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「民間人」による言論弾圧時代の戦い方その2-tor内の詳細設定
前回
今回はtor内の詳細設定とtorrcファイルの設定です。大した内容はありません。
まずは前回もお伝えしたセキュリティレベルの設定です。国家権力と戦う方は言語設定を英語にしておきましょう。
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次にtorrcの設定をします。torは入口、中継、出口の3つのサーバーを経由して目的のウェブサイトにアクセスすることで匿名化をしますがこの項目ではその経路を設定します。
インストール先フォルダをさらに深く掘り進み
「Tor Browser\Browser\TorBrowser\Data\Tor」
フォルダに行ってtorrcという名前のファイルを開きます。
拡張子がありませんが、winの場合で特にこだわりが無ければワードパッドで開いてください。
ExcludeExitNodes {jp},{us},{gb},{ca},{au},{nz},{dk},{fr},{nl},{no},{de},{be},{it},{es},{il},{sg},{kr},{se},{bg},{cz},{fi},{hu},{ie},{lv},{??}},{cn},{ru}
ExcludeNodes {jp},{us},{gb},{ca},{au},{nz},{dk},{fr},{nl},{no},{cn},{ru},{de},{be},{it},{es},{il},{sg},{kr},{se},127.0.0.1,{??}
StrictNodes 1
迂回する国を設定できます。
以上の記述を書き足してください。上書き保存してウインドウを閉じたらtorbrowserを起動します。注意点としてブリッジを使うことは難しいことを覚えておいてください。入口の国家指定もできますので気になる方は調べてみてください。
上の記述だとより多くの国を迂回しますが自分で国家権力と戦わない方は
{jp},{us},{gb},{ca},{au},{nz}
といった日本及びファイブアイズ(特に開示請求の容易な米国)を除外するだけでも十分だと思います。
torrcの設定を理解できたら匿名性は落ちますが入口ノードをスイスなどの安全ないくつかの国に絞ったり、出口ノードを韓国やフィリピンといった近隣国に設定することでより快適に使用することもできます。一般人なら加えてVPNの使用で十分すぎるセキュリティです。
参考
次回は
3:virtualboxの導入
今後書く記事の予定
1:torの導入
2:tor内の詳細設定とtorrcファイルの設定←イマココ
3:virtualboxの導入
4:ubuntu(Debian)の導入
5:whonixの導入前編
6:whonixの導入後編、日本語入力の設定
7:無料VPN(ProtonVPN)の導入