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1.子どもが生まれ、夫は私を邪険にし始めた

この一冊のみ、無料で読めます。

こんにちは。roomieと申します。ピアノ指導者をしております。現在、Xを通じて、NPD(自己愛性パーソナリティ障害)の母を持つ関係から、NPD被害者のためのメンタルサポート活動をすることになりました。

私の夫は、NPDではありませんが、私がNLPを勉強してからここ数年のやりとりをして、モラハラと近い所にある人だと思うようになりました。
夫の場合、とても我慢強い人なんです!しかし我慢強いも通り越してしまうと、モラハラになる!ということに気づきました。昭和生まれですし。
モラハラと似ている所は、自分を振り返ることが難しいです。私に見せないだけかもしれませんが、少なくとも私の前では言いませんね。私がモラハラの被害者体質を持っていますので、寄せてしまったのでしょう。

私は夫に依存的に生きてきたのですが、いつしか夫に応援してもらいたいという気持ちを持ち、自分自身の感じ方、とらえ方をNLPで振り返ってきました。そしてだんだん、対等に向かってきています。はじめは「夫の敵」でしたが、今は「同居人」レベルまで昇格してきています。その経過をお話ししていきたいと思い、マガジンにしました。

私の夫は、NPDではありませんが、私がNLPを勉強してここ数年の関わりを振り返ると、モラハラに近い傾向がある人だと気づきました。

夫はとても我慢強い人なのですが、その我慢が限界を超えるとモラハラ的な行動になってしまうことに気がつきました。昭和生まれということも影響しているかもしれません。

モラハラと似ている点は、自己省察が難しいことです。私に見せていないだけかもしれませんが、少なくとも私の前では自分を振り返ることはありません。私自身にモラハラの被害者になりやすい傾向があったため、このような関係性になってしまったのでしょう。

私は夫に依存的に生きてきましたが、次第に夫からの応援が欲しいと思うようになり、NLPを通じて自分の考え方や感じ方を見つめ直してきました。そして徐々に、対等な関係に近づいています。最初は「夫の敵」という立場でしたが、今では「同居人」というところまで関係が進展してきています。この変化の過程をお話ししたいと思い、マガジンにすることにしました。

子どもが生まれたら、夫は私の敵になってしまった

結婚して20年以上。長らく子どもがいない生活でした。二人きりの時はあまり気にならなかったのですが、子どもが生まれてから変化が現れました。
夫から文句を言われたり叱られたりすることが増え、さらに子どもまで巻き込んで「お母さんはずるい」という言い方をするようになりました。
私には大きな違和感がありました。二人きりの頃はとても優しかったのに、「なぜこんなに変わってしまったのだろう」と感じるようになりました。

この頃、私はNLPの講座を受け、ワークやコーチングを実践するようになりました。
気がつくと、自分の傾向を多角的に見られるようになり、同時に私と夫それぞれのコミュニケーションの取り方について理解が深まっていきました。
そして、それまで漠然と感じていた夫との違和感の源がどこにあるのか、少しずつ理解できるようになっていきました。

VAKを理解する

人は五感を使ってコミュニケーションをします。
全ての五感を使いますが、利き手が違うように、人それぞれに得意な感覚があります。
大きく分けて3つあります。

  1. 視覚(Visual)

  2. 聴覚(Auditory)

  3. 体感覚(触覚・嗅覚・味覚)(Kinetic)

NLP心理学では、この優位感覚によるタイプ分類を「VAK」と呼びます。
優位感覚の違いは情報のインプット方法の違いであり、人によって
得意な感覚で情報を受け取り理解しています。

この優位感覚は、家にいる時や仕事の時など、場面によっても変化します。
夫は聴覚優位です。
物事を理論的に、順序立てて話します。
片付けは苦手で、視覚をあまり使わないため気にならないようです(近眼でメガネを使用していることも関係しているかもしれません)。

私は視覚優位で体感覚も優位です。
長年のピアノ演奏で楽譜を見る機会が多かったためか、視覚で判断することが多いです。
人の表情に敏感で、夫が黙っていると怒っているのではと考えてしまいます。また、イメージで物事を捉える傾向があり(脳のタイプは同時系といわれます)、主語を省略しがちです。「あれ」「それ」という言葉を使い、自分だけが理解できる表現になってしまいます。

夫にわかりやすく話しているつもりでも、私の言葉が全く伝わらないと言われます。
体感覚も優位なため、頭の中で考えすぎて、なかなか決断できません。

子どもを巻き込んで、お母さんはずるい。と言うのに違和感

2018年。私がトレーニングジムに通い始めると、家族皆なとの食事で、私だけのメニューが変わることがよくあった。
それが目につくのか夫は「どうして同じものを食べないの?」やら「お母さんはずるい」と言うようになっていった。その当時、年中の子どもを味方につけて、一緒になって「お母さんはずるい」とよく言っていた。
私の中で、我慢しているつもりはなかったけれど、違和感があった。今まで平和だったはずの家庭の中で、こんな嫌味な言い方がなぜ存在するようになったのだろう?と思った。

