないだろうか。自分は買ってなかったので命拾いした。
結局馬券を外しているので命拾いもクソもないか。他からの被害はタックルを受けて外にヨレてきたシャドウヒューリーを避ける形で少し外に持ち出した程度だが、道中の進路取りが上手くなかった以上は今後評価は少し改めたい一頭。
6.マテンロウオリオン
前走阪神カップで調教が良くて復調してきたと聞いてただけに、買ってはいないが注目して観てみたらあまりにポツンすぎてレースに参加していなかったマテンロウオリオン。今回は距離延長と復調気配もあってか道中も中団を追走出来るくらいの行脚はあった。シュバルツカイザーが内ラチ沿いに居たためその外を追走。直線は外に持ち出して固まってゴールした集団の後ろ1・1/2でゴール。確かに少しずつ調子を取り戻している感はあるが何処が買い時なのかと言われると全くわからないので今後も手を出すことが難しい馬
7.サクラトゥジュール
今回唯一のお気に入り馬であり勝ち馬。この馬の単勝を何も考えずに買っていればよかった。馬券の買い方が世界一下手なんだから余計なことをするな。
道中行きたい馬は全て行かせて内ラチ沿い最後方を追走。手綱を短く持ってとにかく我慢させて脚を溜めている。直線に入っても内ラチ沿いを進行し、少し膨れたところから内に寄せていることからもインを突いていくことが当初のレースプランだったと思われる。しかし逃げていた10.セルバーグが内ラチ沿いを塞いだ上に脚色も鈍くなった為、即座に外に持ち出していく。判断が早い。そして9.シャドウヒューリーの後ろまで持ち出したところで、1.ロジリオンと9.シャドウヒューリーの間に勝機を見出し内に切り込んで行く。ただここで誤算だったのは9.シャドウヒューリー川田が右ムチを入れて間が狭くなってしまったこと。進路を見出した時には川田は左ムチを叩いていたので、この判断は間違っているとは言えない。
こうなってしまった以上、最後の200mで馬を引っ張って更に進路を変えていては到底勝ちは望めない。キングとしてはここは行くしかない。
ここを割っていくことは勝ちに行っている以上は仕方がない。結果論でいえばシャドウヒューリーの後ろに付けた際に、更にその外に持ち出した後に空くであろう眼の前のスペースをいけばスムーズに勝てただろうが、あの時点で右ムチに持ち替えることまで予測しろというのは酷。ただ問題は割って入るだけでなくそのまま9.シャドウヒューリーを押し出す形でしばらく外に斜行し続けていることだろう。結果9.シャドウヒューリーは少なくない被害を受け、キングには過怠金5万円が課されている。
制裁内容も外斜行での過怠金となっており、狭いところをついたこと自体は結果論であり、その後に真っ直ぐ走っていれば制裁もなかったと思われる。道中は手放しで褒めて良い騎乗だが、最後に関しては後味の悪い危険な騎乗と言わざるを得ない。とはいえセン馬で8歳となった勝ち馬サクラトゥジュール自体に罪はないので、これからも頑張ってほしい。馬券は外れたけど。
8.オーキッドロマンス
特筆すべき点があまりない馬。チークピーシーズをつけていることから、周りに馬がいると集中力を欠く可能性が高く、逃げるならこの馬かなと思っていたが結果逃げられず、左右に馬を置いて走る形になってしまったのも痛かったか。中京の1600をタフな流れで追走して最後の坂を迎えて走りきれるほどの気性とタフさはなさそう。楽に逃げられるメンツと距離でならワンチャンあるかも?
