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日々の人生を楽しむ☆ vol.20

「はぴきゃり」アドバイザー兼事務局担当のイシワタ サチコです。

身近な場所では桜が美しく咲いています。
年度の変わり目でもあるこの時期、出会いと別れの時期でもありますね。
今日はそんな「人との関わり」についてのコラムを書きます。

以前にも話題にしましたが、私は『7つの習慣』(著:スティーブン・R・コヴィー)という本が好きです。
この本の中でコヴィー博士は「相手からの信頼関係や安心感」を銀行口座に例え、「信頼口座」と呼んでいます。
ん?信頼の口座ってなに?と最初思いました。

銀行口座で「お金」を預け入れたり引き出したりするように、信頼口座では「信頼」を預け入れたり引き出したりします。
例えば、相手の話をちゃんと聞いて受け止める、一緒に楽しく過ごす時間がある、相手との約束を守る、などの行為は、相手の信頼口座に「信頼」を預け入れる行為です。
そうやって相手の中に「あなたと一緒にいて安心するわー」っていう信頼が貯まっていきます。
信頼を預けておくと、例えばこんな時どうでしょうか。

あなたが誰かと待ち合わせをしました。
なのに相手は5分遅れて待ち合わせ場所に来ました。

同じ会社のこんな3人とぞれぞれ待ち合わせしてたとしましょう。
 1人目:普段から遅刻ばっかりしている後輩
 2人目:嫌味ばかり言ってあなたの批判ばかりする先輩
 3人目:プライベートでも仲良くしている同僚

遅れてきたのが1人目なら、「ああ、またか」と思ってなんの感情もなくスルーするかもしれませんね。まぁ好印象の人とは言えないかも。
じゃあ2人目だったら、「いつも人の批判するくせに、自分も結局時間守れてないじゃん」とますます嫌いになりそうですね。
3人目、どんな人か分かっている仲の良い人なら「まぁ、遅刻する時もあるよね」ってにっこり笑って許すかもしれません。

遅刻した人はそれぞれ3人とも、口座から「信頼」が減ってしまっているはずです。
でも残高がたまっている人なら、まだマイナスにならずに済むんですよね。
とはいえ、ものすごく大きな裏切りや信頼感を損ねるような事をしてしまったら、一瞬にして口座が0かマイナスになってしまうのかもしれません。

人は他人と関わらず生きていくのはなかなか難しいです。
だからこそ、良い信頼関係の中で生きていきたいものだな、と私は感じています。

最後に、マンガ『ワンピース』ですごく印象に残ったセリフで締めたいと思います。
チョッパーに医術を教えたDr.ヒルルクの言葉です。

人は、いつ死ぬと思う…?
心臓を銃で撃ち抜かれた時……違う
不治の病に犯された時……違う
猛毒キノコのスープを飲んだ時…… 違う!!
人に 忘れられた時さ…!!!

生きる事は、誰かの心の中に自分がいるかどうかなのかもしれませんね。

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