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2022.10.20サビアン天秤座27度の体感

10/20の太陽サビアンシンボル(日の出の瞬間が基準)
天秤座27度「頭上を飛んでいる飛行機」
An airplane hovering overhead.
ルディア訳:AN AIRPLANE SAILS, HIGH IN THE CLEAR SKY.
ドデカテモリー:獅子座
対向サビアン:牡羊座27度「想像の中で復活された失われた機会」

サビはんカードは吉田結妃さんの作品です。

私が感じるイメージ
※あくまでも私がこのサビアンシンボルから感じるイメージです。解釈については参考図書に挙げた本やサイトをご覧下さい。

27度は、26度で結晶を使ってみたところから
より俯瞰した視点を手に入れ
「わたしとあなた」
から脱却し、自分の個人的な考えからも
脱却を図ろうとする。
数字でいうと2+7=9
完成と手放し。27度が転換度数と呼ばれるのも
今までの積み重ねを極めた上で
自分の囚われにならないよう、手放す。

このサビアンに関しては
「飛行機」
をどう捉えるかがポイントのように感じる。

ジョーンズは「hovering overhead」
と言っているので
地上にいる人の頭上を飛んでいるイメージ。
ルディアは「SAILS, HIGH IN THE CLEAR SKY」なので
雲ひとつない澄んだ空を飛んでいるイメージ。

私の感覚では、ジョーンズの
「hovering overhead」
が思い浮かび、25度で結晶化してから
天秤座が徐々に高い視点を手に入れて
今まで、同じ地上で向き合っていた
「わたしとあなた」
から、人々の頭上を飛ぶ飛行機になったと感じる。

飛行機から見る風景は
地上にいる人ひとりひとりはよく見えない。
いろんな人がいる
どんな人とも、自分の軸を失わずに合わせられる
調和できるようになった天秤座は
ここで、「ひとりひとりを相手にすること」を手放す。

大きな視点で
全体の調和を見て
ああ、そうなっているんだな
と捉え、曇りのない目で
ジャッジすることなく
飛行機から眺める。

あ、そういうことがあるんだ
と地上の人たちも
飛行機を見上げるように、頭上を見る。

自分が高い視点の知性を使うことで
他の人たちの知性も引き上げる
きっかけを作る。

26度までの天秤座は
「わたしとあなた」
のような対極の2つを意識していた。

ここでは超越に至る。
極性を超えて
いろんな考え方、価値観を
全体の調和にしていこうとする。

個人の細かいところは
微細に取り上げないが
集団として捉えた時にも
ここまでの天秤座の経験で
乱暴にひとくくりにすることはない。

ここまで、目の前の人と
仲良くするためにあれこれ知恵を使って
自分軸を手に入れて、どんな人とも
調和できるようになった。
天秤座は、この度数で
「目の前の人」を卒業して
天空から人々を見つめる視点に立つ。

ドデカテモリーは獅子座。
「俺は俺」
という自分の意志をしっかり打ち出す。
飛行機は、遙か上空を飛んでいても分かる
存在感がある。
この、全体性の視点を一旦持つことで
細事に振り回されずに、調和を生み出そうとチャレンジする。

対向サビアンは想像の中で復活された失われた機会
アイディアは無限大だが
実際に行動しなくては叶わないギフトがたくさんあった。
前の度数の26度で天からせっかくギフトをもらったけど
行動しようとしたけれど、時間は有限で難しかった。
そうして、忘れかけていたけれど
自分の想像の中で、実行する機会を復活する。

天秤座27度は
個人へのかかわりを超えて
全体性としての調和に意識を高め
結果、極性を超えた知性を使って
大きな視野を手に入れる。


参考図書(敬称略)
Marc Edmund Jones「The Sabian Symbols in Astrology」
Dane Rudhyar「Astrological Mandala」
松村潔「愛蔵版 サビアンシンボル」
松村潔「ディグリー占星術」
松村潔「未来事典」
石塚隆一「心理占星術のためのサビアンシンボル」
すたくろ「サビアンダイアリー」
その他、サビアンシンボルを掲載しているホームページ・ブログなど

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