Scent of a woman (セント・オブ・ウーマン 夢の香り)
映画で人生の大事なことを教えてもらった映画です。こんなにも映画は心を動かしてくれると再確認させてくれました。俳優アル・パチーノが初の主演男優賞を獲得した映画です。この作品はジョヴァンニ・アルピーノが書いた『Il buio e il miele』(闇と蜂蜜)が原作となっています。
あらすじ
チャーリーは、ボストンにある教育の厳しい全寮制高校に奨学金で学んでいました。他の学生達は、ほとんどがお金持ちでしたが、チャーリーの家庭は貧しくクリスマスに帰省するためのお金を稼ぐために、感謝祭のお休みの間に盲目の退役軍人のフランクの世話をすることになりました。しかし、そのフランクは、口が悪く酒飲みで気難しい人物だったのです。お金を稼ぐために仕方なく引き受けることになります。休みに入る前に同級生が校長の新しい愛車にイタズラを仕掛けているのを目撃してしまいます。その後、校長に呼び出され、犯人の名前を教えた場合には、ハーバード大学に推薦を約束されるのでした。しかし、チャーリーは口を破りませんでした。そこで校長は、休み明けまでにどうするか考えてくるように伝えました。そして、アルバイト初日にフランクに強引にニューヨークに連れて行かれることに……
この映画の見どころ
この映画の見どころは、やはりアル・パチーノの演技です。健常者が盲目の人を演技することは非常に難しいと言えるでしょう。しかも、演技中にはほとんどサングラスで目を隠しておらず、目線が全く動かない迫真の演技でした。映画を見ている途中で本当に盲目になってしまったのではと思い込んでしまうくらい演技が凄かったです。
真のジェントルマンとは
男性に対しては、かなりひどい態度をとっているフランクですが、女性に対してはとても優しくジェントルマンな対応をしていて、観ていて感心してしまうほどでした。また、フランクは鼻がよく効くため、女性が付けている香水の種類を当ててしまうシーンはかっこいいですね。
映画の中でも印象的な場面はニューヨークのレストランで出会った美女とタンゴを踊るシーンが素敵でしたね。
本当はもっと内容をお伝えしたいことがあるのですが、内容を伝えないで実際に観ていただいたより一層この映画を楽しめると思いお伝えをこの辺にしておきました。ぜひ、あなたも『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』をご覧になってください。タンゴのシーンや名言にきっと感動すると思います。
作品詳細
1992年製作/157分/PG12/アメリカ
原題:Scent of a Woman
監督:マーティン・ブレスト
製作:マーティン・ブレスト
総製作指揮:ロナルド・L・シュワリー
出演者
アル・パチーノ
クリス・オドネル
ジェームズ・レブホーン
ガブリエル・アンウォー
ガブリエル・アンウォー