日々の人生を楽しむ☆ vol.19
「はぴきゃり」アドバイザー兼事務局担当のイシワタ サチコです。
早いもので、もう2月も後半なのですね。
私の周りでは、にわかカーリングファンが増えました。笑
そういう私は、第6エンドくらいで他の事をやり始めてしまい、結局どういう展開になったのか分からないまま試合は終わっています。
駆け引きの苦手な直球人間なのかもしれません。
さて、本職であるキャリア相談では年が明けてから対応する件数が増えてきました。
これは昨年もそうだったのですが、新しい年になり「よし、動くぞ!」って思う人が多いのかもしれませんね。
そんなご相談の中の何件かは、今が本当に辛いんです、というお悩み相談もあります。
辛い内容は人それぞれですが、割と共通している点は「人と比べて自分が不幸だと思う」という思いだったりします。
「あんなに上手く行っている人がいるのに」
「あんなに恵まれている人がいるのに」
それに比べて、自分は…という「人との比較」です。
自分は自分、人は人で、生まれ育ちも環境も個性も違うのに誰かと比べてしまうんですね。
偉そうに書いていますが、私自身もそんな気持ちがフッと湧いてくる時があります。
ちょっと話が変わるのですが。
私は今、和歌山に住んでいて少しですが農業をやっています。
といってもまだ初心者で、ベテラン農家さんから様々なノウハウの話を聞くことがあります。
和歌山に来たばかりの頃、ミカン農家さんからこんな話を聞きました。
「ミカンはね、実ができて成熟していく頃になったら、敢えて水やりは控えるんよ。
土が乾いてるくらいでいい。ちょっと酷な環境にしてやることで、実の中の水分が濃厚になって甘くなるんだよ」
また、最近は農家さんと一緒に原木シイタケを育てることになり、こちらも栽培に関する面白い話を聞きました。
「キノコが発生するかなーっていう時期の数週間前くらいになったら、原木の頭の部分をハンマーでコンコンコンっと叩いとくの。
そしたらね、叩かないでヌクヌクと育てた原木よりも、たくさんのシイタケが出てくるんよー。」
ちなみに科学的根拠はまだ示されていないそうです。
ミカンとシイタケの話で共通してるなと思ったこと。
何不自由なく恵まれた環境に置くより少し厳しい環境に置いた方が、結果的に質の良い実になったり沢山の芽を出したりする訳です。
もし「ものすごく恵まれてて羨ましいなー」と思う人をみて、自分の苦労を嘆きたくなったら、「大変な苦労や経験をしたことが中身の成熟に繋がっているんだ。この経験が出来なかった自分よりも、もっとたくさんの可能性が生まれたのかもしれない」
って思ったらいいのかも、なんて思いました。
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