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コロナ禍で購入したホームベーカリーをお蔵入りさせずに週1から2回の頻度で使い続けられているワケ ー超ズボラなわたしが考えた簡単アレンジレシピも紹介ー

コロナ禍でホームベーカリーを購入した方、多いのではないでしょうか? わたしも、そのひとりです。2020年の4月、人生で初めて経験した全国一斉の緊急事態宣言下において、近所のパン屋さんは休業。近くのコンビニやスーパーはやっていたけれど、それでも焼きたてパンが食べられない寂しさがありました。

そんな中、SNSなどで、おうちでパンを焼いている人たちが、焼きたてパンの写真をアップしているのを見て、「わたしもおうちでパンを焼きたい!」と思い、ネット通販でホームベーカリーを注文しました。

それからはや1年半・・・

我が家のホームベーカリーでは今でも、1週間に1回から2回位の頻度でパンが焼かれています。最近ではすっかり年季が入ったベテラン職人風の風情で我が家の台所に鎮座していらっしゃいます。

ところが、最近、わたしの知り合いの間で、コロナ禍でホームベーカリーを買ったのだけれど、すっかりお蔵入りさせている人が意外に多いことに気づきました。

うちの弟の家に行った時、わたしは自分で焼いたパンをお土産に持っていきました。ドライいちじくをいれた全粒粉のパンです。弟夫婦はおいしいと言って喜んで食べてくれたのですが、よく聞けば、どうやら彼らもホームベーカリーを所有しているとのこと。しかも、私が持っているよりもはるかに多機能な高級ホームベーカリー。それなのにほとんど使っていないと言っていました。

これはなんとも、もったいない!!!

と言うわけで、こんなずぼらなわたしでも、ホームベーカリーをお蔵入りさせないで使えている、その秘訣を共有したいと思いました。

ぜひとも、おうちのホームベーカリーさんをお蔵入りさせてしまっている方に、現役復帰のきっかけにしていただけたら嬉しいです。

うちのホームベーカリーがお蔵入りしなかった2つの理由

こんなふうにわたしは、今、「うちのホームベーカリーをお蔵入りさせていない!」などと自慢げに書いてはいるのですが、実を言うとこれまで数々の家電をお蔵入りさせてきた経験があります。

使うのがめんどくさくなって、ほとんど使わなかった家電第一位はなんと言っても美顔器、それからフードプロセッサーにジューサーに圧力調理器、それからデスク置き扇風機などなど、数々の家電をお蔵入りさせてきました。


そしてお蔵入りにされた家電たちは、我が家の収納を圧迫し、引っ越しの時に、脅威の場所取り攻撃で、わたしを苦しめるのです。もう、今度こそ断捨離やー! と思いながらも、買ったときの値段や使わなかった頻度など、コストパフォーマンスを考えると、とても捨てる気にはなれません。

そして、結局、また次の引っ越しの時にわたしを苦しめることになるのですよね・・・はあ。


では、なぜ、このホームベーカリーに関しては、お蔵入りさせずにすんでいるのでしょう。

いろいろ考えてみたんですが、理由は以下の2つではないかと思います!

ホームベーカリーがお蔵入りしなかった理由その1

ホームベーカリーをお蔵入りさせずに使い続けられている理由の1つは、おそらく、高額じゃなかったからです。

は? と思われるかもしれませんね(笑)

ホームベーカリーを買おうと思った時、わたしは、どのメーカーのどの機種にするか、本当にいろいろ検索しました。

一言でホームベーカリーといっても安いものから高いものまでたくさん種類があります。それにせっかく買うのだったらできれば長持ちするものがいいしいろんな機能が付いている物が欲しいと思うのが人情です。

例えば、手こねができるインバーター機能がついたものや、自動で具を入れてくれる機能がついたもの、さらにはご飯を材料にしてパンを焼ける機能に、もちつきや、ジャムやバター、発酵機能など、ホームベーカリーを調べれば調べるほど多種多様な機能が付いたホームベーカリーが存在していました。

