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5.家族内でのコミュニケーションと認識のズレ

子どもにも敬意を払ってほしい

夫は子ども達の延期された運動会のために会社を休むと言っていたので、子ども達が登校した後、私は夫に昨日のことについて話しかけた。

「昨日の〇くんへの対応だけど…あんなふうに怒鳴って言うのはやめてほしい」と私が切り出すと、夫は「怒鳴ってないよ」と否定した。

私は「あれはかなり大きな声で、怒鳴っていたと思う」と伝えたが、夫は「お母さんだって怒ってたじゃない?」と反論してきた。

私は心の中で(私のこと持ち出すのは関係ない…)と思いつつ、「でも私は怒鳴ってはいないよ」と答えた。そして、「大きな声を出して子どもを従わせるのは避けてほしい。〇くんはお父さんがテレビを見ていたから、一緒に見たかっただけだと思う」と説明した。


夫は「テレビは消したけどね。それは全部俺のせいだと…」と言った。

過去に私が彼を責めたことを引き合いに出した。私はそれを否定し、

「そうは言っていない。怒鳴る以外の方法があるんじゃないかな?〇くんはすごく泣いて怒っていた。いつもお父さんと仲良くしているのに、これでは台無しになってしまう。信頼関係が壊れかねない」と懸念を伝えた。

夫はNLP(神経言語プログラミング)を知らず、子どもへの効果的な接し方を学ぼうとしない。頑固な面があり、新しい考え方を受け入れるのが難しいようだ。

しかし、良い面もある。子ども達との関わり方を、彼らの個性を理解した上で築いている点だ。ただ、時として彼の関わり方は行き過ぎることがある。悔しさを感じると、わざわざ嫌味を言いに来るような面がある。


これは自己愛性パーソナリティ障害(NPD)に似た特徴かもしれない。夫にとって人との関わりは重要なアイデンティティの一部であり、無視することができない。これは時に厄介な状況を生み出している。

自分が我慢強いから、子どもにこのぐらい言ってもいいだろう?などと思うのかなと。

夫の無意識の要求

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