9.シャドウフューリー
今回一番人気を背負ったザ・優等生といった感じの戦績。7.サクラトゥジュールの件で最後の直線に関しては触れているので道中の立ち回り。中枠の先行馬ということで内ラチ沿いを使える枠ではない。道中は12.フィールシンパシーの後ろを追走する形。あとは3頭分外を走ってやれることはやったかなという印象。最後の直線も不利がなければ少なくとも掲示板は狙えていたとは思うし、内枠ならもう少し良い結果を得られた可能性はあるが、同時に今回の相手に抜けた能力があるということもない為、1番人気は少し過剰だったか。人気しやすそうな点からも今後も条件が向いていそうな場合に絞って狙いたい馬。
10.セルバーグ
序盤にも触れたが2.セオがハナを取って抑えた時点で10.セルバーグも控えていれば先行勢に更に展開が向いたのだろうが、ここぞとばかりに押してハナを取り切りに動く。2.セオ団野大成も簡単に前に入られたくないのでしばらく競り合うが3コーナー入る手前でハナを完全に取りきる形。しかし道中で脚を使った上に下り坂とスパイラルカーブで後ろが加速してくるコース形態上、息を入れるタイミングもなくそのまま直線へ向いた時点でセオに楽々交わされて終了。前走前々走で控えた形で悪くない競馬をしてい中、今回先行馬が少なくないレースで無理にハナを取りに行く必要があったのかは疑問。田口貫太「リズム良く自分の競馬はできたけど、止まるのが早すぎた。敗因が分からない」とコメントしている以上、本人的にはこれで最後まで逃げ切れる自信があったらしい。
2024マリーンカップでハナを主張した坂井瑠星を潰すのが目的と言っても過言ではないくらい延々と競りかけて早々に自滅していたレースを見ても、逃げが出来る馬に乗せたらかなり危険なジョッキーと言わざるを得ない。今回も予め懸念していた通りになってしまった。今後も逃げ馬に乗る時は動向に注目していきたい。
11.コレペティトール
道中最後方を追走。4.ゴールデンシロップを行かせた後に内ラチ沿いに寄せてコーナーはロスを少なく立ち回り、最後はかなり外に持ち出して上がり3位の脚は使いながらも9着。柴田裕一郎「ゲートの出からあまり進んで行かなかった。内々に行こうと思って、馬場の悪いところで脚を取られた」とあるがどの場面かは確認出来ていない。内ラチ沿いは使えるとはいえ若干荒れ気味なので、脚が取られてしまうところがあってもおかしくはない。直線で右ムチを打ち続けた結果、馬が大きくヨレて14.メイショウチタンにぶつかってしまった為、過怠金1万円。妥当。馬は頑張っている。
12.フィールシンパシー
20倍くらい付きそうだしサクラトゥジュールは9倍くらいなので天秤に掛けた結果、こちらを本命に選んだら最終的にオッズは同じ12倍程度になり結果は雲泥の差になった。馬券が下手すぎる。
とはいえ1着馬から2.2秒差で負けるほど弱い馬ではないので、結果的に外枠から競りかけて前に行く馬が思いの外多かった点や、15.ドゥアイズの内容からも中2週で金杯に出たことが思った以上に負担になったと判断。今回の負けで評価が落ちるなら休養して体制整った中山牝馬か福島牝馬で先行馬に有利な展開と枠さえ引けるなら狙いたい。先行意識の高い坂井瑠星が意識して先行しても3番手の外3頭分の位置しか取れなかったなら仕方ない。今回は自分の読みが浅すぎた。
13.コナコースト
この馬に関しては恐らくメンタル面での絶不調期間が終わらない状態だと思うのでコメントすることがない。一度崩れた牝馬は中々立て直せない。桜花賞リバティアイランドの2着なんだけどね…
14.メイショウチタン
2コーナー誰よりも外を回し続けていたが、向正面では少し位置取りを下げてコナコーストの後ろへ。今のコナコーストが道を切り開いてくれることはなく、3コーナー時点で既に手応えをなくし下がってくる。仕方なく更に外に出して徐々に押し上げていく。直線では外に持ち出すが12.コンペティトールの斜行の割りを喰っている。道中の運び方も不利を受けているし、枠の並びと展開が良ければ…とは思うがこのメンツではスムーズでも掲示板も怪しいか。LやOPなら。
15.ドゥアイズ
武豊「行きっぷりが悪かったです。外にモタれていました。イメージ的にはかかって行くぐらいかなと思っていましたが、全然進んで行きませんでした。ちょっとわかりません」とあるように、コーナー時点でかなり促しても行かない。ムチを入れても反応悪い。戦績をご覧の通り決して弱い馬ではないので、フィールシンパシーと同じく間隔が短すぎた反動と考えて今後の対応は保留します。
16.ウォーターリヒト
内前の馬か内ラチ沿いを上手く使えないと厳しいと判断して紐までにしたこの馬だが、今回一番上手く立ち回ったのは田辺ジョッキーで異論はないだろう。スタート悪くなく馬也で中団外を回って2コーナー。他馬が向正面で進んでいく中、あえて位置取りを少しずつ下げ自然とコーナー入る手前ではロスなく内ラチ沿いを進んでいる。大外を引いた馬の立ち回りではない。
7.サクラトゥジュールとずっと促している15.ドゥアイズの後ろを追走したかと思うと、直線向いた時にはこの馬の勝ちパターンである外へと自然と持ち出している。道中のロスを最低限に抑えた騎乗で馬の反応もよく、直線伸びたが惜しくもクビ差届かずの2着。騎手もそれに応えた馬にも拍手を送りたいような素晴らしい騎乗だと思います。軽視して申し訳ありませんでした。次走は何やらフェブラリーSを使うらしい。砂を被ったことがない点やダート向きなのかもわからないので判断が難しいが、今後に期待しよう。
以上ざっくりと掻い摘んで書いたが既に6000文字を超えている。文字に起こすの億劫すぎるだろ。中山金杯は少なくとも文字でやる気は起きない。面白いけど手間がかかりすぎる。10分前後に動画でまとめるのが一番良さそうということがわかりました。お疲れ様でした!