2022.11.19サビアン蠍座27度の体感
11/19の太陽サビアンシンボル(日の出の瞬間が基準)
蠍座27度「行進している軍楽隊」
A military band on the march.
ルディア訳:A MILITARY BAND MARCHES NOISILY ON THROUGH THE CITY STREETS.
ドデカテモリー:乙女座
対向サビアン:牡牛座27度「ビーズを売るインディアンの女」
サビはんカードは吉田結妃さんの作品です。
私が感じるイメージ
※あくまでも私がこのサビアンシンボルから感じるイメージです。解釈については参考図書に挙げた本やサイトをご覧下さい。
26度からは次の射手座を意識しながら蠍座をやりきる。
前の26度では、家を手放してテントで自力で
生活してみることをチャレンジした。
27度では、自分の信念を音色にして
世界に打ち出してみようと試みる。
軍楽隊とは、軍隊の合図や士気高揚のための音楽隊。
軍事的に使えば、士気高揚や敵への威嚇となる。
しかし、今では国民に軍隊の存在を認知したり
災害地での慰問活動をしたりもあるそうだ。
蠍座の信念やゆるぎない情熱も
押し付けがましくなると、圧力になるが
音色として奏で、こういう考えを持ってやっています
と、相手に伝わりやすい形で
自分の熱い想いを伝えてみようとしているのだろう。
ジョーンズは
印象付ける、という言葉を使っている。
自分たちの生き方を体験してもらうために
音楽というツールで、見せる、知らしめている。
ルディアは
「noisily」と書いているので
とても騒々しい様子がイメージに浮かぶ。
にぎやかでいい、と感じる人もいるかもしれないが
うるさいと感じる人もいるかもしれない。
また、ルディアは「文化的価値の積極的な賛美」
とも書いていて、前の度数で社会への依存を手放して
自分でやってみようとした反動からか
押し付けがましく自分たちの考え方、信念を
聞いてもらおうとする。
自分が25度のX線で見抜いた真実を
まずは自分で体験の中でやってみようとしたのが26度
他の人たちに知らしめようとしているのが27度という印象。
愛蔵版サビアン占星術に
「水に打ち勝つ火を作らねばと焦るが
ここではまだ水が優勢で、この試みはなかなかうまくいかない」
とある。
やはり、水から火への跳躍は難しく
なおかつ、深く関わった他者との関係から
視野を社会全体に広げようとする、蠍から射手の移行は
一筋縄ではいかない。
ドデカテモリーは乙女座。
乙女座の観察が繊細に働き
実務的に人に役立つものとして
提供することで、相手の心を動かそうとする。
対向サビアンはビーズを売るインディアンの女
牡牛座の「私にとっての良いもの」
小さい頃から育ってきた部族のビーズアクセサリーを
陳列して売っている。
23度の宝石店では、もう少し普遍的な良いものだったのが
ここでは蠍座の押し付けがましさとも共通して
「私の部族の文化は素晴らしいのですよ」
と押し売りをする。
しかし、双子座観点から見ると、物珍しくはあるが
いろいろなものを知っている双子座の情報からすると
「その部族では良いものかもしれないが
万人には通じない」
このことを痛感するけれど
知らしめようと努力する、牡牛座と蠍座の27度。
蠍座27度は、自分が大事だと感じている信条を
他の人にも良いものだろうと
アピールして、押し付けがましいくらいに
発信して、伝えていく。
参考図書(敬称略)
Marc Edmund Jones「The Sabian Symbols in Astrology」
Dane Rudhyar「Astrological Mandala」
松村潔「愛蔵版 サビアンシンボル」
松村潔「ディグリー占星術」
松村潔「未来事典」
石塚隆一「心理占星術のためのサビアンシンボル」
すたくろ「サビアンダイアリー」
その他、サビアンシンボルを掲載しているホームページ・ブログなど