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#62 理論に現実を閉じ込めない
2021年4月26日の放送です!
TAKAさん)
今日は、なんか僕の中でもちょっとね、まとまりきってないことを静華さんとお話ししながら、ちょっと皆さんと深めたいなっていうお話があって。テーマ的には「理論に現象、現実を閉じ込めない」っていう話なんですけど。全然意味わかんないじゃないですか(笑)。理論に現象を閉じ込めないっていうね。
『理論』っていうのはね、こうするとこうやってうまくいきますよとか、なんか方法だったりっていうことじゃないですか。『現象』っていうのは自分の前で起こってるみたいなところでお話していきたいなと思うんですけど、どうしても僕たちって『理論』の中に『現象』を閉じ込めちゃうって話をしたいんだけど、この時点ではわからないですよね(笑)
どういうことかっていうと、もともと『現象』っていうか目の前の『現実』を説明したものを『理論』って言うんですよね、言葉として。こういう状況の時はこうなりますよっていうのが『理論』であったりとか、こういう状況の時はこうなりますよ、こうやるとうまくいきますよっていうのが『理論』なんですけど、なんか僕ら生きてると、『理論』ありきでものを進めちゃうなと思ってて。
だからその、現実はちょっと違う状況になってても、『成功するとか、うまくいく理論』に『現実』を閉じ込めようとするというか。
静華さん)
なるほど、ちょっと分かってきましたよ。
TAKAさん)
本当はね、『現象と現実』を説明するために『理論』があるはずなのに、『理論』を先に僕ら学んでいて、その学んだ『理論』で『現実』を見てしまうと、そうではないことが起こっちゃうんじゃないかなっていうことを感じてるんですけど、なんかうまく説明できないというか、なんかこう、『現実』が『理論』通りになってくれればね、分かりやすいし、やりやすいじゃないですか。だから僕らの目の前の現象ってその『理論』で閉じ込められないというか、その範囲を越えてくるからこそいいものもあれば、越えてしまうものもあってっていうところで、それで言うと、なんかこう、僕たちってやっぱ成功してきたもので失敗するんだなっていうことがあるんですよ。また分かんないことをね、『理論』で閉じ込めないっていう話の前に、これを話して深められたらなと思うんですけど。
要はね、なんか前にやったことってうまくいくじゃないですか。前にやってうまくいったことって自体のその方法をね、伝えればまたうまくいくなって思うじゃないですか。例えば「このやり方でうまくいったから、次もこの方法でうまくいきたいな」って思っても、さっきの話みたいにやっぱ状況が違う中でもね、その成功法則みたいなところから抜け出せない自分があったりすると思うんですよ。
本当は状況が違うからね、違う方法を使わなきゃいけないのに、なんか成功したが故にその方法に固執してしまうっていうね。だからそれがさっき言った、「こうやったらうまくいった成功法則」とか「成功した経験」っていうものが『理論』だとすると、目の前の現状が違うのにそこに縛られちゃったり、それに固執することで次の機会にうまくいかないことっていうのがね、僕なんかもやっぱりあるなと思って。
だから本来はその『理論』っていうのは『現実』っていうか目の前のことをね、うまく進めるためにあるはずなのに、逆にその成功した『経験』だったりうまくいった『理論』に縛られちゃうからこそ、うまくできなくなることがあるなーっていうことを感じて・・・少しは伝わったかな(笑)。
静華さん)
なるほどなるほど。だとしたらでも『現実』を見た方がいいってことですよね。『理論』の型に無理やりはめ込もうとしないで、何がどこが違うのか、今回は違うケースなんじゃないかとか。
TAKAさん)
だからどうしても『理論』で説明したくなるじゃないですか。僕らって人を説得するときに、なんでって言われたときに論理的に話すと納得してもらえるから、どこどこでうまくいったからとかアメリカの研究でとか、こういう『理論』で僕らは説明したくなるんだけど、それを説明してその方法に縛られるがゆえに『現実』を見誤るというか、うまく捉えきれずうまくいかないことがあるから、その『理論』をうまく利用しながら『現実』とか新しい自分に挑戦しないといけないんだろうな。
うまくいったことっていうのはそこを頼りたいし、僕らってやっぱり捨てにくいし、アンラーニングなんて言ったりしますけど、そこから新しい自分に挑戦するのってやっぱり僕自身もそうだけど難しいのかな、なんてことを思って、今日静華さんとこんな話をしてみた次第でございます。
静華さん)
聞いてる人にも話聞きたいぐらい、コメントしてほしいですよね。
TAKAさん)
確かに聞いた人にはコメントしていただけたら嬉しいですね。エピソードがあれば分かりやすかったんですけど、全体的にたまにこういうことがあるなと思ってほんやり今日はお話ししてみたんで(笑)
静華さん)
何かがあったわけではないんですね。(笑)
TAKAさん)
そうそう。なにもない(笑)。いろんな方とお話ししてても、僕、未来と過去の話をよくするじゃないですか。未来のことって何が起こるか分からないから説明できないことが本質なんだけど、予測とか期待とか、そういう過去から推測できるものを話さないと全く相手が頼りにするものがないので、未来を語るときに過去っていうか『理論』を使うんですけど、僕はいつもこの『理論』にした時点でスケールダウンしてるなっていうジレンマがあって、そこがうまく話せないなっていうのはまたちょっと回を改めてね、未来を語る上で言葉にした時点でスケールダウンしてる気がしちゃうっていう話で、だから時代と理解は後からついてくるって思ってるんですけど、そういう話もまたしてきたらなと思っております。
まとまりのない中でですが、最後、静華さんまとめてください(笑)。
静華さん)
今ちょっと聞いてて思ったのは、理論ありきっていうか理論が絶対だって思うからそうなっちゃうんであって、こういうことも過去にあってうまくいったし、こういう法則みたいなのもあるかもねぐらいに思っとけば、でも違うかもねみたいな。
絶対当てはまるとか絶対こうなるべきとかなるはずって思わなかったら型にはまらないで済むのかなと思いました。
TAKAさん)
そういうことが言いたかったんですよ今日は。ありがとうございます。
今週も続けていきたいと思うので、聞いていただいてお付き合いいただけたらなと思います。
今日はありがとうございました。
ありがとうございました。いってらっしゃい。
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