最初はもちろん長年使うものだから良いものを買おうと、わたしも高級ホームベーカリーを見ていました。しかし購入しようと思った当時は、ホームベーカリーの需要が最も高まっていた時期で、注文してから発送されるまで短いものでも1ヶ月待ち、なかなか手に入れることができませんでした。それで、中古でもいいやと、メルカリで探しましたが、目当てのものは中古でもかなりの値段で出されていて、ときには新品よりも高い値段になっていました。

そこで私は方針を変えました。

どのみちわたしは初心者です。一番シンプルで安い新品を買って、使い倒してみて、さらなる高い品質のパンを作りたくなったら、高級なのに移ればいいやと思ったのです。

というのも、調べていくうちに、どうやら安いものが悪い、というわけではないことに気がついたからです。最終的にわたしはシロカのSB-111を購入しましたが、なんと、1万円もしませんでした。それでも、発酵機能もついているし、ジャムやバターも作れます。ネットの口コミで、コストパフォーマンスが抜群に良いとかなり評判がよかったのですが、1年半使い続けてきて、納得のコスパのよさです!

わが家でしかおこらない現象かもしれないのですが、不思議なもので、高級な食器を使っているとすぐに壊れてしまうのに、100円ショップで買った食器は十数年経っても全く壊れないんです。

もしかすると、高いものを使っていると、壊してはいけないと言う緊張からおかしな動きをしてしまうのかもしれません。

そんなわけで、高級なホームベーカリーを買わなかったということで、それを扱う時に、意気込むことなく、リラックスしていられたことで、日常遣いのアイテムとして定着しのた理由ではないかなと思っています。

というわけで、もし、すでに高級ホームベーカリーを購入されてしまっているとしたら、日常使いしやすいように、いつも目に付く場所に置いてやってください!大事に箱にしまったりしないで、家族の一員としてリラックスして迎えいれてやってください。

ホームベーカリーがお蔵入りしなかった理由その2

ホームベーカリーをお蔵入りしなかったもう1つの理由はレシピにしばられなかったことだと思います。

パン作りはめんどくさいです。ホームベーカリーは自動で全てやってくれるんですが、それでも様々な材料を、いちいち量って入れていくということが、やっぱりどうしてもめんどくさいですよね。

わたしは、最初のうちは、材料が全てミックスされているパンミックスを購入していました。パンミックスに水を入れるだけでスイッチを押して出来上がり!それだったらそこまでめんどくさくないと思ったからです。

しかしながら、最初はパンが焼けただけで、「わー! すごーい! うれしいー!」と大騒ぎしていたわたしも、次第に焼きたての食パンというだけでは、それほどのインパクトを感じなくなっていきます。

人間て、どんなものでも慣れてしまうものなのですね。いつも同じ味というのに、だんだん物足りなくなってきてしまいました。

そこから、わたしのアレンジレシピの旅がはじまりました。でも、材料を変えてしまうと本当にパンができるか不安でした。

まずは、くるみからトライしました。全粒粉のくるみが入ったパンが好きだったからです。最初は、量り間違えるのが怖くて、パンミックスを使いながら、具を入れてみる程度のアレンジでした。

しかし、うちのホームベーカリーには自動投入機能がありません。スイッチを入れてしばらくして、パンがこねられて、ピー、ピー、ピーと言う合図が鳴ってから具を入れなければなりません。

そんなのめんどくさーい!

それまで予約機能で夜中にパンを作ってもらっていたのに、具を入れるためだけに昼にパンを作らなければならなくなってしまいます。


というわけで私は最初は具入れブザーに合わせて具を入れましたが、もはや2回目からは、最初にパンミックスと一緒に入れてしまいました。それでも何の問題もなくパンが作れたので、それ以降、現在にいたるまで、最初から具もすべて入れて作っています。

そうこうするうちに全粒粉くるみパンを作ってみたくなりました。

わたしは意気込んで、ホームベーカリーの取扱説明書についていた全粒粉パンの材料を見ながら生協で注文しました。配達当日、いよいよパンを作ろうと準備をはじめたところ、そこでバターがないことに気づきました。すでに材料を投入しはじめていたわたしは、考えました。バターの代わりに別の油分でもいいんじゃないかと。

そこで、一か八かで、オリーブオイルを投入!

