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2022.10.27サビアン蠍座4度の体感

10/27の太陽サビアンシンボル(日の出の瞬間が基準)
蠍座4度「火のともったろうそくを運ぶ若者」
A youth holding a lighted candle.
ルディア訳:A YOUTH CARRIES A LIGHTED CANDLE IN A DEVOTIONAL RITUAL.
ドデカテモリー:射手座
対向サビアン:牡牛座4度「虹にある金の壺」

サビはんカードは吉田結妃さんの作品です。

私が感じるイメージ
※あくまでも私がこのサビアンシンボルから感じるイメージです。解釈については参考図書に挙げた本やサイトをご覧下さい。

4度は、3度で共同体を創造したところから
普遍的なものにしていこうと試みる。

ルディア訳にA DEVOTIONAL RITUALとある。
これは単なるろうそくではなく
祈りの儀式の中で、若者が運んでいるろうそく。
その火はこの共同体の源でもあり
情熱の炎なのではないだろうか。
蠍座のサブルーラー、火星の使い方は
内で静かに燃やす情熱。
この炎のように、共同体の中で深く情緒も交わして
誓い合った炎を、若者が運んでいるイメージが浮かぶ。

3度で棟上げ式をして、わたしたちで協力して
困難を乗り越えていこうと、絆が深まった。
4度は、さらに深い秘密をも共有しようとする。
ろうそくを囲んで、親密な人と
さらに特別な関係を作ろうとする。

松村先生の愛蔵版サビアン占星術には
ルディアがこの度数は性的な意味を持つと説明している
と書いてある。
松村先生も、関係が男女の場合であれば、
自然な解釈だと思われます、と書いている。
蠍座の領域は、自分自身を喪失するリスクを超えた
深いつながりを求める、実行するので
性的なことも、当然入ってくると感じる。

ろうそくの儀式は
イニシエーション(通過儀礼)でもある。
Beginning of spiritual participation
とジョーンズは書いているが
このことを深く探求したいと願い
ろうそくの炎(自分の内なる情熱)を見つめる。
すると、持続的なインスピレーションが
見えない領域からもたらされるのが
「スピリチュアルな参加」
なのかもしれないと感じた。

蠍座の内にある、激しい情緒は
深めるほどに満たされていくのだが
なかなか安定しない分
蠍座自身も、感情をどう扱うか戸惑いもある。
ろうそくの炎をゆったり見つめ
その場の空気を分かち合いながら
深い領域を共有する幸せは
感情の安定、満たされる感覚なのだろう。

ドデカテモリーは射手座。
射手座の理想が、ろうそくの炎として
反映しているようにも感じる。
何か深いところまで掘り下げたい
自分を丸ごと打ち込みたい。
人であれ
物事であれ
そういう対象が見つかった喜び。
果たしてこの対象に
自分のすべてをさらけ出して大丈夫か?
不安もあるけど、思い切ってチャレンジしてみる。

対向サビアンは虹にある金の壺
虹のたもとの金の壺、という訳も。
牡牛座の物質的な豊かさ、美しさである
「金の壺」そこに、虹が出ている。
虹は天からの恩恵とか、天と地をつなげるもの。
よく「虹の橋」という表現があるように
あの世とか向こう側の世界との架け橋。
牡牛座は肉体(金の壺)を持ったから
地上に降りたけど、意識では
いつでも天とつながることができる。
蠍座の「炎」という精神性・情緒
牡牛座の「金の壺」という肉体・五感
正反対のものだけど、どちらも大事。
蠍座の炎は、肉体を持ってこの世にいるからこそ
感じられるが、心を天に開いてこそ
この炎を誰かと分かち合える。

蠍座4度は、誰かと身も心も
一体になるチャレンジを経て
深い喜びと満たされた感覚を得る。
それは「わたしたち」の炎に
しっかり意識を向けて
コミットしたから得られるもの。


参考図書(敬称略)
Marc Edmund Jones「The Sabian Symbols in Astrology」
Dane Rudhyar「Astrological Mandala」
松村潔「愛蔵版 サビアンシンボル」
松村潔「ディグリー占星術」
松村潔「未来事典」
石塚隆一「心理占星術のためのサビアンシンボル」
すたくろ「サビアンダイアリー」
その他、サビアンシンボルを掲載しているホームページ・ブログなど

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