2022.11.5サビアン蠍座13度の体感
11/5の太陽サビアンシンボル(日の出の瞬間が基準)
蠍座13度「実験をしている発明家」
An inventor experimenting.
ルディア訳:AN INVENTOR PERFORMS A LABORATORY EXPERIMENT.
ドデカテモリー:魚座/牡羊座
対向サビアン:牡牛座13度「荷物を運ぶ男」
サビはんカードは吉田結妃さんの作品です。
私が感じるイメージ
※あくまでも私がこのサビアンシンボルから感じるイメージです。解釈については参考図書に挙げた本やサイトをご覧下さい。
12度で少し見栄を張ることで強力な人脈を得たので
13度では突出した性質として
人脈を使って、想像もしなかったようなことをやってみようとする。
実験とは、あれこれ試してみること。
舞踏会で出会った人同士を結び付けて
今までの自分はやっていなかったことに
挑戦し、変容する。
蠍座自身が含まれた「私たち」ではあるが
今までの2者間の濃い関係に留まらず
人と人とをつなぎ、変容させる
「対人関係の魔術」を蠍座は使えるカリスマになる。
蠍座はここまでの間に
洞察力をさらに強化してきた。
科学の実験でも、これとこれを混ぜたら…
というのは、洞察力がないと
自分が死ぬ危険性もある。
野生の勘、洞察も使いつつ
人の持つ潜在能力を深掘りして
適切な人とつなげることで、化学反応を起こさせる。
ジョーンズには
「Clever outwitting.」という表現があり
ドキッとする。
直観と分析で策略を練っていることが
「人を支配しようとしている」
ようにみえることもあるだろう。
実際、蠍座の場合は、人と人を化学反応で
深く結びつけることもできるが
コントロールしてしまう闇に陥ることもある。
精神的な自立あっての
化学反応の実験なのだ。
ルディアは、文明の根源にある達成への強い衝動
と書いている。
ルディアの詩文では、A LABORATORYと付け加えられているため
どこかにこもって、集中して
実験をし続けている雰囲気になる。
いわゆる科学者の実験であれば
ラボにこもるということになるが
蠍座のこのサビアンの場合は
人間関係の実験室だろう。
大事な人たち、深く関わった人たちを
どのように混ぜ合わせるか
人なだけに、意志もあって
拒絶されるかもしれない。
それでも、相手のポテンシャルを
最大限引き出せる自信もある。
「相手の才能を最大限、活用できる」
そういう自分をカリスマとして、打ち出す。
ドデカテモリーは魚座/牡羊座。
魚座のインスピレーションと
牡羊座の本能の両方が入っている。
ルディアの解説の「衝動」は牡羊座っぽい。
対向サビアンは荷物を運ぶ男。
前の12度で「あれもいいな、これもいいな」と
ウィンドウショッピングだけじゃなく
買っちゃったのだろう。
そうなると、お金の工面や、社会的利益のために
自分が動いていく必要性が出てくる。
ただ、価値あるものが自分の手に入ったという
実感を伴った所有欲は満たされる。
働くモチベーションにもなり
一生懸命、荷物を運ぶ。
一歩一歩、確実に自分の欲しいものを手に入れる。
蠍座は物質を手に入れることには心が動かないが
人と人とのつながりや、化学反応を起こしたくてしょうがない。
蠍座13度は、自分の人脈を組み合わせて
新しいものを生み出そうとする。
1+1=∞ のような、発展性を見出し
実行していく能力。
参考図書(敬称略)
Marc Edmund Jones「The Sabian Symbols in Astrology」
Dane Rudhyar「Astrological Mandala」
松村潔「愛蔵版 サビアンシンボル」
松村潔「ディグリー占星術」
松村潔「未来事典」
石塚隆一「心理占星術のためのサビアンシンボル」
すたくろ「サビアンダイアリー」
その他、サビアンシンボルを掲載しているホームページ・ブログなど