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#69 『体育』って好きでしたか?
https://stand.fm/episodes/6099c6fbaa63e54748d53147
2021年5月11日の放送です😀
◾️サッカーの審判も「ライブ感」が大事
TAKAさん)
昨日は先生や講師の話をして、
ライブ感が大切だよねーっていう話をしてて。
で、状況によってねスタイルとかを変えたりとか
したいですよねーって話してました。
「生徒のために」や「参加者のために」
準備した通りでなくて、変えるんだよねって。
でもやっぱり自分の軸や経験って大事だよねーって
いう話をしましたよね。
静華さん)
そうでしたね。
TAKAさん)
今日はですね、サッカーの審判の話で面白いことを聞いたのでそれについて少し話をしてから、ぼくは実は昔体育教師だったんですけど、「体育」の話をしたいなって思っています。
まず審判についてですが、審判のイメージって、
ルールを正確にジャッジする人というイメージだと思うんですね。
でもサッカーの競技規則って雰囲気とか状況によって決めていいんですよ。
静華さん)
え、そうなんですか?
TAKAさん)
その曖昧なやっぱライブ感、要はスタジアムの
雰囲気とかでジャッジされていいっていう(笑)
静華さん)
そうなんだ。
TAKAさん)
そう、僕はその話はちょっと結構衝撃的で(笑)いつも同じ基準じゃないのか〜って。
でも確かに昨日の話でライブ感と同じで、それは感じてたんですよ。やっぱ子供の試合のファールの取り方と、国際大会とかでの審判をみながら。サッカーの審判って、選手たちが最高のパフォーマンスを出せるように後押しする人なんですよね。
だからファールを取らない方が激しく戦って、その選手たちの力が発揮できればファールは取らなくていいんですよ。
静華さん)
あ、あえて取らなくていいんだ。
TAKAさん)
そうなんです。多少身体があたっても、ファールを取らないと、
ガーっといって力が引き出せるじゃないですか。
それを、ピンと押しましたってファール
取れたらいい流れも全部止まっちゃう。
ってことは昨日のライブ感ってことで言うと、
サッカーの審判も自分の軸大切にしたいものをしながら、
選手たちが最高のパフォーマンスをするお手伝いをする。
それは、今のはファールだろうってなっても
この試合ではファールじゃなくてもいいっていうのがね、
ちゃんと書いてあるんですよ。
静華さん)
えーすごいファシリみたいな感じ。
TAKAさん)
そう、ファシリなんですよ。
静華さん)
え、そうなの?
ジャッジだからさ、
もう正確にルールにきっちり
審判しないといけないと思ってた。
TAKAさん)
そうなんですよ。
でも、この「状況に応じて」みたいなの、
実はこれめちゃくちゃ日本人苦手なんですよね。
静華さん)
あーなるほどね。
TAKAさん)
意味から線引きをするって僕ら苦手じゃないですか。
線引きが先にあるというか、埋まっているところにどうするかって
育ってるもんねって話をしてましたよね。
◾️「体育は公開処刑」のようなもの
僕は本質行動学っていう勉強会に参加してるっていう話を
させてもらったと思うんですけど。
今エースコースっていう、ASEっていうんですけど、
アート、スポーツ、エンターテイメントでさらに
本質を深く学ぼうっていう勉強会に参加してて、
昨日まで、登壇させてもらっていたんですよ。
静華さん)
あ、タカさんが?
TAKAさん)
はい。講師と言われる方にいて、スポーツの楽しみ方みたいなことを
参加者が150人くらいでいらっしゃるんで、その方たちに3日間お話しさせてもらって。
スポーツっていろんな捉え方があるじゃないですか。
見る方もいればやる方もいれば、
健康のためにやってる方も成長のために立ちたくてやってる人もいて、
本当に捉えどころがないなって思った反面、
その参加者の方は、体育嫌いの人が多かったんですよ。
体動かすことは好きなんだけど体育嫌いだったっていう人が結構多くて。
やっぱり元体育教師としては残念な状況じゃないですか(笑)。
でも確かに話を聞いてると体育って
すごく残酷な科目だなと思ったんですよ。
っていうのは公開処刑みたいなところがあって、
頼んでもないのに苦手を公開されちゃうというか。
しっかりできなきゃいけないなんて言われちゃうっていうか、
別に頼んでもないのにバレーボールの授業させられて、
お前は下手だって言われちゃうとか、
走るの苦手なのに持久走させられて、
成績で2がついちゃうとか。
そりゃ体育嫌いになるし、
僕ら体育の先生ってそうやって
動くことが嫌いになることをね、
ひたすら強要してたと思ったんですよ。
◾️楽しむために「ルール」を変える
僕なんか体育をそういう位置づけにしてないでね、
楽しむためのツールぐらいにしか思ってなかったので、
学校体育をそれでもやっぱり評価もしないといけないし、
その得意な生徒はねやっぱりこう認めてあげるというか、
スポーツで認めてもらえる人もやっぱり中にいるので、
