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2022.11.7サビアン蠍座15度の体感

11/7の太陽サビアンシンボル(日の出の瞬間が基準)
蠍座15度「5つの砂山のまわりで遊ぶ子どもたち」
Children playing around five mounds of sand.
ルディア訳も同じ
ドデカテモリー:牡羊座
対向サビアン:牡牛座15度「マフラーと粋なシルクハットを身につけた男」

サビはんカードは吉田結妃さんの作品です。

私が感じるイメージ
※あくまでも私がこのサビアンシンボルから感じるイメージです。解釈については参考図書に挙げた本やサイトをご覧下さい。

14度で新しいものを創造して
この15度では、蠍座のピークに達する。

蠍座はここまで
一蓮托生の共同体を作ること
その共同体に深く関わり、一体感を味わうこと
そのために邪魔している、受け継がれているしがらみを
断ち切ろうとする努力など
積み重ねてきた。

この15度では、子どもが作っている「山」ではあるが
山とは頂点なので、今まで築いてきた人脈の山の
頂点に立とうとする。

子どもたちは協力しあって
5つもの山を築いた。
1人ではできないことも
力を合わせれば、できるようになる。

しかし、高いレベルの意識に開いて
目覚めているのだが
まだ子どものように未熟な状態。
ジョーンズが
「Bondage to sense-patterns.」
感覚パターンへの束縛と書いているが
人間であるがゆえに、本能に縛られるところは
まだ抜け出せない。
子どもの素朴さで、より高いレベルの共同体を
作り出そうと一生懸命、努力しているが
砂で作った山なので、すぐに壊れてしまう。

「The world of the five senses」
とも書いてあり、五つの山=五感 のことなのかもしれない。
しかし、蠍座の場合は対向の牡牛座とは違い
五感を超えた何かでのつながりを、人や対象物に求めている。

ルディアは
「to the higher level of human evolution」
と書いている。
人としての、高いレベルの進化・発展のためであり
これは初期段階だから、まだ子どもなのだろう。
ルディアは「Cliptic symbol」とも言っていて
このサビアンシンボルは謎めいたものなのである。
ジョーンズが「素朴」と言っているのに対し
ルディアは「未来志向の成長」と言っている。

第3グループ(11~15度)は
行動実験をしていく段階。
蠍座は、対象に深く入り込む力を
どこまで広げていけるか
第3グループであれこれ試してみた。
この15度でピークに達したのは
「素朴な、第六感的つながりを感じられる
閉鎖的ではない(砂山を作る)集団で
いろんな人と深くつながれるように
自分自身を未来志向の成長に持っていこうと
努力しているのではないか。

愛蔵版サビアン占星術によれば
「個人は砂の一粒に過ぎなくても、それが集積した山は
巨大な怪獣のように強大な権力や財力を
持つことになります。
それは、個人では決して到達できない、大きな成果を
作り出すこともできます。」
とある。
さらに、これは開かれた脳と脳のつながりであり
水瓶座に通じるものだと。

ただ、水瓶座的な出入り自由で風通しのよいつながりは
蠍座の一体感とは質が違うので
矛盾があり、まだ子どもの実験の段階に留まる。
次の第4グループで、対極の牡牛座を取り入れて
一旦、蠍座の「一体感」が弱まってからでないと
深くつながりながらも自由な状態にはならない。
未来志向に意識が開き始めてはいるが
やはり、組織や集団からはまだ離れられない。

ドデカテモリーは牡羊座。
「素朴」というジョーンズのキーワードは
この牡羊座からイメージできる。
砂山あそびをしている子どもは
楽しくてやっている。
ただの砂からすごいものを作ろうとしている。

対向サビアンはマフラーと粋なシルクハットを身につけた男
厳しい寒さからマフラーとシルクハットで自分を守り
お洒落に振る舞おうとしているように感じる。
「粋な」とあるから、大きなプレッシャーがあったとしても
センスの良さを発揮して、何とか乗り切ろうとしている。
このシンボルはビジネスマンに関連するようで
牡牛座の実業での成功、
その時に直面する厳しい状態(冬の寒さ=マフラー)を
どうにかして粋に乗り切ろうとしているのではないか。
牡牛座の物質的な欲がピークに達する度数なので
あれもこれも欲しい、と思っていて
自分の欲望が原因であっても
自覚して、無理難題に挑戦するのだろう。
このエネルギーも取り入れて
蠍座15度は新しい意識の集団を作る挑戦をする。

蠍座15度は、素朴で精神的な成長が望める
人との一体感を、どうやったら得られるのか
いろんな人とやってみる。
1人では達成できないことを
みんなでやることで、成し遂げようとする。


参考図書(敬称略)
Marc Edmund Jones「The Sabian Symbols in Astrology」
Dane Rudhyar「Astrological Mandala」
松村潔「愛蔵版 サビアンシンボル」
松村潔「ディグリー占星術」
松村潔「未来事典」
石塚隆一「心理占星術のためのサビアンシンボル」
すたくろ「サビアンダイアリー」
その他、サビアンシンボルを掲載しているホームページ・ブログなど

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