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【SDGs×スポーツな対談のまとめ】ラグビー元日本代表 長江さん×HappyFirstなサッカー監督タカさんの対談会を終えて…

キャプチャ

2021年9月29日(水)20時~開催した、長江有祐選手と石原孝尚監督の対談会。「夢を追い続ける場所」を作るため、現役を続けながら起業した長江選手のお話は、ラグビーのことをそんなに知らない人たちからも「面白かった!」「勉強になった!」という声を多数頂きました。対談会の様子を少し、紹介させて頂きます! 



Question1長江さんはなんでいつもそんなに笑顔なの?

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タカさんからの質問その1。ラグビー選手ってなんだか怖い印象が確かにありますよね…。

「練習中も、楽しい方がいいじゃないですか。スポーツって楽しいもんだし。だから、笑顔でみんなに話しかけたりしてますね。」
「スポーツって楽しくないと続かないじゃないですか?」
そんな優しいマインドの長江さんですが、試合中は全然笑わなくなるそうです。試合後、「試合中怖かったわぁ」と声をかけられるぐらい。
普段気さくなのでつい、忘れてしまいますが、やっぱり日本代表になられるぐらいのすごい選手。試合中は真剣勝負なんですね。

Question2 世界で一番小さいプロップと呼ばれていた長江さん。長江さんの日本代表での役割って何だったの?

リコーブラックラムズ時代

タカさんからの2つ目の質問に、
「何を期待されてたんでしょうね~?」とおどけてお答えくださった長江さん。日本ラグビー界を大きく変えたと言われる、エディー・ジョーンズ監督からは「自分で身長を低いと思っているかもしれないけど、俺は身長では選ばないよ。」(他にも深い言葉がたくさん!)の感動エピソード。

他にも、「僕は頭がいい選手ではないけれど、身体を張り続けられる。そこが監督が求めていたことだったんじゃないかな」といった、今だからこそ振り返られるお話も‥‥

Question3 長江さんから見たエディージョーンズ監督や、元ラグビー日本代表の廣瀬選手はどんな選手だったの?


「エディーさんは結果を出すために何が必要かを教えてくれたと思っています」「逆に、エディーさんだったから、廣瀬さんをキャプテンにしたのかなって思っています。」選手にハードワークをさせる、一般的にはそんなイメージのあるエディー監督でしたが、長江さんが受け取っていたメッセージは全くネガティブなものではなくて、エディー監督やスタッフ陣を心からリスペクトしたものでした…。

「試合に出られないキャプテン」とご本人でも言っていたという廣瀬選手。2019年の日本で開催されたラグビーワールドカップが大注目された陰にあったのは、廣瀬選手のキャプテンシーだったのだなぁと思わせて頂くエピソードをたくさんお聞かせいただきました(ToT) 勝つだけでなく、もっとラグビーが注目されるように。そんな想いを持つ廣瀬さんのリーダーシップ。同じ釜の飯を食べてこられたからこそ語れる貴重な裏話でした。

タカさんが廣瀬選手から聞いたという、「勝利以上の目的がなかったらああいう結果はでない」というエピソードにも、「勝つ」だけを目的としないタカさんや長江選手に共通する想いを感じました!

Question4 長江さんが今目指してる世界って?長江さんの目指すリーダーって?

長江さん

タカさんからの4つ目の質問に、少し考えながら、「一人で何かをするよりは、皆で何かを創る。そんなリーダーになりたい」と話してくださった長江さん。
1人で頑張る、背中を見せて引っ張るタイプではない、とおっしゃる長江さん。なんでもお一人でできそうなイメージだったので意外でした。HappyFirstCollegeが大切にしている想いに、リーダーであるからには、こうならねば!ではなくて、自分らしいリーダーシップを目指そう。という考えがあるのですが、「自分らしさ」や「自分の楽しい・好き」をよく理解されてらっしゃる長江さんだからこそ、そして、「チームワーク」を大切にされて来られた長江さんだからこそ、語れるリーダー像だと感じました!長江さんの周りに人がたくさん集まる理由も良く分かった気がします!


Question5 長江さんが、『WARRIORS』というチームを作った理由は?

キャプチャ

今、起業され、ご自身のチームも作られている長江選手。その裏にある思いとは…

「2015年のワールドカップの際、ケガで試合に出られず、その悔しさから無理をして更に大きなけがをしてしまったことがあるんです。そのケガが、ラグビー界を振り返るきっかけになりました。」

「日本の場合、ラグビーのプロ選手になるためには、大学で活躍しないといけない等、限られた門しかないんですよね。4年間でケガをしてしまったり、遅咲きだったりする選手は、そこでラグビーを辞めてしまうことも多いんです。ニュージーランドでは、地域にクラブチームがあって、高校を卒業した後、クラブチームに所属しながら大学に行き、州代表に選ばれるようなこともあるんです。日本にはどうしてないんだろうって。夢を追い続ける場所をつくりたいと思った、というのが一番大きな理由ですね。」と語る長江選手。

他にも、「運よく社会人ラグビーの選手になったとしても、引退後に輝く場がなく、ストレスを抱える選手もたくさん見てきました。引退後も自分の好きで得意なラグビーのを通して働け、輝ける場所があれば、ラグビー選手に憧れる子どもたちも増えるんじゃないかなって思うんです。

『スポーツ選手って身体が動くうちだけじゃん。』って思われがちなんですけど、引退後も輝ける選手が増えるといいなって思うんです。」
「SDGsで言う、『働きがい』と、経済を回すってことをやっていきたいと思っていて…』
他にも、子供向け、女性向け、あらゆる人の環境を整えたいと語る長江選手・・・・

『夢を語ると3時間は語れる』と語る長江さんの真剣な眼差しからは、ビジネスという枠を越えた熱い思いがヒシヒシと伝わってくるようでした。

課題がある時に、他の人や環境のせいにしない。
課題にぶつかった時に、見て見ぬふりをするのではなく、
やりすごすのでもなく、放っておくのでもなく…
「ないなら作っちゃおう」
そんな生き方を伝えてくれた長江選手。


ご参加頂いた皆さんの感想もとても温かく、本当に素敵な対談になりました。インタビュワーのタカさんからの一言ひとことも深く、HappyFirstな2人が織りなすスポーツの未来が楽しみになり、自分に何ができるだろうと考えさせてもらった貴重な対談でした☺

タカさん&長江さん

こちらの対談、録画で良いから見たい!という方もいらっしゃるかと、
Storesで「はっぴぃふぁーすと商店」を作ってみました。
アーカイブはこちらからどうぞ!

▶長江有祐選手対談アーカイブ👇
https://happyfirst.stores.jp

▶長江有祐選手のラグビーチーム「WARRIORS」の公式HP👇
http://kc-warriors.com/

▶石原孝尚監督の公式HP👇
https://happyfirst.co.jp/