そんなことを考えてたんですけど。
本当にね体育嫌いでしたっていう方が多くて、
確かにその体育の先生やってる時から、
なんで体を動かして気持ちいいはずなのに
嫌いなんだろうみたいな(笑)
だから最初から革靴履いてきてやる気がないとか、
そういう子もいたんですよね(笑)。
でもその時に目的を「上手くなること」ってしちゃうと、
嫌な子やスポーツ嫌いな子も
しっかりやらせないといけないんですけど・・・。
ヨーロッパみたいに好きなスポーツを
自分で選んでやるってことも素敵なことで、
そういう方法もあるんですけどね。
でも、この日本ってやっぱり全員が
いろんなスポーツをする機会が
子供たちにあるっていうのは
素晴らしい側面だと思うんですよ。
やっぱりやってみないとですし、
その素晴らしさに気づかずにね、
そのスポーツを始められない子供もいると思うんで、
確かにきっかけとかねそう僕ら体育の先生が
いい出会いを与えてそのスポーツの楽しさを
いろいろな角度からね伝えられたらいいなと思って。
例えばバレーボールするときに
やっぱり苦手な子っているじゃないですか。
そうするとバレーボールって残酷なスポーツで
その子がミスしたら続かないんですよね。
で明らかに分かっちゃうんじゃないですか犯人が。
っていう種目なんですよ。
サッカーってなんか失敗したときに、
誰のミスだったかって分かりにくいんですよね。
でもバレーボールっていうのは、
その子のところにボールが行ってしまうので、
体に当たって落ちちゃったらその子が悪いっていうのがあって。。。
そうそう取れなかった。
だから僕はそのルールを逆手にとってですよ、
例えばチーム3人だけはその子が触った後に
ワンパウンドしてもいいとか、3人まではとか、
そうするとその子が当たった後にね拾って繋げるとか、
さらにその子が触った後に得点が入ると2倍になるとかすると、
その子はとにかく触ればいいんですよね。
で上手い子たちっていうのはそういうシチュエーションを
楽しむんですよね。その子を助けたいみたいな状況になるみたいな(笑)
静華さん)
活躍できますしね。
TAKAさん)
やっぱりルールを変更することとか、
目的を変更することで体を動かしたり、
みんなで一緒にスポーツの良さって伝えられると思うので、
そんな私だけルール変更して悔しいみたいなのもあるので。
そのルールの変え方っていうのはやっぱり自分たちが決めなきゃいけないんですけど、
ただただこうね体育の時間ポツンとしてね、
バレーボールから逃げながら
50分過ごすっていうのは避けたいなっていうのを思って。
静華さん)
なるほど。
TAKAさん)
だからやっぱり体育ってスポーツに
出会ういいきっかけだなと思うので、
なんかこの年2021年に流れてしまっている
オリンピックパラリンピックも、
勝った負けた以上の意味があるというか。
特に。パラリンピックっていうのは、
もともとねやっぱり障がいを持っても
人生は可能性に満ち溢れてるんだって、
僕はね障がいを持ってないので簡単には言えないんですけど、
やっぱりその障がいをおわれてもスポーツができるんだとか、
やっぱりこう日常生活でね復帰できるんだっていうものを
伝える意味ではすごく重要なね大会なので、
なんかそんなのをねスポーツの力を使って
発信したいなっていうのを、
改めて体育授業のところから聞いていただいたっていうね。
静華さん)
なるほどね。
TAKAさん)
静華さんは体育は好きでしたか?
静華さん)
絶対聞かれると思った(笑)。
嫌いじゃないけど一番苦手な科目でしたね。
TAKAさん)
それがわかってしまうっていうのがね〜(笑)
静華さん)
なんかね〜(笑)努力でなんともならないんですよ。
体育だけじゃないですよ!体育と美術。
TAKAさん)
体育と美術ね、ほんとだね(笑)。
静華さん)
あとはなんか、頑張ればなんかね、
どっか伸びたりとか認めてもらえたりするんだけど、
もうね、そういうのはでも嫌いじゃなかったかな。
まだね、救いがあったり嫌いじゃなかった。
なんで音楽とかねリコーダーが苦手なのに順番に前で発表しちゃうんですか。
TAKAさん)
歌とかももうね歌オンチなのに、なんでみんなの前で歌うとかね(笑)
ちょっとね、先生たちも残酷だったな、僕も含めて。
静華さん)
勝手にバレーボールさせられるとか、
タカさんさっきおっしゃってましたけど、
そういうのって別に数学だろうが英語だろうが
勝手に因数分解させられるとか
勝手に実験させられるとかあるんで、
それはカリキュラムなんでいいと思うんですけど、
公開処刑の意味合いが強いっていうのは他の科目だとね
そんなことはあんまりないのに、
なぜか目立っちゃうってありますよね。
TAKAさん)
だから他のね数学とかって苦手でも黙って座ってたら
バレないし迷惑かけないしテストも
こっそり返してくれるんじゃないですか(笑)
だからいいんですけどね(笑)
静華さん)
お前のせいでここの問題解けなかっただろうってならないですからね(笑)なので体育の楽しみ方ってあると思うんですよね〜
可能性はまだまだ広がりそうですね!