結果、まったくなんの遜色もない美味しいパンが出来上がったのでした。

それ以降、レシピ通りに作らなくても似たものを入れればパンができるということがわかって、わたしは、レシピにしばられずに気楽にパン作りにトライするようになりました。

スキムミルクがない時には、牛乳や豆乳、ヨーグルトを入れてみたり、フルーツを入れた時は甘味が足りないと感じることもあったので、お砂糖を増やしたり、はちみつを入れるなど、いろいろアレンジして楽しんでいます。

たまに、大失敗することもあるのですが、まあ、よほどのことがない限り、食べられないということはないので、毎回、いろいろチャレンジしています。

お気に入り簡単アレンジレシピ5選

いろいろ試した結果、これは美味しかったという組み合わせを5つ紹介します。基本的にわたしはが作るパンの大きさは1. 5斤作ります。ここで紹介するのは、シロカのホームベーカリーの付属の取り扱い説明書に掲載されているソフトパンのレシピをアレンジしたものです。

1.ヨーグルト+ブルーベリー(クランベリー)

メニュー:ソフトパン

これは、水の代わりに飲むヨーグルトを入れて、冷凍のブルーベリーを入れるものです。あんまりふくらまないので、ぎっしりつまった感じの重たいパンができあがります。基本の材料に、はちみつを50グラムぐらい足しています。この、水の代わりに飲むヨーグルトを入れるアレンジには、ドライフルーツはだいたい合います。さわやかな風味のパンになります。特にお気に入りはブルーベリーとクランベリーです。

2. りんご+シナモン メニュー:ソフトパン

ソフトパンの材料に、りんごをざくざく切ってぶっこんでみました。これは、水の代わりに、豆乳や牛乳でも、美味しかったです。

生協でオリエンタルのシナモンシュガーというのが売られていたので、パンに使えるかなと思って購入したのですが、これが大正解!

通常の砂糖の分量に加えて、シナモンシュガーを35gぐらい入れたぐらいがちょうどよかったです。お手持ちの砂糖とシナモンを入れてもいいと思います。

シナモンシュガー

3.さつまいも メニュー:ソフトパン

りんごで調子にのったので、さつまいもをぶっこんでみました。こまかく切って生のままいれてしまうと、ところどころ固いところが出てきてしまうので(それも悪くはないのですが)、事前にふかしたものを入れたほうがおいしいです。トロトロになるまでゆでたものを入れるとさつまいもの風味が出たパンになりますが、ゆで時間が短くて、輪切りにしたものをごんごんと入れたものは、粉とまざりきらずに、パンの中にさつまいもが入っているだけというものになります。これがまたパン生地部分とほくほくのさつまいも部分がマッチして美味しいです。

4. チーズ+はちみつ メニュー:ソフトパンor 早焼きパン

チーズとはちみつを投入しようと思ったきっかけは、近所にあるネパール料理屋さんのチーズはちみつナンが大好物だからです。分量は、ほんとうにてきとうで、パンの基本の材料にピザチーズとハチミツをとぼとぼとぼっと入れてみたところ、案の定大正解でした。

チーズを入れる場合は、ソフトパンメニューではなくて、早焼きメニューを使うのもおすすめです。早焼きメニューだと、チーズが溶け切らない状態でまぜられた状態で焼かれ、チーズが層になって、まるでチーズデニッシュチーズパンのような味わいになります。

5.塩昆布と白すりごま、オリーブオイル メニュー:フランスパン風

これは今朝作ったパンです。「フランスパン風」メニューの材料で、バターの代わりにオリーブオイルを使い、塩昆布と白すりごまを入れました。昨日のNHKの「朝イチ」で塩麹が素材の味を引き出すと紹介されていたので、塩麹も投入しました。

これが、驚きのうまみたっぷりのパンができあがり、今朝はわたしも夫もいつもより多く食べてしまいました!

まとめ

ホームベーカリーのアレンジレシピは、無限の可能性があります。甘味系も塩味系も、いろんなアレンジを楽しむことができます。塩昆布でわかったのは、ごはんに合うものは、大体いけるのではないかということです。コロナ禍をきっかけに購入したホームベーカリー、ぜひとも、日常使いのメンバーとして一緒にアレンジレシピを楽しんでいきませんか?









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