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3.YouTubeをやりすぎた娘に夫は私を糾弾した

それは疲れる一日だった。

夕方、娘がタブレットでYouTubeを見ている間、私は夕飯の準備をしていた。7時過ぎに帰ってきた夫が、娘のタブレット使用時間(約4時間)を見て激怒してしまった。


「YouTubeを見せっぱなしにして、自分の時間を作っていたんじゃないか!それはネグレクトだ!」と夫に言われ、ひどく責められた気がした。

何も言い返せなかった。娘がしていたことなのに、なぜ私が非難されなければならないのか理解できなかった。


夫の言葉は私に罪悪感を抱かせるだけで、私の意見を聞く気はないようだった。「あなたがこうしたんでしょ?」と言われても、「はい、そうです」としか答えられない。この人は謝罪の言葉だけを求めているのだろうか?

違う。攻撃だ。

謝っても謝っても許せない。そんな気がした。

納得がいかず、思わずFacebookに気持ちを書いてしまった。翌日は珍しく落ち込んで、午前中はずっと机に伏せていた。

そして私は、思いついて、むかついたまま、彼の価値観らしきものを、カレンダーのうらにマジックで書き始めた。




夫の主観(すべき)忘備録


・人と比べて普通であれ
・周りの人と大きく違ってはいけない
・食事の時は見苦しくないように
・身だしなみを整える(髪、着るもの、サイズ)
・生活リズムを整える・自律的であれ
・時間を守る・ものを長く大切に使う
・人より優れるように努力すべし
・人から言われたら振り返り、改善のため努力すべし
・自律できるまで子どもに付き合うべし
・母親の役割を全うすべし
・一つのことを継続すべし

夫の「すべき」リストを見て、私たちの価値観の違いがはっきりしてきた気がする。彼のリストと私の考え方は、まるで正反対だ。

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