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七十二候の【桃始笑】に入ります。

「ももはじめてさく」と読みます。二十四節気「啓蟄」の次候で、七十二候の8番目です。3月15日まで。
桃が咲きかけるころ。花が咲くことを「笑う」「笑む」といいます。

思ひ出は
 幼き吾子の
  桃笑ふ

Momo hajimete saku 桃始笑 “First peach blossoms.” March 11-15

桃は古代中国や日本では、厄払いや魔除けに使われました。長寿をもたらすともいわれています。また、枝にそってたくさんの花をつけるので子孫繁栄の象徴として神聖視されてきました。

女の子の幸せとすこやかな成長を祈る「雛祭り」は「桃の節句」ともいいます。新暦では4月22日です。

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【修二会(しゅにえ)】が、いま東大寺の二月堂で行われています。

修二会は、練行衆(れんぎょうしゅう)と呼ばれる11人の僧侶が、二月堂の本尊・十一面観音の前で人々にかわって懺悔(ざんげ)し、天下太平や五穀豊穣(ほうじょう)を祈る法要です。大仏の開眼供養752年から絶えることなく続き、ことしで1272回目になります。

「お水取り」「お松明」という名で親しまれています。あすの12日にはひときわ大きな籠松明(かごたいまつ・大松明)が回廊を勢いよく走り抜けます。
深夜には、二月堂にある閼伽井屋(あかいや・若狭井)でお香水を汲んで十一面観音に供えます。15日が満行(まんぎょう)です。
この行事が終わると奈良に春が訪れるといわれています。そして、日本中
が本格的な春となります。

二月堂
 籠松明の
  火の粉あび
観音さまへ
 懺悔する 春

30年ほど前に参拝したことがあります。新品のマウンテンパーカーが火の粉で穴が開いて。後悔ではなく、お清めと受け取りました。

琵琶湖のほとりの草庵にて
時を生きる旅人
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#俳句 #短歌 #地球暦 #ローカル七十二候マラソン

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