ヨークシャーデイルズ散歩
ヨークシャーデイルズは正式名称はYorkshire Dales National Park(ヨークシャーデイルズ国立公園)と言って、北ヨークシャーから湖水地方まで広がっている丘陵地帯である。広さは2,178㎢ で、東京都(2,187.42㎢ )より少し狭いくらいだ。
国立公園と行っても、村も点々とあるので人も住んでいる。
ヨークシャーの典型的な石積みの塀やら断崖絶壁やら起伏に富んでいて、狭い道をドライブするだけでも楽しい。
我が家はこのヨークシャーデイルズのすぐ下にあるので、ちょっと車で走ればヨークシャーデイルズに突入する。
昨日はとても良いお天気だったので、お弁当を作って犬の娘たちを連れてドライブに出掛けた。
目指すはKilnsey Parkという所で、小さな村に釣堀や動物たちが飼育されて、小さなカフェやお店がある。
まだカフェやお店に入るのは抵抗があるので、動物と戯れて、フットパスを歩くことにした。
釣堀ではニジマスが釣れる。この上の方に養殖場があった。
マウンテン・ゴートやブタさん達が飼育され、親子連れの見学者が結構居た。
放し飼いの鶏が沢山居て、自由に歩き回っていた。
可愛いモジャモジャの山羊さんがすぐに会いに来てくれた。
エピヌは他の犬に対してはあんまりフレンドリーでは無いが、他種の動物(人間も含め)にはフレンドリーである。
ここの動物たちは慣れていて、すぐに寄ってきた。
どこでもマイペースなエピヌ。。。
マウンテンゴート達もニワトリ達もほのぼのしていた。
この裏にはアルパカ用のフィールドがあるので、行ってみた。
すぐに寄ってきたフレンドーなアルパカさん。
そして、ここでも社交的なエピヌ。
エピヌは子供の頃から馬が大好きで、ファームステイした時は馬たちが寄ってきて、一緒に並走しているのを見て、凄いなと思った。
ジャックラッセルは元々は狩猟犬なので、馬との絆が深いと聞いてはいたが、やはり本能的に馬が好きなようだ。
アルパカさんは馬では無いが、エピヌの姿を見た途端寄ってきた。
エピヌも全く恐ることもなく、遊びたくて仕方がない。
ここのアルパカさん達は人馴れしているのかと思ったが、後ろから他の人達や子供達が来たら逃げてしまった。そして、エピヌが去っていくのを目で追っていて可哀想になった。エピヌにだけ心を許していたようだ。
一方スーチーは他の犬も動物も苦手。人間も家族以外は怖くて仕方がない。
この子はレスキューファームから里子に貰ってきた保護犬で、どうやら以前に虐待を受けたらしい記憶があるので、怖がらせないように注意している。
ここでも子供がいる所ではずっと抱っこして怖がらせないようにした。
アルパカファームから戻って、山の方へ上がって行くことにした。
途中、ニジマスの養殖場で、大きなニジマスが育っていた。
山から戻って来てそろそろ帰ることに。
帰り道にBolton Abbeyという以前に訪れたFountains Abbey同様、ヘンリー8世の宗教改革によって破壊された修道院跡があるが、コロナ感染対策で予約制なので今回は立ち寄らずに、そこの反対端の方で川縁を歩きながらランチをすることにした。
川の中で釣りをしている人達が何人もいた。
青い空と白い雲、緑の草原に沢山の羊、どこに行っても羊、羊、たまに牛、たまに馬、野ウサギ、野ウサギ。。
午後3時過ぎの陽射しは強い。
犬達もオヤツタイム🎵
橋の袂にあった遺跡。
ヨークシャーデイルズの典型的な石積みの塀がどこまでも繋がっているのが見える。
遠くの丘ではヘザーの濃いピンクの花が咲いているのが見える。
帰り道、私は眠くなって来て、見るとエピヌもスーチーも疲れて眠っている。
ついウトウトしているとあっという間に自宅到着。
そんなに歩いたわけで無いのだが、開放感あふれる自然の中を歩いたせいで気分も開放され過ぎたのか、帰宅して晩御飯を出してすぐシャワーして寝てしまった。
気がつけば、12時間も爆睡していた。
スーチーも疲れていたらしく、一緒に爆睡していた。
今年の夏最後の楽しい休暇になった。