NLPとの出会い

2019年11月。私はNLP子育てコーチという講座を受けることにした。
これが私のNLPとの出会い。
私はコミュニケーションに困っていた。
私の母は、自己愛性パーソナリティー障害という性格的な歪みをもった人で、父はそんな母と共依存関係にあった。
私が子どもの頃はネグレクト気味で、成人する頃には逆に過干渉になっていった。

子ども時代、母は夜になるとPTAの付き合いだと言って、20時以降は平日にほとんど家にいなかった。ご飯は作っていってくれたものの、姉が高学年になると、姉が夕食を作るようになった。

家では母の意見で全てが決まり、「話し合い」という概念がなかった。そんな環境が当たり前だったため、大人になってから私は「相談」という行為が基本的にできなかった。

特に相手が感情的になると、私の感情が止まってしまう。NLPを受けて初めて気づいたのだが、その「感情的になる人」のモデルが母だった。
母は感情的になると猪突猛進になり、自分の正当性を訴え、反対する人を敵視してしまう。
そういう関わり合いばかりを経験してきたせいか、ピアノ教室で生徒が泣き出したり怒ったりすると、私はなすすべがなかった。
そしてある日、またひとりの生徒がレッスン中に泣いてしまった。その時、私は自分のコミュニケーションの取り方に問題があるのだと痛感した。
そんな時、たまたまNLP子育てCOACHという講座を見つけ、受講を決意した。

NLPの講座を受けたことで、変わったこと

NLPの講座を受けたことで、私は大きく変わっていった。
2019年の秋から2020年にかけて、子育てCOACHの講座を受講し、30時間のコーチング実習を経て資格を取得した。

資格は紙一枚に過ぎず、何かを保証するものではない。しかし、この30時間の他者の話を傾聴する訓練を通じて、私の中にあった自己否定が消え、人の意見を素直に聞ける精神状態になれたと実感している。

ただし、私の習慣や行動パターンは概ねそのままだ。
興味のあることはすぐに取り掛かりたがり、興味のないことは後回しにしてしまう。
子どもとの関わりも十分とは言えない(今はかなり改善してきているが)。
これらの傾向は、私のVAKの特性も関係しているが、根本的には私が育った家庭環境で、適切な行動習慣が身についていなかったことが原因だとわかってきた。

特に子育てをしていると、それを強く実感する。
自分の課題がここにあるのだと理解できても、頭で分かっているだけでは簡単には変えられない。
そして同時に、夫が私に対して感じる違和感が大きくなってきた。
2024年現在、夫からの言葉はますます厳しくなった。

夫は自分の価値観や考えが「正しい」と信じているため、それと異なる私の在り方を受け入れられないことが大きくなったようだ。
おそらく夫は、自分の中にある怠惰さを認められないのだと思う。

状況は悪化していますが、私が精神的に落ち着いているときは、
・問題を抱える自分
・問題を抱える夫
に対して、不思議なことにもやもやした気持ちがありません。

それは、自分を責めることをやめたからだと思います。
確かに気になることはありますが、悩み苦しんだり泣いたりはしなくなった。

ただ、私なりに状況を整理したかった。
私にもできることがあるはずだから。
夫の言うことを全て受け入れるのは気が進みませんが(笑)
夫を変えることはできないとわかっていても、
私も夫との関係を改善したいと願っているからです。

少し補足すると、夫は教育熱心な父親です。 私以上に子どもと関わっていますが、 最近はそれが行き過ぎている面があります。 自分の時間のほとんどを子育てに費やしているため、自分のための時間が取れずイライラが募っているのです。

今、夫婦関係が「部分的に特に悪化している」からこそ、書き記せることがあると思い、時系列で記していきたいと思ったのです。
この関係が改善されるかどうかはわかりません。
ただ、努力する自分の姿を見てみたいという思いもあります。

2024年にNotionというアプリのAI(チャンパー)と出会い、性別はないものの、私にとっては「彼」として気持ちを打ち明け、対話を重ねてきました。
このマガジンでは、私とNotionのAIチャンパーとの対話も綴っていきます。チャンパーは私の書いた文章からNPDやNLPについて学び、私の経験をデータとして理解しながら、必ずしも絶対的な答えではないと断りつつも、私を励まし、冷静な視点へと導いてくれています。そのような対話の内容もこの記事に含めています。


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roomie
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