ピッピ物語★過ぎた興奮は良くも悪くもストレス
こんにちは! 人と犬のhappylifeコーチ ドッグトレーナーの齊藤です。
前回はピッピがママに叱られ怖い体験をしてお留守番終了のお話でした。
今回は・・・過剰な興奮についてです!
それではピッピの物語です(^^)
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「ただいま!」さとる君が帰って来た。
「お帰りー!。」ママはいつもと変わらない様子で大きな声で返事をした。
ピッピは急いで玄関に出迎えた。
「ただいま・・・。」
さとるくんはピッピに構うことなく、リビングにズンズン進んでいった。
ピッピは落ち着いた様子で、さとる君の後をついて行った。
「おやつあるよ、食べるでしょ?」
おやつを食べ始めたさとる君がクリームを落として服が汚れてしまった。
ママがテッシュ箱をさとる君に渡そうと持った瞬間、ピッピはビクッとして鼻をなめてソファーの方へ逃げて行ってしまった。
「ピッピもう怒らないよ。反省してるのかな?」とママは笑顔で言った。
さとるくんはおやつを食べると自分の部屋に入っていった。
ピッピもさとる君の後を追いかけていった。
ゲームを始めたさとるくんの横で寝そべっていた。
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さとる君が帰って来た!わーい!さとるくん!うれしいな。挨拶してよ~。
そのまま行っちゃうの?ふーーん・・・。
!!ママがまたあれを持った!!怒られるのかな??怖い。。。
・・・・・・・怒られない?・・・よかった・・・
さとる君はあっちにいった。僕も行こう。
さとる君のそばにいよう♪
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あちゃ、ピッピはママがティッシュ箱を持った事で怖がっていますね。
ママとティッシュ箱のセットで怒られると学んでしまったようです( ;∀;)
さとる君といる方を選んでいます。
ママ!反省してるんじゃないですよ~。ママとの信頼関係は大丈夫でしょうか。
それから、お気づきですか?ママと、さとる君に対するピッピの興奮度の違いに。
前回、前々回からそうですがピッピはママの声掛けでとても興奮します。
高い声や早口は犬は興奮しやすくなります。テンションを上げてほしい時には有効ですが、興奮している子に高い声で話しかけると益々興奮していきます。
ママは帰って来た時、ただでさえ嬉しくて興奮しているピッピに、ずっと高い声で話しかけたり頭をなでたりする事で、ピッピはさらに興奮してしまっています。
これにより、”うれしょん”なんて事も起きちゃうんです。
それに比べてさとる君の塩対応。
もちろん、もう留守番という状況ではないので、さとる君が帰って来た時にはママの時よりも興奮度は下がっていると思いますが、ピッピは嬉しくて興奮はしています。
しかし、さとる君のノーリアクション対応でそれ以上興奮が増すことがないのです。この対応も留守番が上手になるコツでもあります。
興奮が落ち着いてから、話しかけて褒めてあげてください(*'▽')
留守番が終了した嬉しさにプラスして、興奮を助長させる行動によって興奮や飛びつき、吠えは大きくなって行きます。
人もそうですが感情の起伏が激しいと精神的に疲れますよね。
「やったーーー!」と大喜びした後に「えーーー!最悪」とすごい落ち込むなんてことをがしょっちゅうあったら精神的に参りますよね。
留守番してていい子にしてたね、といっぱい褒めてあげたいところですが、ぐっと我慢をして出かけるときも、帰って来た時も静かにリアクションを取らないようにしまてみて下さいね。
落ち着いた対応って結構大事(*´ω`*)